新雪30センチ。ラッセルに苦しんだ刈込湖ツアー(動画あり)

2022年2月19日(土) 曇り

2018年から続いた気候変動による雪不足から一転し、この冬は年末から積雪を増して実に5年ぶり、これが例年の日光の積雪量であることを示すほどスノーシューのフィールドに雪が積もった。

とはいうものの栃木県他、全国各地にまん延防止等重点措置が適用されていて、アウトドア愛好家にとって受難の冬と言っていいが、そもそも広いフィールドが新型コロナの感染源になるはずはなく、管理人は例年通り、お客さん相手にスノーシューツアーをおこなっていて、今日はこの冬4回目となった。

湯元の源泉から歩き始めてまず最初の見所、蓼ノ湖に着いた。
沢から流入している部分を除いて湖が結氷し、その上に分厚い雪が載っている。


道標が埋まりかけている小峠。
こんな光景を見るのは久しぶりだ。

ここまで団体と見られる複数人数の踏跡があった。
この雪は昨日降った新雪なので姿は見えないが団体は我々の前にいるのであろう。


ほぼ同じ時期の小峠(2020年2月22日)。


小峠の50メートル先で夏道と冬道とに分岐する。
団体は歩きやすい冬道を進んだようで夏道は真っさらの状態である。
こういう場合、多くの人は踏跡のある道が正しいと考えて、そちらを選ぶ。
しかしだね、こういう場合こそお客さんに楽しんでいただくための管理人の経験が生きるのである。
ここは踏跡のない夏道を選んだ。
それが疲労困憊の元になることも知らずにだ(笑)。


新雪が30センチほど積もった夏道を参加者であるHさんご夫妻に先行してもらう。
30センチの新雪となればスノーシューであってもラッセルは必至である。
おふたりとも日頃、運動習慣があるとのことなので頑張っていただき、管理人はラッセル後、踏跡が付いた道を楽して歩くことにした。


600メートルほどの平坦路をラッセルするとやがて刈込湖に向かって急降下する階段と出合う。
階段はたしか、12基あったと昔数えたことがあった。


最後の下り。
すぐ目の前が刈込湖である。


ここで朝の団体の踏跡と合流。
団体は湖畔を右回りに進んで隣の切込湖を目指していた。


今は無人となった刈込湖で遊ぶHさんご夫妻。
スノーダイブした奥さまが雪に埋もれている様子をパチリ。


曇りではありながら無風という、刈込湖にしては実に穏やかな天候の下、ランチを食べて帰路につくことにした。



朝、通過した蓼ノ湖まで降りれば間もなくゴールだ。
蓼ノ湖はこの位置から眺めるのが絵になる。