雪質サイコー! 初めてのスノーシューでお客さん大喜びの「金精の森」ツアー

2022年1月30日(日) 晴れ、風やや強い(マイナス5度)

今冬、ようやく4回目のツアーとなった。
新型コロナ(現在は感染力の強いオミクロン株)が猛威を振るう中、27日には栃木県にまん延防止等重点措置が出て、本来ならスノーシューツアーで賑わう季節なのに27日以後のツアーの予約はこの日の一件だけという低調さだ。
それでもいつ入るともしれない予約を想定して体力を維持しておく必要があるので努力を怠ることはできない。

体力で言えば今月は庵滝に刈込湖そして、一昨日は雲竜瀑のツアーをおこなっていて、特に疲れは感じなかったし筋肉痛にもなっていないので問題はないようだ。
やはり日頃、有酸素運動(トレッドミルでのランニング)と無酸素運動(マシンでの筋トレ)を習慣づけているのがいい効果を上げているのではないかと思っている。

昨年(2021年)はその前年9月に発症した帯状疱疹と神経痛という後遺症によって運動ができないままスノーシューツアーの季節を迎えたため体力への不安がついて回ったが、今年は再開したトレーニングの効果が出ているので大丈夫、不安はない(と、自分に言い聞かせることが大切)。

さてきょうは、お客さんのリクエストでコースを「金精の森」とした。
群馬県境に山頂を持つ金精山の麓から派生する大きな沢、金精沢を遡り、標高1800メートルに達する片道約3キロの林間コースで、管理人はここを2002年から使い始めた。
かつてはシーズン中、6~7割を「金精の森」コースが占めたというほど歩きやすく、管理人お気に入りのコースである。

最近こそ、もっとハードなコースをとのお客さんのリクエストで霧降高原丸山や刈込湖がツアーの中心になっているが、「金精の森」コースは息が切れるほどの厳しい斜面はなく、動物の足跡を探したり巨木を見上げたりといった自然観察しながらのんびり歩く楽しみが得られる、スノーシュー入門編とも言うべきいいコースなのである。
また、他のスノーシューコースよりも群馬県寄りなので雪深く、雪質がいいという大きなメリットが特徴である。

前述したように今はツアーの中心が他のコースに移ってしまって利用する機会が減ったが、管理人にとって愛着のあるコースであり、お客さんには是非とも楽しんでほしいと願っている。

☆☆
スノーシューツアーの詳細とお申し込み

メモ(GPSはiPhone7を使用した)
・歩行距離:5.6キロ(GPSログをカシミール3Dで処理した値)
・所要時間:3時間36分(写真撮影と休憩を含む)
・累積標高:347メートル(アップダウンのうち、上昇分の累積)

湯元温泉の市営駐車場に車を駐めて旅館の外れまで歩いたところが「金精の森」コースの入口。
ここでスノーシューを装着して歩き始める。


お客さんは東京在住のMさんご夫妻。
お見かけしたところ熱々の新婚さん?
緩やかな傾斜のまま標高1800メートルを目標にするのだが、飽きがこないよう、ルートに変化をつけて歩く。
構造上、スノーシューが苦手とする斜面のトラバースの練習。
フカフカの新雪がブレーキとなってトラバースでも安定して歩けた。


ややきつい傾斜を上がってもらった。


金精沢は始めのうち、金精道路と並行している。
道路はいくつかカーブしながら標高を上げていく。
ここは沢と道路が最初に交わるところ。


折り返し点となる標高1800メートルの手前、ここで傾斜が急になる。


急傾斜をクリアして間もなく折り返し点。


金精山(2244m)を正面に眺めるここが管理人のツアーの折り返し点となる。
気温はマイナス5度。
歩いている時は暖かく、立ち止まっていると寒く感じる気温である。
さて、ここでランチを楽しもう。


雪の上でのランチは長い時間かけることができない。
身体が芯から冷えるため15分で済ませて戻ることにした。
雪の上に倒れ込んで感触を楽しむ奥さま。


Mさんご夫妻はふかふかの新雪を堪能した様子。
次回は霧降高原丸山と目標が決まり帰路についた。