2022年3月25日(金) 晴れ
きょう観た花
エイザンスミレ、ショウジョウバカマ、カタクリ、キクザキイチゲ、ツボスミレ
今週の月曜日、21日はかなり危ない目に遭いながらショウジョウバカマを観に行ったわけだが、ショウジョウバカマは規模は小さいながら他の場所にも生育していて、そこへは行くのも楽だ。
管理人が把握している場所は2箇所ある。
きょうはその2箇所のショウジョウバカマを観に行くことに加えてこの時期の古賀志山を彩るカタクリの咲き具合を観察する目的で出かけた。
メモ
・歩行距離:9.1キロ(GPSログをカシミール3Dで処理した値)
・所要時間:4時間43分(写真撮影と休憩を含む)
・累積標高:900メートル(アップダウンのうち、上昇分の累積)
21日は別の登山口を利用したため見逃した赤川ダムと古賀志山。
湖岸は桜の樹が並び、開花したときのここからの眺めが素晴らしい。
古賀志山の登山口へ行くには多くの登山者はこの道と並行した林道(細野林道/芝山林道かは不明)を行くが、ここからの古賀志山の眺めもまた素晴らしく、管理人のお気に入りである。
左に見えるダランと垂れ下がっている枝はシダレザクラ。
21日に観たショウジョウバカマに比べてここのは色がなんとなく薄く、パッとしない。
標高や日照の有無、土壌が含む水分などで違ってくるようだ。
次は咲いたばかりのカタクリ。
きょうはこれからカタクリ廻りをおこなうがこの場所は日陰とそうでない部分にハッキリ分かれていて、陽が当たる面積の方が少ない。
全体の3/4はまだ蕾すら付いていない。
前の画像の場所を抜けて東稜に上がるとそこは四差路になっているので横断し、2箇所目の群生地へ。先行のグループより先に行かせてもらうことにした。
ここも咲き始まったばかりで全体的に花の数は少なかった。
標高の低い場所でまだ咲き始まったばかりなので、きょうこれから訪れる標高が高い群生地のカタクリはまだ咲いていないかもしれない。
カタクリの群落の一角に20株ほどのショウジョウバカマが生育している。
先ほどのとは違ってここのは色が濃く、ショウジョウバカマらしさを醸し出していた。
さて、3箇所目の群生地へ。
東西に流れる沢に沿って上がって行き、途中で南西への道を入るとあるのである。
が、ここも面積の多くが日陰地となっていて、蕾はおろかまだ蕾さえつけていない株が多い。
目を斜面の上に向けると日当たりのいい場所だけ、カタクリが咲いていた。
斜面を上がってくると四差路と出合う。
左右へも上への道も歩いたことがあるが、さてきょうはどっちへ進むべきかを悩んだ。
左へ行くと初めに見たカタクリ群生地へ戻るし右へ行くと北コースへ行く。
斜面を上がると東稜コースと交わり岩場を登らなければならないので面倒を感じる。
左へ行っては止めておこうと思い、右へ行っては北コースはつまらないなと思い、斜面を上がったら岩場はイヤだなと思い、しばらく逡巡した挙げ句、結局、右へと歩き始めた。
北コースと交わったら富士見峠を経て古賀志山へ行こう。
四本桜のクランク地点。
なんの理由もないが、とりあえずここは斜面を上がっておこう。
そこは再び四差路になっているはずだ。
記憶に間違いはなかった。
前の画像の場所を上がって行くと四差路と出合ったので右へ行き、きょう4箇所目のカタクリ群生地を歩いた。
ここは訪れる人もなく昨年の落ち葉が堆積したまま踏跡は見られない。
カタクリは道(一応これでも)にも進出しそれらを避けながら歩く。
ここはこれまで見てきた3箇所のカタクリ群生地よりも標高が70メートル高いのと、片側が高い壁となって日差しを遮っているため開花が遅い。
見渡す限りほとんどが葉っぱだけの株であった。
管理人自身、このルートを歩くことなどカタクリが咲いている時期しかない。
なかなか覚えられないのが古賀志山のバリエーションルートだ。
GPSが手離せない。
北コースが見えたところで別の道へとUターンし先ほどどっちへ行くか逡巡した四差路まで戻ることにした。
あと2箇所、5箇所目の東稜への道、6箇所目の東稜見晴台と富士見峠の中間にあるカタクリ群生地を見て帰ろうと考えたのである。
この岩の向こうが東稜コース。
この手前が5箇所目のカタクリ群生地。
東稜見晴台の上に出ると2箇所目のカタクリ群生地で出合ったご婦人3人組と再び出合った。きょう3回目の出合いだ。
100本以上ものバリエーションルートのある古賀志山では珍しいことではない。
ここに来るのに5本のルートがある。
出発点が同じでもそれぞれ別のルートを歩いているとそれらが交わったところでパッと出合い、そこから別々のルートを歩いているとある地点でまた出合う。
実に面白い山だ、古賀志山は。
東稜見晴台と古賀志山は5分ほどで行き来できるがきょうは古賀志山へは行かずに稜線の中間付近を北へ下り、きょう最後、6箇所目のカタクリ群生地を歩いてみることにした。
ただし、6箇所のうちここの標高が最も高いので咲いているカタクリを観るのは望めないであろう。
案の定、6箇所目の群生地のカタクリは見事に葉っぱだけで咲いているのは一輪もなく、足早に地図にある北コースへ出て帰ることにした。
下っていくと地元の人から広場といわれている場所に出る。
丸太のベンチがある。
水場を通過。
伏流水をパイプ管に引き込んでいる。
季節によって水量の変化が大きいがきょうは勢いよく吹きだしていた。
短い時間だったが6箇所のカタクリ群生地を廻り、これからの開花のタイミングをおおよそ計ることができた。
まだ2・3週間は楽しめるであろう。
少し遠回りになるが赤川ダムを左回りにブラブラと歩き、堰堤までやってきた。
読者におかれては管理人がどこをどう歩いたかなど見当がつかないことでしょう。
地図にないバリエーションルートを歩く割合が多いため、文中でそれを説明するのは甚だ難しく、管理人自身でさえGPSのログを地図に再現し、写真と見比べながら、情景を思い出しながら記事を書いている次第です。
読者にわかろうはずがありません。
読者にとっては意味不明な記事になっていることを悪しからずご了承ください。