スノーシュー下見・・・その2(まだ足りない)

2016年1月18日(月)

前回の下見が12月19日だったから、ひと月たってもまだ下見のためにフィールドを訪れなければならないという情けない状態だ。昨年同時期はスノーシューツアーを10日間もおこなっている。こんな冬はスノーシューツアー始まって以来のことで、異常としか言いようがない。
パウダースノーで人気のある湯元温泉スキー場はいまだにオープンできていない。さらには、豪雪地帯にある群馬県の丸沼高原スキー場など、コースの半数がクローズのままとなっている。

昨夜から降り始めた雪は太平洋側の低気圧がもたらす、湿気をたっぷり含んだ重たいもので、3月から4月にかけて降る雪と同じで良質とはいえない。
それに本来なら、奥日光に降る雪は北陸や新潟に雪をもたらす気圧配置が日光までカバーするため、湯元、光徳、戦場ヶ原といった順に日本海に近いほど積雪量が多くなるのだが、今回は標高550メートルの日光市街から同1500メートルの奥日光まで積雪量は変わらない。

のっけから絶望的なブログになってしまったがそれでも降ってくれただけかすかな希望が出てきたというもので、あとは間髪入れず大型の寒気団によって軽くてさらさらした雪が降るのを祈るばかりだ。
16:30現在、気圧は829.7 hPa(三本松茶屋の気象データ)と今日の最低なので、このまま上がることなくそして、気温が下がればありがたい。

結論を言うと、今日の雪の程度ではスノーシューなどできやしない。

真冬の寒気団による雪よりも前に春の雪が降るなんて、いくら暖冬とはいえ悪戯がすぎる。


市街地が積もればいろは坂も当然、積もる。
問題となるのは奥日光の積雪量なのだよ。

戦場ヶ原の入口に当たる赤沼付近はこの雪でも笹を隠すには至らない。
戦場ヶ原は木道の上を歩くという決まりごとがあるので、積雪がこの程度だとクランポンで木道を痛めてしまう。小田代ケ原の展望台までは笹のない地面の上を歩くので今回の雪で大丈夫だと思うが、平坦路など歩いてもおもしろくない。

次は光徳の状況。
駐車場が除雪されていないため、車を駐めて確認することができず、車内からざっと見ただけだがここもまだまだ。

道路脇の林間。
管理人が主催しているスノーシューツアーはこの林の中を歩くのでこの程度ではダメ。笹がじゃましてスノーシューが動かせない。

場所を湯元に移してスノーシューの定番、金精沢コースの入口まで来た。
その1で報告したときよりも積雪は多く見えるが、ここから見えるのは下草のない林道に雪が積もっているからで、管理人のツアーは林道の終点よりもさらに奥の笹深いところへ行くからここもいま一歩といった具合。

地面が見えるまでスコップで掘り下げて積雪量を測定すると45センチあった。
すべて新雪だったので今回の雪によるものであろう。スノーシューで歩けないこともないが、ふかふかなので足を下ろすと膝まで潜って地面で止まる、そんなところかな。
雪が締まってくれれば歩けるかも。

ズームで見ると左側に白根山登山口の道標と登山カード入れの箱が見えるが、両方とも雪に埋もれる頃がスノーシューにはベスト。
少なくてもあと30センチはほしい。

Uターンして国道に出たところが金精道路の入口で、ここは冬はゲートを閉めて通行止めにしてしまう。
刈込湖へ行くには湯元の源泉から歩き始めて金精道路を横断するのだが、ガードレールが隠れるくらいの積雪がないとコースとしては面白みがないばかりか、スノーシューだとかえって危険だ。

今日は歩くつもりでいたのだが目で見ただけで諦めたので時間が余った。それで霧降高原も見ようといろは坂を下りて霧降高原道をキスゲ平に向かったところ、上り車線だけ除雪していない始末。
我がホンダ車は4駆にもかかわらず除雪してない道路に弱い。諦めて帰ることにした。