徹底検証(^^)、古賀志山の馬蹄形コース(3回目)

2016年1月9日(土) 天候:快晴、気温:3度(最低時)、距離:10.53キロ、累積標高:1213メートル
南登山道~古賀志山~富士見峠~P559~手岡(仮称)~P383~P444~腰掛岩~林道内倉線~プレハブ小屋~北ノ峰(P482)~猿岩~赤岩山~中岩(P546)~御嶽山~古賀志山大神~猪落~南登山道

正月3日に猪落(ししおとし)で御来光を見たついでに、予定外の行動だったが昨年6月に初めて歩いた馬蹄形コースを半年ぶりに歩いてみた。2回目だ。
他のルートはかなり頻繁に歩いているのにこのコースはどうも食指が動かず、2回目は半年ぶりとなったわけだがやはり、あれですね、道間違いでひどい藪に突入してしまったり夏場だったからクモの巣と格闘しながら歩くという困難さが気持ちを遠ざけているではないでしょうか。だって、古賀志山には他に魅力的なコースがたくさんあるので、そちらに足が向くのが自然というものです。

救いはこの時期、草木は葉が枯れて藪とはいっても先が見えないほど密ではなく、半年前ほどのひどい藪歩きとそれに伴うクモの巣攻勢にはならないであろうという、わずかな望みがある。馬蹄形ルートは今が旬の味なのだ(^^)

山はどこでもそうだと思うけれど、一度や二度歩いたくらいではよほど特徴的でなければ、地形や道など覚えられるものではない。ましてや古賀志山のような複雑な地形で道がたくさんあればなおさらで、それらをすべて覚えるには何年かかるかわかったものではない。

map3日は半年ぶり2回目の馬蹄形コースだったのだがやはり記憶が曖昧で、踏跡などない藪を歩いたり鉄塔の巡視路に入り込んでしまったりと、むしろ半年前よりも酷い状況であった。
半年前は初めてだったことからルートを前もってきちんと設定し、当日は地図とコンパスを片時も離さず、尾根のアップダウンや尾根の分岐などがあったらその場で地図を確認するという、知らない場所を歩く際の基本を忠実に守ったのがよかったのだと思う。
3日ももちろん、地図とコンパスは持参したがむしろ、記憶に頼って歩くことの方が多くその記憶が曖昧ときているから、1箇所の道間違いで済んだ半年前に比べて3日は3箇所で道間違いを起こしてしまった。それが理由で深い藪歩きや、登山道とは違う巡視路に入り込むという、惨憺たる結果に結びついてしまったのだ。

半年前は一度で済んだ道間違いを、3日は三度も起こしてしまったことが悔しい。
地図とコンパス、非常時にはGPSを使うことを山歩きの基本と考えている管理人としては、宝の持ち腐れとしてしまい恥ずかしい。

3日の山行をブログに書き始めてやや冷静さを取り戻したので地図をみながら道間違いの原因をあれこれ考えてはみたものの、明確な答えは出てこなかった。やはり、半年前の記憶に頼って漠然と歩いたのがミスの原因であろう、頭を柔軟にするために飲みながら考えて得た結論はそれしかなかった。でも問題の原因をそれで終わりにしたくはない。

不本意な結果をかかえたままで明けたばかりの年を過ごすのはゴムの緩んだパンツをはいているようで気持ちが落ち着かないものだ。道間違いの原因をきちんと調べて納得したい。現場でミスを起こしたのならその原因は現場を調べることでしか究明できないのではないかと思った。よし、現場へ行こう、それがベストだ。それで今日の3回目の馬蹄形コースとなった。
ただし、方法は変える。半年前と3日は馬蹄形コースを右回りに歩いたので今度は左回りに歩いてみよう。そうすれば新しい発見ができるはずだ。

15年6月30日、1回目の馬蹄形の記事→こちら
16年1月03日、2回目の馬蹄形の記事→こちら
16年1月09日、3回目→当ブログ記事


16010900007:04
今月3日と同じようにアスファルトの林道に車を駐め、古賀志山への最短コースに入った。
この階段は地理院地図にもある南コースという正規のルートで、階段を上り詰めると御嶽山の稜線東側に出る。3日は稜線に出てから御来光のポイントとなる猪落(ししおとし)へ回った。


160109001階段全長の1/3くらいの位置に直登コースへの分岐の道標がある。階段は御嶽山に向かっているが直登コースは文字通り、ここから古賀志山へとまっすぐに向かっていて最短距離。


160109002直登コースは岩尾根となっていて階段から別れると古賀志山山頂までずっと、岩を超えながら歩く。
なかなか厳しいですよ。


160109003息を整えるために時折、振り返るとこのような素晴らしい展望と出合え

る。
古賀志山は近いし短時間で登れるためスタートはどうしても遅い時間になってしまうのだが、朝早いのもいいものだなぁ。得した気分になれる。


160109004ほう、元旦は猪落から御来光を仰いだのだが、ここからの眺めもいいではないか。来年の御来光候補地としておこう。
太陽の右の方に筑波山が見える。手前の大きな山は多気山(たげさん)でその向こうに広がっているのが宇都宮市街地。


16010900507:35
眺めの良い場所を物色しながらも、古賀志山山頂へは30分で着いた。
昼時は多くの人で賑わうのにさすがにこの時間だと人の姿を見ない。
今日は馬蹄形ルートを左回りするのでここからピーク559へと北上する。


160109006おい、ちょっと待て。
そっちは御嶽山だろ。
寝ぼけていたのか足が90度反対の御嶽山へと勝手に向かってしまった。
というのも古賀志山からピーク559へ向かうことはあまりなく、ほとんどの場合、御嶽山に行くのでそれが習慣になっていたのだ。
古賀志山を歩き始めて間もないのに、習慣化するほどになったことが我ながら可笑しいと思う。


16010900707:53
古賀志山からピーク559へ向かう途中、桧林を伐採して開けた場所がある。ネット上で「伐採地」と呼ばれているところだ。そこからの日光方面の展望がとてもいい。


160109008伐採地からピーク559へは急な傾斜を下っていくが苦になるほではない。


160109009ピーク559から眺める筑波山。
筑波山の麓は雲海のように見えるが冷たい空気が地表を覆い、それが日の出とともに立ち上っているようだ。


160109010ピーク559をさらに北上すると行く手を巨大な岩に阻まれる。

この岩を鎖を伝って上がると弁天岩。今日は岩の手前を右に折れて1番目の検証地へ急ぐ。


160109011ロープの下は5メートルほど落ち込んでいる。できるだけ左の壁に沿って歩くのだが地面がふわふわとやわらかく、足下が安定しない。


1601090121番目の検証地はこのすぐ先。


16010901308:53
そう、ここだった。このT字路だ。
3日は反対回りだったので左から来て、写真手前に曲がるべきところを直進(写真右方向)してしまったのだ(地図の①)。
進んだ距離は100メートルくらいなのでたいしたことはないが、その先には踏跡がない。
今日、ここから見てはっきりしたのはT字路までのほんの数メートルだけ、落ち葉が堆積しているためかそれとも、地面が固いためか踏跡が見えない。左から来るとどうしても踏跡がはっきりしている方へ行ってしまう。
場所は手岡分岐の南100メートル付近だ。これで1番目の道間違いの検証は終わった。


同じ場所の地図を2枚並べてみた。
左は3日に右回りで歩いた際の実際の軌跡。ルートから外れて右(東)に飛び出している赤線(B→C)が間違って進んだルート。
右回りの場合、地図だとここで南(B→A)へ進むのだが、そうしたつもりが足は自然と北東に向かってCの尾根に入ってしまった。
間違いに気づいたのは南に進むと登りになるはずなのにCに向かって下っていったからだ。ルートが緩やかにカーブを描いているときなど、カーブの方向をコンパスで確かめないと予定のルートから外れていることに気がつかないことはよくある。

対策としては尾根の分岐部分がひと目見てわかるように、あらかじめその部分を明示(地図右)しておくとか、尾根すべてをラインマーカーでなぞって概念図を作成しておく方法がある。もっと厳密にやろうとするなら概念図の変曲点(尾根の分岐やカーブ)部分の磁北線からの角度を計算しておき、都度都度コンパスで確認するという方法があるようだ。
2回目すなわち、今月3日に歩いたときはそのどれもしなかった。1回目に成功した先入観があったからだと思っているが、机上で地図を見て、ここはルートから外れそうだなというはっきりした場所なら上の対策が功を奏するが、足が自然に進んでしまうような場所というのは本当に難しい。


手岡分岐・鞍掛へ 09:02
仮称、手岡(ちょうか)分岐。宇都宮市と日光市との境界線だ。尾根に沿って進むと鞍掛山に至るがここを左斜めにUターンするようにして下る、馬蹄形ルートを歩く際の重要なポイントになる場所だ。
ちなみに「手岡分岐」とは管理人が勝手に付けた名称で、おそらくこの辺が日光市手岡であろうと思ってのことだが、日光市岩崎の可能性もある。
いずれにしても分岐路を識別する際になんらかの名称がないと認識もできないため、記号のつもりでつけている。
古賀志山山域には地図に描かれていないがおもしろおかしい通称名の岩がいくつもあって、それらも場所を識別するなどの役に立っている。


160109015ここで早くもエネルギー補充のために菓子パンを口にする。
スティック状のパンが5本入っていて1本99キロカロリーと表示されている。激しく動き回るためには複数回に分けて食べるのがよく、これなど少ない量で必要カロリーを補充するのに最適。


160109017手岡分岐を左に折れ、緩やかな下り傾斜を快適に歩く。
冬枯れで葉が落ちた林は明るくてとても気持ちがいい。


尾根ではない斜面・ここでスパイク 間もなく落ち葉が積もった桧林に替わり、いかにも滑りそう。
ここで靴にチェーンスパイクを装着した。


160109020広い斜面が尾根に変わると一気に歩き易くなった。


160109019地図を見ると分岐する尾根がいくつもあるので念のために進んでいる方向を確かめる。まっ、この方角でいいんでないの。


1月3日はここから出てきた尾根の右は深い藪になっている。
実は3日に道間違いを起こしたときに藪に入り込んでしまい、ここから這い上がって尾根に出たのだ。
藪の中では最上級クラス。脱出するのにとても苦労させられた(^^)


1回目の尾根分岐前のピーク 09:38
そのときの藪が見えたということは間違いを起こした場所が近いということになる。
いよいよ2度目の検証だ(地図の②)。
今、管理人は真西を向いて立っている。
尾根はこのすぐ先で2方向に分岐している。北北西向きの尾根と南南西向きの尾根だ。どちらにも道がついている。方角が180度も違うからここは慎重に見極めなくてはいけない。
地図を子細に見ると南南西に進むのが正しいようだ。


1回目の尾根分岐の南尾根途中 南南西への尾根には目印がついているのでこれでいいのであろう。
が、目印を信頼しきって進むととんでもない場所に案内されることがよくある。木を伐採するための目印であったり鉄塔や送電線に行く作業員のためのものであったりもする。
だからやはり基本は地図とコンパスということになる。


1回目の尾根分岐道はあるが目指す方向へは地図とコンパスで確認しながら進んでいく。


2回目の尾根分岐おっ、またもや尾根が分岐している。実に複雑な地形だ。
ここでは真西と真南に尾根が分岐している。
1回目と2回目に歩いたときに通過した場所に至るには西向きの尾根を進む必要がある。


2回目の尾根分岐ここでもコンパスをセットして西へ向かって進む。


370M おぉ、見えたぞ。
ピーク444から東へ続いている尾根の末端(370M)だ。
1回目と2回目は、あの山のように見える尾根からこちらへ下りてきたんだ。
ということはだ、あの山を下りた後の進路のとり方が間違っていたのだな。道間違いの場所まであと数分。
写真で見るとその向こうに飛びだしているピークは444かもしれない。


南北の巡視路 そうそう、これが地図にある南北を走る巡視路。
1回目と2回目は上の写真の斜面を下りてこの巡視路を歩いたのが間違いの元だった。
そのまま巡視路を突っ切ればよかっただよ~。うん、今日は正しいルートが見つかっていい気分、と上気する管理人である。


巡視路を横断して斜面を登る 09:56
巡視路で大休止して、今日2回目のパンをかじる。ここから先、腰掛岩まで迷うような場所はない。巡視路を横断して名無しの山を登る。


160109033巡視路からピーク444に向かって尾根の始まりを登り切って振り返る(西→東)と巡視路を挟んで、いま降りてきた山が見える。
山の中央より左に斜めの筋が見えるが、あれが間違いの元になった巡視路。ここから見ればどうしたってあの道を歩きたくなるさ。
正しいルートは道は無きに等しいが、右回りの場合はあの斜面をまっすぐ登ることだ。


160109034ピーク444の手前にさしかかると崩落した桧林が見える。
昨年9月の豪雨で山の中腹が崩れてその勢いで麓の川に沿って西へ90度向きを変え、土砂と立ち木は800メートル流れて県道を横断しさらには住宅裏の畑をつぶすという、凄まじい土砂災害であった。
土砂で埋まった川の部分にこれから行くルートがある。


16010903510:50
ピーク444に着いた。
よく観察しなくてはわからないがここは岩壁の上に位置していて、南側は深く切れ落ちている。


アブラツツジ? これはアブラツツジだろうか、まだ紅い葉を付けている。
そういえばミツバツツジが咲いているし早くも新芽を付けた木もあってこの冬の暖かさを物語っている。


16010903711:02
腰掛岩が見える。ピーク444から10分足らずだが、ここから先は長い岩尾根を下らなくてはならない。


160109038過去二回の経験で腰掛岩から林道内倉線に向かって南南西への岩尾根を降りるつもりでいたが、ふと見ると真南に古い赤テープが木の枝に巻かれているのが目に入った。
ものは試しと赤テープに沿って下り始めると実に明瞭な尾根で、しっかりした踏跡が付いている。
これが腰掛岩と林道を結ぶ正しいルートらしい。過去二回は藪こぎを強いられたが、これは楽でいいや。


16010903911:21
おぉ、なんとまぁ!
踏跡がある尾根は林道ではないが麓の川に降りられた。土砂が堆積して見る影もないが、紛れもなく地図上に描かれた川があるところだ。
しかし、これから先、この土砂の堆積を乗り越えてもうひとつ別の林道に入らなくてはならないが、この有様では入口を探すのが大変だ。


次の林道へ向かう 堆積した土砂の上を横断してウロウロするうちに藪が粗くなっている部分が見つかった。この辺なら突っ切れそうだ。


16010904111:45
予定通り地図にない新しい林道と合流。目印が付いている進入路が見つかった。
ここから馬蹄形コースのシンボルともいえるプレハブの作業小屋に向かう。
ただし、この進入路は過去二回とも使っていない。過去二回はかなり深い藪を歩いてこの林道に出た。


160109042まぁ、この道で間違いはないと思うが念のため、コンパスをセットした。


160109043作業小屋への方向を示すプレートが立木にくくり付けてある。
NPO法人「古賀志山を守ろう(以下、守ろう会)」が取り付けたものだ。
ここはプレートにそって左へ折れる。


160109044作業小屋まであと一歩というところ。この先、道なりに右に曲がると作業小屋だ。
家に帰ってGPSの記録を見ると半年前はここを歩いたことになっている。ただし、進行方向は今日とは反対で写真の上から下に向かってきた。
が、その後がいけなかった。上の写真のプレートがある場所で右(北西)に曲がらなくてはいけないのにまっすぐ行ってしまったのだ。その結果が深い藪歩きとなった。


16010904511:53
これが作業小屋。上の写真の道は作業小屋の裏手に出る。使われなくなって久しいようで、表に回ってみると損傷が激しく見える。
馬蹄形コースを右回りに歩く場合だと、まず小屋の表側に出るので小屋の左側に沿って進んで踏跡を辿ればいいことがわかった。
小屋の右側に沿って進むと踏跡がなくなり、藪に入ってしまう。
11:45の写真の場所からここまでが3番目の検証となる。今日の目的とする道間違いの3つの検証はすべて終わった。
次回は右回りに歩いても道間違いはしないと確信した。


16010904612:00
作業小屋の右側から表に回り込み、なだらかな斜面を登っていくと岩壁と出合う。
北ノ峰と無縫塔との分岐点だ。無縫塔は3日に立ち寄っているので今日は北ノ峰へ向かう。


160109047北ノ峰へのルートは厳しいのひと言。息が上がるのは必至だから、ゆっくり登る方がいい。


16010904812:14
標高433メートルの三角点がある北ノ峰に着いた。これから先はアップダウンや岩の上り下りはあるものの、これまでほど厳しくはない。


北ノ峰から連山ほっとする 北ノ峰からの日光連山の眺め。道間違いの検証も終わっているのでほっとしますな。


16010905012:38
赤岩山の前に猿岩に寄りお腹を満たそう。これで3回目の昼食。いや、管理人の場合、ハンガーノック事件以来、昼食という言葉を捨てた。1食分を数回に分け、数時間おきに食べるスタイルだ。


160109051ここまで岩場は数多くあったがロープを使うことなく上り下りしてきた。
赤岩山から二尊岩へ向かうところにもこのような岩場があるので、ここもやはりロープは使わずに降りるつもりだった。降りかけておやっと思ったのだがロープは岩に沿って下がっておらず、降り口に巻き上げられている。
岩の下から登って来る人にとってこのロープがなければきっと困るであろう。もちろん、元通りに下ろしたがこのようなことは最近、よく耳にする。
この岩のすぐ先ではロープが2本とも取り外され捨てられていたそうだ。他の場所でも同じようなことが起こっている。守ろう会が設置したばかりの案内板が引き抜かれ、別の場所に捨てられた事件は新聞にも出た。
古賀志山はロープや鎖があっても滑落事故が多い。
古賀志山を歩くという共通の趣味を持ちながら、このような陰湿な手段で事故が起こるのを待ち望んでいる人がいるという噂は本当らしい。己の作為で事故が起こると酒が旨くなるというのだろうか。英雄にでもなった気分になれるのだろうか。
どんな分野でもそのような人はごく少数、存在するものだが、山では大きな事故に直結するだけに悲しいことだ。気持ちが鬱屈した人のやることだと思うのだが、沈んだ気持ちを晴らすのも山を歩く目的ではないのか。この素晴らしい古賀志山を歩いているにもかかわらず、気持ちが晴れないのはなぜなんだろうか。人の心の内とは不思議だ。


160109053二尊岩を過ぎると落差5メートルほどの垂直に近い岩がある。
つい最近まで、ここに写真とは違うロープがついていた。それが外され、捨てられた。
写真はロープがなくなっているのを発見した登山者の善意により、あらたに取り付けられたものであることを知った。
ロープを付ければ外されるといったイタチごっこになる懸念はあるが、それをなんども根気よく繰り返すことで、この岩を上り下りするにはロープは必須であり、ロープを必要としている登山者が数多くいるのだということをロープを外す人に理解してもらわなければならないようだ。大変な苦労だと思う。


160109054急峻な岩場の連続が古賀志山の主稜線の特徴で尾根は細く、両側が深く切れ落ちている。
二日酔いで千鳥足だと危ないから要注意、とこれは管理人自身を強く戒める言葉。


16010905513:25
赤岩山と御嶽山を結ぶ稜線のちょうど中間、標高546Mの中岩に着いた。
ここも稜線上の他の場所と同じく、展望がいい。素晴らしいといっていいくらいの展望に誰もが足を止める場所だ。
南面は切れ落ちて「カニの縦這い」という難所に続いている。


160109056伐採して見通しがよくなった御嶽山の山頂に多くの人が見える。団体さんかしら?


16010905713:33
ネット上で「カミソリ岩」と呼ばれている落差5メートルほどの岩場を降りて見上げたところ。
ナマケモノの動作のような緩慢さだが、ここは鎖やロープを使うことなく上り下りできるようになった。
ちなみに当ブログで管理人はハンドルネームとして“亀歩き“を名乗っている(関係ないか)。


16010905813:44
御嶽山山頂に着いた。
ほぼ360度のパノラマが得られる。
古賀志山山域を歩く場合、古賀志山の山頂に立たないことはあっても御嶽山にはほとんど登っている。
それほど御嶽山は古賀志山歩きの要となる場所ということになる。


16010905913:54
御嶽山に来たら古賀志山大神(こがしさんおおかみ)は近いので寄ることが多い。
今月3日は猪落(ししおとし)からのトラバースルートを覚えた。


16010906014:06
3日に御来光を仰いだ猪落。ここも岩尾根。
岩を乗り越えながら急斜面を下ると岩下道に合流する。


160109061御来光を仰いだのと同じ場所から同じ方向を撮ってみた。陸地の向こうが鹿島灘だと思う。右端に見えるのは筑波山。
筑波山との位置関係から、陽が登る方角がわかった。来年は別の場所からの御来光も見てみたい。
実はここから南側を見ると、はるか遠くに霞んでコメ粒大の突起が数個見えた。あればどこかの高層ビル群に違いない。空気が澄んでいればもっと多くのビルそして、スカイツリーも見えるのかもわからない。
管理人、冬の古賀志山は初体験なのだが、古賀志山の魅力再発見といったところだ。


16010906214:27
猪落を降りると朝、歩いた南コースに合流する。ゴールは近い。
いつもより時間が早いが今日は宇都宮に住む娘婿が新年の挨拶に来る予定になっているので、早く帰って風呂に入り、身支度を調えよう。などという性格とはほど遠いので、風呂上がりはいつものようにデレッとしたじいさん姿で娘婿を迎えることになるであろう(^^)


上図が一般的な馬蹄形コースだがこれが唯一、正しいということではない。
東西に走る林道(内倉線)を挟んで林道南側の尾根と林道北側の尾根を結んだ馬の蹄らしき形が描かれればそれで正しいと管理人は思っている。


古賀志山(583メートル)ともっとも標高が低い林道(上図の「鉄塔」)との標高差はわずか366メートルにすぎない。
しかし、いくつものアップダウンを繰り返すため累積標高では1213メートルに達する。かなりハードなのが馬蹄形コースの特徴である。

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