もふもふの新雪を蹴散らしながら凍った刈込湖へ(ガイドツアー)

2022年1月20日(木) 晴れ→雪の繰り返し(寒さ厳しい)
とき、1都12県へのまん延防止等重点措置が発令される前日。

新型コロナ・オミクロン株が猛威を振るう中、為すべき手立てのないまま国は1都12県へのまん延防止等重点措置の適用を決めた(栃木県は要請中)。
ターゲットは相も変わらず飲食店という、国の脳のなさを露呈するものである。

いくら飲食店を締め付けてもコロナが沈静化するわけではないことはこれまでの経緯からわかりきっているはずなのに、やはり何か悪者を作り上げないとやってる感がないのであろう、国は犯人作りに躍起になっているなというのが大方の国民が感じていることである。

ウイルスはそれ自体、生き残りをかけて変異してきた。
昨年秋から年末にかけての感染者激減はウイルスが活動を一時休止して次なる変異の準備に取りかかったと管理人は見た。
これまでの生き残り戦略ではダメだと判断したウイルスは、ヒトを重症化させる力は弱いもののとにかくこれまで以上に感染力の強いウイルスへと変異して感染者数を激増させる、そんな戦略で生まれたのがオミクロンなのではないだろうか。
ターゲットを子供にまで広げたのも生き残り戦略の一環であろう。

感染者数が増えるのはウイルスにとって生き残りに成功していることであり、この間に感染力はそのままより強力なウイルスへと変異すべくこの国の動向を睨みながら戦略を練っているはずだ。

オミクロンの次はどれほど進化した「株」が現れるのか、注目に値する。

国はウイルスの思考を読み、解析し、その戦略の裏をかく方法で望まない限りこの戦争に勝つことは出来ないであろう。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」・・孫子

以上、なんの根拠もない管理人の妄想でした。
ただし、「当たらずといえども遠からず」。

さて、1都12県へのまん延防止等重点措置の適用を明日21日に控え、かねてから予定しているスノーシューツアーを実施した。
ツアー参加者は東京在住者と埼玉在住者なので希望日が一日遅かったら開催できない状況にあり、その意味では幸運であった。

重点措置適用期間だから「開催できない」、とは管理人は考えていない。
参加者が重点措置適用エリアに住んでいるあるいは会社に勤めていて、国の施策を重んじて県をまたぐ移動が出来ないというのであれば開催しないが、参加者が日頃から感染対策を十分におこなっておりなおかつ健康体で、さらにはツアーに参加する強い意志があるのであれば緊急事態宣言中であれ重点措置中であれ管理人はツアーを開催する。

考えてもみよ!
自然という大空間の中にいて、ガイドと参加者の間に数メートルの距離があり、大声で話すわけではなく、身体が触れ合うわけではないツアーの形態で、果たしてコロナに感染するのかどうかを。

というわけでさっそく(でもなかった)ツアーの報告を。刈込湖コースの入口は この湯元源泉。
この地底から湧き出した源泉が湯元、遠くは中禅寺湖畔の旅館やホテルに供給されている。
ここでスノーシューを装着し急斜面を約10分歩くと金精道路の上に出て、そこが実質的な登山口となる。


刈込湖への登山道は地図にある夏道と、積雪期のみ歩ける冬道とに分岐するが通常は冬道を行く。
夏道は三ッ岳のすそ野をトラバースするように道があるが、積雪時は道が隠れて斜面と化し、とても危険。
冬道をアップダウンしながら進むとやがて蓼ノ湖(たでのうみ)と出合う。
グリーンシーズンは木々の葉で遮られて見えないことから幻の湖と呼ばれている。


蓼ノ湖の湖畔を時計方向に回り込み、小峠(ことうげ)に向かって歩くと始め緩やか、後に急傾斜になる。


休憩ポイントとなる小峠に到着。
道標は地面から1メートルほどの高さまで雪に埋まっていた。


小峠からほんの少し歩くと道標が見つかる(雪に埋もれていなければ)。
画像でわかるとおり道標の左に踏跡がついている。
しかし、道標が示す方向はこの踏跡ではなく右を示している。
このことから踏跡は積雪期のみ歩ける冬道で、道標が示す方が地図にある夏道であることがわかる。
一行は躊躇うことなく踏跡のない夏道を進んだ。
ガイドの重要な役割は、参加者の安全を担保すると同時に参加者に楽しみを得てもらうことである。
この場合で言えば踏跡ひとつない夏道を行き、もっふもっふの雪を蹴散らしながら刈込湖へと向かう、そんな体験を参加者に味わってほしい、それがガイドたる管理人の願いであった。


深い樹林帯の中の道を交代しながらラッセルを楽しんでもらった。
管理人は先行者のラッセルによって歩きやすくなった道を楽して歩く。


久しぶりに見る針葉樹の葉に積もった雪。
時間の経過に伴って雪は落ち、深緑の葉が現れる。


ルートを見失わんばかりの深い新雪の中を行く。
いつだったか、今日よりももっと深く積もったことがあり、ルートロスしたことを二度経験している。


着いた~!
深い新雪に手こずりながら2時間15分かかって刈込湖に到着。
小峠からここまで踏跡と言えばノウサギにキツネ、リスだけだった。


まずは記念写真を。
左から常連のKさん、2015年の初参加から毎年来てくれているYさんとKさん。


通常より1時間早い8時半に集合したのでお腹が空いているはずなのに広大な雪原を前にすると空腹感が吹き飛ぶのか、走り始めたKさんとYさん。
ちなみにこの雪原は凍った刈込湖。


どこまでも行ってしまいそうなおふたりだが、中央部分は危ない。
湖底から水が湧き出していて氷が薄くなっている。


すっかり童心に返ったおふたりの作品。
陸地から遠望すると巨大なミッフィーでした。
これも今しきりに降っている雪に埋もれるのは時間の問題でしょう。


空腹を満たし帰路についたが、小峠を起点に夏道と冬道とを周回できるのがありがたい。
これはドビン沢の途中で振り向いたところ。


ドビン沢を小峠に向かって歩く。


小峠近くまで来てYさんを見るとまだ歩き足りない様子だった。
そんなYさんを満足させるにうってつけの場所がある。
冬道と夏道を結ぶこの急斜面である。
これまで多くの参加者に挑戦してもらっているがここは難易度が高く、それだけにクリアしたときの満足度は高い。


小峠から先、Kさんと管理人はコースであることを示すリボンを逸れ、深い新雪の上を歩いた。


蓼ノ湖まで下りて来ると起点となる湯元源泉は近い。