緊張感たっぷりハードな(一部が)山行だった古峰原からの地蔵岳。

2023年9月25日(月) 晴後曇り

歳を重ねると過去の登山で観た景色や山の雰囲気がふと甦り、もう一度 ”あそこへ行ってみたい” と思うことがある。

会津の山に魅せられて夢中になっていた2016年から2019年の間、5日続けて山歩きをしたことがあった。
安達太良山、磐梯山、(移動日に五色沼)、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳だった。
疲れはしたが女峰山ほど大変な山ではなく、雄大な景色をゆっくり拝むことができ、とても充実した思い出深い山行となった。
噴火の荒々しさと美しさを目の当たりにする安達太良山と磐梯山、湿原と池塘が心を癒やしてくれる燧ヶ岳と会津駒ヶ岳は是非また登ってみたいと思う。
とはいえ、なかなか時間が取れず、計画段階のまま宙に浮いているわけだが、まとまった休みさえ取れたらいの一番に実行したい。
それまで日帰りで地元の山を楽しむことにしたい。

かつて管理人は日光市と鹿沼市との境界線上にある修験の道に興味を持ち、その跡を求めて歩いたことがある。
日光開山の祖といわれる勝道上人の時代から引き継がれてきた日光修験の道はあちこちに石の祠や石像を見ることができ、基礎だけになっているが修験小屋の跡もまだ残されている(詳しいことは池田正夫著「日光修験・三峰五禅頂の道」参照)

ルートを具体的に示せば、明智平や細尾峠を起点に、薬師岳から東へ三ノ宿山への縦走路と、薬師岳から南へ地蔵岳へ向かう縦走路で、ここがかつては修験の道として使われていたのであろうことが今も残る祠や石像でわかる。
経を唱えながら早駆けする修験者の姿が目に浮かぶ。
縦走路はアップダウンはあるものの、日光の他の山のように大きな高低差はなく、歩きやすいという印象が残っている。

特に印象強いのが地蔵岳(1483m)で、背丈の低い笹の間の道をゆるゆると登って行くと小高い丘のような場所に出て、そこが山頂という実に拍子抜けするような登頂であった。
だが山頂は広くなだらかで、これが実に気持ちよかったのだ。

紅葉が終わって葉が落ちた木々の間からは地蔵岳と同じくらいの高さの山の連なりが見え、今自分は奥深い森に抱かれているのだとわかる。2千メートル峰の山頂から見下ろす眺めとはちょっと違うのである。
山頂のすぐ先に石像を収めた祠があって、それを前に読経する修験者がいまもいるようだ。

齢七十五になり、足腰が衰えたとは思わないが、汗水たらしながら急斜面を登って山頂に達する登山よりも、足下の花を観ながらまた、遠くの景色を眺めながらのんびり歩く登山の良さを再認識するようになった。
そんな折り、ふと思い浮かんだのが地蔵岳だった。

8年ぶりとなるがその地蔵岳に行ってみたくなった。
かつてのようにゆるゆるの登山を楽しみたい。
ただし、起点は8年前と異なり、鹿沼市北部に位置する古峰原高原(こぶがはらこうげん)の古峯神社(ふるみねじんじゃ)である。
古刹として知られる古峯神社前の車道を少し歩くと地蔵岳への登山口があるのは前から知っていた。
しかし、日光側からの登山と違って、登山口が複数あってどんなルート設定をすれば楽しめるのかがわからない。
下調べの必要があった。

メモ(地図アプリはGeographicaを使用した)
・歩行距離:14.9キロ(GPSログをカシミール3Dで処理した値)
・所要時間:6時間26分(写真撮影と休憩を含む)
・累積標高:1259メートル(アップダウンのうち、上昇分の累積)

2014年10月某日、細尾峠(日光側)を起点に往復したときの高低図。
薬師岳まで登ってしまえばあとはゆるゆるの縦走が楽しめた。
この記憶があったから今日の山行につながった。


今日歩くルートを決めるにあたって地理院地図で検討したことをまず書いておく。
日光側から地蔵岳に行くには細尾峠を登山口にする1本のルートしかないが、鹿沼側からだと6つの登山口があり、ルートは2本ある。
つまり、周回コースを設定できる。
図に示したA~Fが登山口で、AとBはすぐ先で交わりルート1で地蔵岳へ向かう。
C~Fはやや間があって行者岳で交わり、3のルートで地蔵岳へ向かっている。
なお、Aは古峯神社の敷地内にある日本庭園、古峰園内の管理用道路になっていて、扉が閉まっているため登山口としては使えない。
また、登山口Dは行者岳の手前で途切れているのでその先の予測がつかない。

したがって周回コースを歩こうとすると往路はBから歩き始めて(駐車場はその手前にある)ルート1で地蔵岳へ、復路は地蔵岳からルート3で行者岳まで降りたらC~F(上の理由でDは除く)のどちらかへ降りるというルート設定ができる(その逆コースも)。
登山口が多彩でなかなか楽しめそうだがあくまでも机上での話。
B~F、すべての登山口を試してみるのもおもしろそうだが、とりあえず今日は登山口を1ヶ所、下山口を1ヶ所、決めなくてはならない。

ところで、登山口と下山口を別にした場合、いつも頭を悩ますのが下山後、車を置いた場所まで戻らなければならないということだ。
日光の山のようにバス便があればそれは解消されるが、今日それは望めない。
だから、貧しい知恵を巡らせて工夫しなくてはならない。

今日で言えば登山口BからFは幸い1本の県道上にあるから、下山後は車道を歩いて車の置き場所に戻ることができる。
問題はその距離である。
下山した後、眺めがいいとは言えない車道あるいは林道をてくてく歩いて車の置き場へ戻るのは、せっかくいい思いをした登山の印象が薄れてしまうようで管理人はあまり好きではない。
周回コースの理想は山をぐるりと一周して登山口と同じ場所に戻ってくることである、と管理人のワガママが言っている。

ちなみに地理院地図をもとにカシミール3Dを使って下山後の車道歩きの距離を調べると、地図上でもっとも離れているBとFの間は5.4キロもある。
FからBへは下り坂なのだが、5.4キロのアスファルト道歩きは下り坂とはいえあまりにも長すぎる。
次に短いのはE、次がDと続いてもっとも距離が短いのがCからBへの1キロ。
登山口Bから駐車場へはさらに800メートル歩くから、下山口をFにすると駐車場まで6.2キロ歩き、下山口をCにすれば1.8キロ歩く。
この差4.4キロは大きい。
というわけでルートは決まった。
登山口Bから歩き始めてCに降りてくる周回ルートだ。

さて、どんな山行になるのやら、初めて歩くルートゆえ楽しみ半分、不安半分である。


古峯神社前を走る県道58号線脇に参拝者用の広大な駐車場(公称300台)がある。
古峯神社の御山に登るのだから参拝者でなくても駐めるのは差し支えないであろう。


駐車場を出て登山口に向かって歩いていると三枚石への登山口があった。
見上げるとものすごい傾斜になっていて、30度はありそうだ。
あとでわかったのだがここを舞台にして今月30日にトレイルランニングのレース(以下トレラン)が予定されていて、この斜面を上がって行くらしい。

山を駆け巡るトレランは今や全国各地でおこなわれるほど人気が高い。
数年前だとハイカーとの軋轢があったが、主催者も出場する選手もハイカーに十分、配慮したレースをおこなうようにしているためかニュースになるほどのトラブルは起きていないようだ。
ハイキングや登山としての知名度が高いとはいえないここ古峰原高原を舞台にトレランがおこなわれていることを管理人は知らなかった。


県道58号線を地蔵岳の登山口へ向かって進んでいく。
鹿沼駅からの県道は名前を変えながら古峯神社の前を通り日光市足尾まで続く山岳道路になっていて、この辺りは緩やかな上り傾斜になっている。


おっ、ここだ。
国有林の中を走る林道の入口が地蔵岳への登山口になっている。
看板によるとこの林道は「古峰原林道」という名称になっている。
入口は鉄道の遮断機のようなバーで閉じられていて一般車は入れない。
人は遮断機の端っこのすき間から入るようになっている。


林道を歩き始めてすぐ、除雪車でも格納できそうな大きな倉庫があった。
その前方に見える大きな山が地蔵岳だろうと推測した。


長い林道から変わって今は地理院地図上の登山道を歩いている、といいたいところだが、実際には斜面を削って造られた作業道と言った方が適切だ。


作業道はここで途切れ左の荒れた斜面を上がる、と赤リボンが示している。。


前の画像の斜面を上がると、斜面の崩落現場と出合った。
木の枝が堆積して登山道とはほど遠い荒れ様だ。
だが、ここにも赤リボンがついている。
ここしか通る場所がないからやむを得ずここにリボンを付けた、そのように見える。
この先、はたして登山道は現れるのだろうかと心配になった。


全体を見回すと右前方に地蔵岳を示す道標が見つかった(画像の赤丸)。
だが、そこへ行くのは崩落箇所を乗り越えなくてはならず不可能だ。


堆積した木の枝を乗り越えるとそこにも作業道があった。
作業道は分岐になっていて地蔵岳へはどちらに行けばいいのかわからない。
先ほど見た地蔵岳の道標はこの下方にあるため作業道を右へ下っていけば登山道に合流するのでは、と思い分岐を右へ行ったところ作業道は途切れ、先ほど見つけた地蔵岳と書かれた道標へ行くことはできなかった。
分岐まで戻り上に向かっている作業道を進んで行った。


作業道はなおも続く。
スマホの地図アプリで現在位置を確認すると、ここが紛れもなく登山道であることを示している。
本来もっと幅が狭い登山道だったのを、作業(おそらく木の伐採)のため重機で拡張したのだろう。
工事前の登山道を歩いてみたかったが、時遅し。


作業道はここで左から来る別の作業道と合流している。
はてどちらへ行ったらいいものやら、、、
思案していると作業道の路肩に赤い矢印が書かれた立て札があることに気がついた。
トレランの道順を示すものだ。
立て札は走ってくるランナーから見えるよう正面に設置するはずである。ということはランナーは左の作業道から走ってきて、この矢印を正面に見て右すなわち、カメラの方へ曲がるのである。
管理人はここを左へ曲がったのは言うまでもない。
トレランは今月30日に開催されるそうだ。
トレランが終われば立て札や白いリボンは取り外されるはずだから、そのあとこの作業道を歩こうとすると目印がなく、分岐や合流をどちらへ行ったいいのかわからなくなること必至。


また作業道の合流だ。
今度は左の路肩に立て札があったので管理人はここを右(赤土の方)へ曲がった。
この立て札がなかったらきっと道なりに左へ行っていたであろう。


左の林から流れ出ている沢と出合った。
きれいな流れだ。
沢は歩き始めてからいくつも見た。
日光と境界を接するが同じ山域なのに実に水の豊かな山だ。
持参した水の節約のために手にすくって飲んだ後、作業道を進んだ。
立木に赤リボンが結んであったし、トレランのコースであることを示す白リボンもあったので登山道はこの作業道で間違いないはずだ。


進んだ先の作業道は途切れていた。
途切れた作業道の奥を除くと沢が流れている。
登山道が作業道に変容したとしても、沢の中を歩かせるほど無謀な工事はしないはずだ。
さきほど立ち止まった沢まで戻ってみた。
沢が流れ出している林の中や斜面を見ると、斜面の始まりに先ほど管理人が見たのとは別の赤リボンを見つけた。
この斜面を上がって林の中へ入っていけということである。
作業道を敷設する前であればすんなりと入って行けたのであろうが、今はそう簡単ではないのだ。


釈然としない気持ちを打ち消すため沢の流れを見つめて気持ちを落ち着かせた。


長い作業道歩きだったがここでようやく山道らしくなった。


おやっ、トリカブトだね。
緩やかな傾斜の林の中は細い沢が流れていて、これまでの無機質な光景から一変し、心地よく歩ける。


傾斜が緩むと広い林間に変わった。
踏跡はあったりなかったりで判然としない。
あまり歩かれていないことが一目瞭然としている。
少し右に細い流れがある。


林の中を静かに流れる沢。
雰囲気からして沢というよりは里を流れる小川と表現するのが相応しい。


地図アプリで現在地を確認すると、この先が地蔵岳と行者岳とを結ぶ稜線の鞍部であることを示している。


見通しのいい広い林間。
深い林なのに圧迫感をまったく感じない。


稜線の鞍部と合流。
道標にはハガタテ平と書かれている。
左は下山する方向、目指す地蔵岳は右へ行く。
進路も退路も背の低い笹の間の道で気持ちよく歩けそうだ。


地蔵岳へ向かうなだらかな道。
この傾斜のまま山頂に行くのかな、そうであったら嬉しい。


なだらかなのは始めのうちだけでこの先、傾斜が厳しくなるのが地図でわかる。


なかなかのものですな、この傾斜。
ただし、道はジグザグについているので見た目ほどの傾斜を感じることはなかった。
この先、標高1430メートルで道は進路を北に変え、一気に山頂を目指す。


前方に石の祠が見える。
8年前に見たことのある祠である。
地蔵岳山頂はあの祠のすぐ先だ。


祠には木の札が納められ、今なお修行の対象になっていることがわかる。
祠は天保八年奉納の金剛堂だそうだ。


ルートは異なるが8年ぶりの地蔵岳登頂。
8年前はこの向こうから歩いて来たのだ。
背の低い笹原の中のなだらかなこの広い山頂はよく覚えている。

道の崩落に手こずったり、複雑に入り組んだ作業道に手間取ったりして、4時間くらい歩いたような感覚だったが、実際には歩き始めて2時間50分と、それほど長い時間ではなかった。
お手頃な登山、といって差し支えなさそうだ。
とはいえ、あの作業道はできれば遠慮したいものだ。
下山路に期待したい。
ちなみに途中で出合ったのは来たる30日のトレランに出場するランナーらしき男性1名だけ、登山者と出会うことはなかった。


三等三角点の脇にある石に腰を下ろし、オニギリ1ヶで昼食とした。
この時期、木々の葉はまだ青々していて展望は利かない。


20分近い休憩を取った後、下山を始めた。


アカヤシオとおぼしき5枚の葉。
そういえば細尾峠から地蔵岳への縦走路にはアカヤシオが多い。
山域全体に生育しているようだ。


ハガタテ平まで戻った。
ここから先は往路でなく、行者岳への縦走路を進んで行く。


地図でわかるとおり林は広く、開放感があって気持ちがいい。
日光の山には見られない光景である。
だが、踏跡はあったりなかったりと、とてもわかりづらい。


縦走路の最初のピーク、唐梨子山(1351m)。
なだらかな丘の上の、ピークらしくないピークといえる。


唐梨子山から5分経過したが広い林はまだ続いている。
踏跡はない。


今度は湿地帯。
相変わらず踏跡がないのでスマホ片手に進むべき方向を確認しながら進んで行く。


木漏れ日が心地よい。


目の前のピークは大岩山(1267m)。
下山路に3つある山の2つめ。


古い落ち葉で埋め尽くされた縦走路。
このような場所は踏跡がつきにくい。


修行僧らが開拓してくれたのであろう、実に気持ちのいい縦走路。
この修験道を経を唱えながら早駆けしていったであろう修行僧の姿が目に浮かぶ。


下山路最後の山、行者岳に着いた。
ここで当初のルート設定通り、南東に向かって下ることになるがその前に全体を観察した。
山頂からは南へ下る道がハッキリ見え、気持ちはどうしてもそっちへ行きたくなる。
が、行き着く先は登山口のEまたはFだ。
駐車場まで車道を6.2キロも歩く羽目になる。


管理人が目指す下山路は南東の方向、スマホに表示されている上部に向かっている道である。
山頂から見ると笹原で、目を凝らしても踏跡は見つからない。
だが、地理院地図に道が描かれているのだから忠実に辿っていけば登山口Cに着くはずである。
おそるおそる足を踏み出した。


うん、悪くないぞ。
見通しは利くしなだらかだし、踏跡はないが歩きやすい。


尾根が2つに分岐する場所に来た。
等高線の1150メートル付近である。
尾根は中央の太い木を中心に右(西南西)と左斜め(東南東)に延びている。
地理院地図に描かれたルートは右の尾根だ。
右の尾根は鞍部へ降りた後、進路を北に変え、さらにその先で北東へ向かっている。
地理院地図で左斜めの尾根の先を確かめると、1050メートル辺りで右の尾根のルートと交わると読める。
ショートカットができそうな尾根だ。
よしっ、ここは冒険になるが左斜めの尾根を降りてみよう。


すると、これまでとは様相が一変した。
30度はあろうかと思える急斜面に変わった。
手にしていたスマホをポケットにしまい、腰を落として姿勢を安定させた。
救いは地面が乾燥していることと、枯れ葉の堆積がないことだ。
立木につかまりながらへっぴり腰でおそるおそる下っていった。
ショートカット好きの管理人もこの傾斜には手を焼いた。
木の幹に赤ペイントの印がついているが、この尾根は地理院地図に描かれていないので登山道を示すものではないだろう。
林業用の印かもしれない。
信用してはいけない。


足下に沢が流れている場所まで降りてきた。
現在地を確認するとこの辺りは地理院地図の登山道になっている。
あとは地理院地図の登山道に忠実に下っていけば林道に出るはずである。


傾斜がやや緩み、沢幅が広くなってきた。
もうすぐ林道に出合いそうな予感がする。


苔むした岩がゴロゴロしている斜面をトラバースする。
これはこれで良い雰囲気である。


斜面のトラバースは続くが先ほどよりは歩きやすくなった。


おぉ、車道が見えた。
登山口Cから続く林道であろう。
これで一安心だ。


林道に降り立ち振り返ってみた。
この中に地理院地図の登山道があるとは思えないほど荒れている。
廃道になって久しいのかもわからない。


次回のために(おそらくそれはないだろうが)林道にかかる橋の名前を写真に撮っておいた。


登山口Cへ続く林道をてくてく歩く。


この山域は本当に水が豊かだ。
沢があちこちに流れている。


林道の終点、ここが登山口Cである。
振り返って看板を見ると「長沢林道」という名称が付けられている。
この遮断機が登山口であることはわかったが、はたして次回も同じルートで地蔵岳に登ってみるかと問われたら答に困る。


駐車場に向かう途中にある登山口B。
朝はここを入っていった。


無事に駐車場にたどり着くことができた。
300台駐まることができる駐車場は、朝は管理人の他に2台、今は管理人の車だけになっていた。


歩き始めるのが遅かったのでこんな時間になってしまったが、6時間半の山行はお手頃と言えよう。
往路のほとんどは面白みのない作業道歩きだったが、復路は広く歩きやすい縦走路で大いに楽しめた(ただし、行者岳まで)。
いずれ別の登山口から復路に使った登山道を歩いてみたいと思う。


行者岳から登山口Cへの下山はお勧めできるとは言い難い。
踏跡がないし急傾斜だし急斜面のトラバースありで、それなりの覚悟がなくては歩けない。
管理人が持っている「山と高原地図・2001年版」には最新の地理院地図と同様、登山道(ただし、破線)が描かれているが、2014年版では消えている。
同WEB版(2020年版)には紙地図2001年版と同じく破線として残っているのでこの辺の整合は昭文社で取れていないようだ。
紙の「山と高原地図・2014年版」が正しいとすれば、廃道久しいとみて消したのだろう。
そして行者岳から大天狗ノ大神を経て登山口Eへと赤線が引かれている。


各登山口紹介
冒頭で地蔵岳への登山口としてA~Fまであると書いた。
今日は登山口Bから歩き始めてCに下山したわけだが、念のため登山口をここに紹介しておく。

今日の山行で下山口とした長沢林道の登山口C
この先がどこへ向かうのかの標識はない(実際には行者岳へ向かっている)。
管理人は周回ルートにするため下山に使ったが、道は険しく不明瞭、危険箇所もあるから使わない方が無難かも。


焼山林道入口の登山口D
林道は行者岳のかなり手前で途切れていてその先がどうなっているのか見当がつかない。登山道には合流しないのかもしれない。


登山口E
C~Fでもっともわかりやすいのがここ。
標識があるくらいだから地蔵岳へ行くにはこの登山口がもっとも相応しいのかもわからない。
余計なお節介だが、「夕日岳」を示す標識は「地蔵岳」とした方がわかりやすい。あるいは地蔵岳と夕日岳を併記するとか。
なぜなら夕日岳は地蔵岳の次の山頂だから。
もしかするとこの縦走路でもっとも標高の高いのが夕日岳なのでそうしたのかもわからない。


「深山巴ノ宿」の向かいにある登山口F
古峯神社の駐車場からも地蔵岳からも、もっとも遠い場所にある登山口である。
行き先を示す標識はない。
途中で登山口Eからの道に交わるはずだが、その間の状況はわからない。

というわけで、次に再び地蔵岳へ行くとすれば、往復同じ登山道を歩くことになるが、緩やかなアップダウンが楽しめる登山口Eから地蔵岳を目指したい。

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