圧巻の迫力だった湯ノ湖のシャクナゲ(ガイドハイク)。

2023年5月9日(火) 晴

今日、管理人がガイドを務めた相手のNさんとは管理人がまだサラリーマンだったころからの付き合いなので、その期間は30年を超える。
硬いサラリーマンから宿泊業というまったくの未知の世界に飛び込もうとする管理人の背中を押してくれたのがNさんであり、その後の売上げに多大な貢献をしてくれたのもNさんで、いってみれば管理人の恩人といっても過言ではない。

そんなNさんに管理人がして上げられることといったら、Nさんの希望を最大限、叶えてあげることくらいしかない。
無類のアウトドア好きのNさんだが加齢に伴ってアウトドアへの指向も変化し、今では自然の中を散策したり、花を観賞するのがもっとも楽しいという。
であれば管理人がNさんの手となり足となってご案内しよう、というのが今回の企画だった。

ありきたりの楽しみ方であればバス便が発達した日光は最適だが、限られた時間を有効に使うにはマイカーが必須となる。
そして、あまり知られていないポイントをじっくりと見て回るにはそこを熟知したガイドが必要になる。
それを可能にするには管理人の力が必要であろう、微力ながらお手伝いしたい。

湯ノ湖を左回りに一周する場合の入口となる国民休暇村裏手からの男体山の眺め。
アズマシャクナゲはここから湖畔に沿って湯滝の落ち口まで続く。
湯ノ湖は周囲約3キロ。
普通に歩けば1時間と少しで一周できる。
だが、計算通りには行くまい。
なにしろNさん、花を目の前にすると一歩も動かなくなるのだから。


半日陰でなおかつ適度な水分を含んだ土壌を好むアズマシャクナゲは、湯ノ湖の環境が適しているのであろう、湯ノ湖西岸にたくさん生育している。


大柄な花をつけるアズマシャクナゲは色の差というのがあってこれなど標準的な色。
ハクサンシャクナゲかと思わせるくらい純白のもあったがそれも色の差というもの。
ハクサンシャクナゲはここにはない。


やや濃いめの花


湖畔側のアズマシャクナゲ。


蕾は一様に濃いピンクをしている。
しかし、咲くと真っ白だったり薄いピンクだったり、濃いピンクだったりして楽しませてくれる。


アズマシャクナゲは山側にも湖畔側にも咲いていて右を見たり左を見たりと、Nさんたちは忙しい。


この花数の多さには長年見てきた管理人も驚く。


いやぁ、実に見事だ!
圧巻といってもいいだろう。


花は枝先に咲く。
例年だと花芽が1/3、葉の芽が2/3くらいなのに今年はすべての枝先が蕾という凄さ。
小さな花芽はじっくり栄養を蓄えながら越冬し、5月になるとこうして蕾となって花を咲かせる。


スタート地点の湯ノ湖最西端を臨む。
白い花はオオカメノキ。


湯ノ湖に生息する魚を食い荒らす悪名高きカワウ。
魚は多いし天敵がいないので湯ノ湖はカワウにとって天国。


おっ、ヒメイチゲだ。


湖畔側のアズマシャクナゲはこのように水面の際に生育している。


西岸から東岸に変わると日当たりが良くなり、アズマシャクナゲは1本もない。


咲き始めたトウゴクミツバツツジ。
今週末には咲きそろう感じ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です