6月にあれだけ賑わっていた湯ノ湖周辺の花は7月になるとすっかりおとなしくなり、わずか1キロしか離れていない小田代ケ原や戦場ヶ原と植生を異にしていて、おもしろいところです。
この日、私は湯ノ湖の山側から湯滝へ出、次に湯滝に沿って階段を下り、滝壺から湯川沿いを歩きさらに北戦場を歩いて国道の光徳入口へと、いつもとは異なるルートを歩いてみました。

 

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コフタバラン
名前の通り2枚葉のラン科の植物で長い茎の上に小さい花を数個つけます。
パークボランティアの記録によると先週もつぼみの状態だったのですが、この日もまだつぼみのままでした。
それにしてもこのような茎の長い植物は写真を撮るのに焦点が合わず、いまだに気いった写真が撮れません。

 

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ツルアジサイ
巨木の周囲と右側に白い花がたくさん見えますが、ここには見分けのつけにくい2種類の花が混在して咲いています。
巨木の周囲に咲いているのはツルアジサイ、その右に別の木として見えるのがノリウツギで、どちらもアジサイ科だから写真だと見分けがつかないのが当然です。
両種はアジサイ科の特徴である本花と装飾花をもち、白い大きな花に見えるのが装飾花でここには雄しべも雌しべもありません。では何のためのものかというと、空中からでもよく目立つ装飾花によって昆虫に発見してもらい、本花に誘導するのを目的としています。植物とは良くできたものです。

 

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コメツツジ
5枚の葉の上にちょこんと乗って咲いているのがなんとも可憐でかわいらしいですね。
ツツジの仲間でもっとも遅く咲く種類です。

 

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キツリフネ
奥日光全域で見られるツリフネソウ科の花で、文字通り長い花柄につり下がって咲き、その姿が舟形に似ていることから名がついています。

 

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ダイコンソウ
咲き始めたばかりなので花の形がはっきりしませんが、完全に咲くと5枚の花弁は隙間が空いて並び、花弁の中央にたくさんの雄しべをつけます。
ダイコンソウの由来は根生葉が大根に似ているからだそうだ。

 

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ダイコンソウの実
花が咲き終わるとこのような丸い実となります。雄しべの先端に注目するとカギ型に曲がっているのに気がつくと思いますが、これがダイコンソウの特徴です。
ダイコンソウに花も実も似た花にキツネノボタンがありますが、実がダイコンソウと違ってイチゴ状になることで見分けがつきます。

 

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サワギク
林内の薄暗い場所に生え、花は明らかに菊。葉は長さ10センチほどで深い切れ込みがあります。この切れ込みがぼろぼろになった布切れみたい見えるので、別名ボロギクとも。

 

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カニコウモリ
カニの甲羅を思わせるような2枚の向かい合った葉の間から30センチほどの高さに小さな花の集まりをつけます。
コウモリとはその名の通り蝙蝠のことで、コウモリの翼に似た葉をもつコウモリソウ属の植物です。

 

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ショウキラン
キノコ類と同じ腐生植物で葉もなく、根もありません。
ショウキとはあの鍾馗様の姿形に似ているからだそうな。

 

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アカショウマ
あっ、チダケサシだ! と一時は判断したのですが、葉の形が微妙に違うのと葉に毛がないので考え込んでしまった。ユキノシタ科チダケサシ属の仲間はどれもよく似ているので細かい特徴を覚えていないと見分けが難しく、これもあとで図鑑を調べてアカショウマとしました。

 

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クルマバツクバネソウ
8枚の葉が輪のように付き(輪生)、その葉の中央から10センチくらいの高さに4枚の萼と花を付ける、ちょっと変わった植物です(写真では花は終わっています)。場所は湯川沿いの小田代橋分岐付近ですが、ここにクルマバツクバネソウがあるとは今まで気がつきませんでした。

 

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サギスゲ?
北戦場も小田代ケ原に負けない植物の宝庫。ここ数年、シカの食害から守られていろんな植物が復活してきました。
写真は時期から判断してサギスゲだと思いますが、同じ仲間のワタスゲもへたれるとこんな姿になるので特定が難しいところ。

 

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ツルコケモモ
地面に張り付くようにして薄ピンクの小さな花を咲かすツルコケモモ。
ここは立ち入り禁止区域であるため木道の上から望遠で撮るしかなく、花の特徴を述べるには厳しい限り。でもとにかくかわいらしい花です。

 

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ノアザミ
まだつぼみが多い中で一輪だけ咲いていたノアザミ。これこそ夏の高原の花といった雰囲気を醸し出しています。
薄紫の花のすぐ下にある緑の部分を総苞(そうほう)といい、この部分を触ると粘りけを感じます。
同じ時期に咲くアザミにニッコウアザミがありますが、ノアザミと違って総苞に粘りけがないのと、茎が幾本かに分岐し花を複数個付けることで見分けがつきます。

 

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ホザキシモツケ
これも奥日光を代表する夏の花。写真は背丈50センチほどですが、多くは揃って1メートルくらいに成長するから見た目が壮観そのものといった感じです。
花が咲き終わるとドライフラワーとなり翌年の春までそのまま残ります。

 

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ハナニガナ
先端が角張り小さなギザギザがある独特な形をした花で、花弁の数が7~12枚と不定なのが特徴です。5弁のがニガナと見分けます。

 

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オオヤマフスマ
6月半ばからかれこれ1ヶ月も咲く、実に息の長い花で小田代ケ原と戦場ヶ原、ここ北戦場全域で見られます。

 

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クルマバナ
小さな花をたくさん付けるシソ科の花はどれも同じように見えてしまい私には見分けが難しいのですが、この花は茎の回りを巻く(車輪)ように花を付けるので割と見分けやすいと言えます。

 

毎週一度、定例でおこなっているパークボランティアによる開花調査は佳境に入り、花の種類が増えて調査に時間がかかりますが、その分メンバーにとっては楽しめる時期でもあります。
先週、私は本業のペンションが忙しく活動を休んだため2週間ぶりの参加となりました。

奥日光の中でも小田代ケ原と戦場ヶ原は今の時期、一面のお花畑になることで知られていますが、その美しさといったらいくらピントのあった写真といえども表現できないほど。それは花だけの美しさではなく、原の光景と一体となった美しさとでもいうのか、カメラが花を引き立てようとすれば全体が見えなくなるし、景色ごと収めようとすれば花が霞んでしまうからでしょう。
やはり、肉眼で全体を捉えることの美しさにかなうものはありません。

このブログではできるだけ写真を多く掲載して雰囲気を伝えようとしていますが、実際に見ることによる感動をお伝えするのはとても困難。この時期だけの自然の贈り物は自ら足を運んで手に入れるしか方法がありません。

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ハナニガナ
先端が角張り小さなギザギザがある独特な形をしたこの花は、他にも仲間があってひとつはニガナ、もうひとつはヤマニガナという。
これらを見分ける方法として、ハナニガナとニガナであれば花弁の数の違いを見てどちらなのかを特定します。写真では8弁あるのがわかると思いますが、7弁以上あるのをハナニガナというのにたいして、5弁のがニガナ。
さあ、面倒なのは7弁以上あるからハナニガナだと思いきや、地面に近い葉っぱをよく調べてみるとハナニガナと違って大きく裂けているのがあって、それがヤマニガナです。背丈が1メートルくらいあるのも特徴かもしれません。

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ハルカラマツ/カラマツソウ/ミヤマカラマツ
ニガナと同じく見分けが面倒な代表格と言えるのがこの花で、いつも迷う。
ハルカラマツとカラマツソウは見た目は同じなので咲く時期で見分けるというのが定説になっていて、6月に咲くのがハルカラマツで7月になるとカラマツソウ。ではオーバーラップして咲いている場合はどうやって見分けるのか、こうなると私にはさっぱりわかりません(笑)。
ではこの2つとミヤマカラマツとはどうやって見分けるか。
写真を拡大してご覧になるとわかると思いますが、針状の白い花、いや実際には雄しべなのですが、これが根本から先端にかけて"少し"膨らんでいるのに気がつきませんか?
一方、ミヤマカラマツはこの膨らみが大きくまた長さも短いという特徴をもちます。それからもうひとつの違いとして、ハルカラマツとカラマツソウは葉柄から枝分かれする部分になにやら突起のようなもの、これを托葉というのですがこれがあり、ないのがミヤマカラマツ。という分かったような分からないような説明なので、実際には現場を訪れてじっくり観察するしか理解するすべがありません。

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ウマノアシガタ

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ハクサンフウロ
いかにも高原の花といったじつに自然な色合いのこの花は小田代ケ原と戦場ヶ原のどこででも見られます。
どこででも見られるからといって見ないで通り過ぎてしまうような安っぽさはなく、一輪一輪が可憐で緑の草原の中できちんと自己主張しているから魅力なのかも?

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ニッコウキスゲ
ここ数年でめっきり数が増え、問題視されているのがこの花。
小田代ケ原と戦場ヶ原は国立公園特別保護地区に指定されていて、植生の保護に力を注いでいます。特に増えてしまった野生のシカから守るために原全体をネットで囲んでシカが侵入しないようにしたり、マイカーが入れないようにしたりと、関係者の努力は並大抵のことではありません。
その苦労のおかげでシカの食害によって姿を消したと思われる植物が復活し、ここ数年は花の種類も数も往時並みになったと、古くから携わっているパークボランティアが語っています。
しかし、シカの食害とは無関係に、小田代ケ原と戦場ヶ原には元々なかった植物が増え他の植物を脅かすようになったのは問題であり、その典型がニッコウキスゲです。その地になかった植物が見られるようになる原因はいろいろ考えらます。実を食べた鳥がやってきて糞を落とす、風で種が飛んでくる、人の靴に付着した種が別の地に芽を出す、人が植える、人が種を持ち込んで蒔くなどが考えられますが、誰もその現場を見たことがないため原因を特定することができません。
言えることはニッコウキスゲのような繁殖力の強い植物は、一度入ってしまうと手のつけられない勢いで増殖し、他の植物に取って代わるすなわち自然の生態を破壊するということです。
あと数年後には小田代ケ原が黄色いニッコウキスゲで覆われるのは明かで、そうなるとニッコウキスゲ見たさで訪れる観光客が増え、それによってさらに自然が破壊されるという悪循環となりそうです。
国立公園を管理している環境省も暗中模索と行った状態で、方針がはっきりすれば私たちパークボランティアになんらかの協力要請があると思いますが、今のところは手をこまねいている状態。

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木道の上に集まったフタスジチョウとコチャバネセセリ
もちろん植物ではありません(笑)。
動物の糞や死骸に群れをなして集まっているのをよく見かけます。

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アヤメ
初夏の小田代ケ原と戦場ヶ原を象徴する花、アヤメは和名の「文目」の通り白いきれいな模様があるのが特徴です。
この自然な色と見事な形はまさに女王の風格があります。

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アヤメとノハナショウブ
アヤメから少し遅れて咲く同じアヤメ科の植物で、濃い紫色をしているのでこうして並んで咲いていると違いがよく分かります。
模様がないのもアヤメと異なります。

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間もなく咲くノアザミ
小田代ケ原と戦場ヶ原に咲くアザミはいくつかの種類がありますが、違いがはっきりしているから名前の特定も簡単です。
ノアザミは花柄の上にひとつだけ花を咲かせます。花を包んでいる総苞に粘りがあるので触ってみるとおもしろい(蕾にダメージを与えないよう優しくね)。
ノアザミの他にニッコウアザミ、トネアザミというのがあって、ニッコウアザミは花が複数個付き、トネアザミは背丈が1メートル以上もある巨大なアザミで、葉っぱは早くから出ますが、長い時間かけて養分をたっぷり蓄えてから咲くので8月になります。

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ジシバリ
花弁の数がとにかく多く、遠くから見るとタンポポのように見えますがタンポポほど多くはありません。
葉は丸っこく葉柄はツルのように地面を這い、それが地を縛るように見えることから名が付いたようです。

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クマイチゴの実
ひとつの株がこんもりとした小山のように見えるアジサイを想像するとクマイチゴを見つけやすいと思う。
林の中に熊が潜んでいるように茂らしその姿からクマイチゴ、というわけではなく、熊が出没しそうな場所に生えるからというのが正しい由来らしい。
葉は大きく、3~5に分裂しているので見分けはつくと思う。

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クリンユキフデ
九輪雪筆という実に優雅な名を持つこの植物はなるほど命名者のセンスが生きてるな、と思わせます。

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タニギキョウ
まだ蕾ですが咲くとまさしくキキョウ科の植物の特徴であるラッパ型の花になります。
花はとても小さく数ミリ。背丈も小さいのでよほど気をつけて歩かないとわかりません。
小田代ケ原展望台から時計方向に歩くと木道と木道の間にたくさんあります。

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ミヤマタニソバ
三角形をした葉の表面に黒く「へ」の字の模様が入った変わった特徴をもち、タニギキョウと同じく木道と木道の間でよく見かけます。
花は数ミリで葉の大きさとのアンバランスがおもしろい。

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オニシモツケの蕾
小田代ケ原展望台から時計回りに歩くとやがて泉門池に行く分岐に出ますが、その500メートルほど手前にたくさん見ることができます。
とにかく大きいのです。背丈は1メートルを超えるでしょう。背丈も大きければ葉っぱも大きく、それらが「鬼」を連想させるのかも知れません。
しかし、花は結構地味で小さいのですが、いっせいに咲くと綿帽子のように見えます。

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ミヤマイボタの蕾
「深山水蝋」と書くので昔はこの木からロウソクでも作ったのでしょうか?
枝から柄のない葉を出し、先端に小さな花を数個つけます。花は葉と離れて咲くのでよく見えます。

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キクムグラ
見分けの難しい植物の一種で、クルマムグラ、オククルマムグラ、ヨツバムグラなどの仲間があります。
この中でキクムグラはもっとも小さくそして、クルマムグラの葉は6枚なのにたいしてキクムグラは4枚(まれに5枚)。
また、小さな花のすぐ下に苞があるのが特徴ですが、写真ではよくわかりませんね。

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イブキトラノオ
小さな花が集まって穂状になり、それが虎の尾っぽのように見えることから名が付いたようです。
まあ、それは命名者の主観ということになりますが、昔の人はいろんなことを考えたものです。

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イケマ
大きくて長いハート型の葉っぱで、なおかつツル性という特徴をもちます。
葉っぱの形がなにかに似ていると思ったらイモ(ガガイモ科)の仲間でした。

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ノイバラ
小田代ケ原と戦場ヶ原を歩いているとほのかにいい香りを感じることがあります。
その正体がこの花で、その名の通りバラなんですね。どおりでいい香りがすると思った。

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ヤマオダマキ
ハクサンフウロと同じく群れを作らず高原を象徴する孤高の花といった感じがして、私はこの花が好きなんだなぁ。
しかし、決して控え目ではなく、人が歩く足下に咲くといった自己主張も忘れてはいない花でもあります。

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アヤメの群落
パークボランティアの開花調査はいつもだと小田代ケ原の西側を歩いて次に戦場ヶ原へ抜けるのですが、この日は小田代ケ原を一周するという変則的なコースになりました。
小田代ケ原の東側遊歩道すなわち「貴婦人」の裏側はアヤメの群落と化していて、中にこれから咲かすノハナショウブもありました。

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クロイチゴ
熟すと黒い実になりますが、小田代ケ原と戦場ヶ原全体でも数は少なく、このように花が咲いているから見つかるといってもいいくらいです。

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ミヤマウグイスカグラ
えんじ色の花は漏斗状で5月から咲き始め、夏になると真っ赤なグミになります。
この実を食べたウグイスが、あまりのおいしさに踊り出してしまったことから名がついたそうですが、なるほどと思います。

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レンゲツツジ
これもここ数年でシカの食害から復活を果たした植物で、朱色の花は緑の中にあってよく目立ちます。

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バイカウツギ
梅の花を思わせるような白い清楚な花が特徴です。梅の花にたとえた名前の花は他にもたくさんあることから、梅は昔から日本人の心に宿した植物であることがわかります。
「梅」を冠した植物は他にもバイケイソウ、バイカモ、ウメバチソウなどがあります。





日光を象徴する信仰の山、男体山は日光にいればどこからでもその雄大な姿を見ることができますが、中禅寺湖と組み合わせると荒々しさが消えて美しさが引き立ちます。

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旧中禅寺湖スカイライン・第1駐車場からの眺め。
車で来られることもあり週末には多くの人が訪れます。
ただし、紅葉シーズンはお勧めしません。

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健脚の方なら第1駐車場からでもいいし、終点の第2駐車場まで行き、そこから登山道を200メートル歩いた半月山まで歩けばまた別の景色をご覧になれます(実際には山頂から少し行った展望台から)。
このロケーションが一面、錦秋に染まればその美しさは想像に絶するというもの。
ただし(しつこいですが)、紅葉シーズンはお勧めしません。


より大きな地図で 男体山絶景ポイント を表示

まるで7月を思わせるようなさわやかな高原の日差しを背に、毎週木曜日の定例であるパークボランティアの開花調査をおこないました。 
千手ヶ浜ではクリンソウの盛りを迎えて専用バスは混雑するので、きょうはいつもと反対のコース、赤沼から先に戦場ヶ原を歩いてから小田代ケ原へ回るコースにしました。
この時期、例年だと小田代ケ原はアヤメが咲くのですが、先週16日に歩いたときはアヤメはおろかハクサンフウロやヤマオダマキといった初夏の花も見られず寂しい思いをしただけに、今週はそろそろと期待したのですが、、、

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先週あたりから良い具合になってきたワタスゲは今がピークを迎え戦場ヶ原を埋め尽くしています。

 

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青木橋に近づくにしたがって肉眼でも綿帽子がよく見えます。

 

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ワタスゲの中に随所に見られるオレンジ色の花はレンゲツツジ。ワタスゲの白とレンゲツツジの朱色の取り合わせがとても見事です。

 

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別の場所(一番目の写真のワタスゲの近く)のレンゲツツジ。

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ニッコウナツグミ
淡い黄色の花は周りの景色に同化して目立ちませんが、 高原にはこのような控え目な花が似合うかも。

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カンボク
まだ蕾の状態ですが、咲くとあれっ、これはアジサイ? と誰もが間違いそうな独特の花の形をしています。
花は葉の付き、葉は大きな切れ込みが入った特徴的な低木です。
咲き始めた状態のカンボク(大きな白い花は雌しべも雄しべもない飾り花で、その内側にある小さいのが本花)。

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サワフタギ
雄しべが飛び出した5ミリほどの小さな花が密生するのがサワフタギ。樹木は白っぽく、立てに筋がたくさんある低木です。
小田代ケ原と戦場ヶ原ではあまり花を見ることがないだけに、今年はどの木もすべてが花を付けました。
こんな目立たない花が秋になると変身したかのように実に魅力的な実を付けるのですが、今年は期待して良いのかも。

 

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これがサワフタギの実。
この色気、思わず魅入ってしまいます。

 

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アマドコロ
先週は1株しか見つけることができませんでしたがきょうは青木橋近くに10株以上も。

 

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ツマトリソウ

 

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ウマノアシガタ、別名キンポウゲとバイケイソウ
黄色い花がウマノアシガタ。キンポウゲ独特の光沢のある花なのですぐにわかるはず。
その周りを取り囲んでいるのはバイケイソウという毒草で、若芽の頃はオオバギボウシと似ていることから山菜狩りの人がよく中毒を起こすことで知られています。

 

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ミヤマニガイチゴ
花の輪郭が少しゆがんでいるのが特徴で、赤く熟した実は食べられるそうですが名前の通り苦いそうな。

 

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ハルカラマツ
花が針状になっていることからカラマツの葉にたとえ、ハルカラマツと名付けられています。

 

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クマイチゴ
小田代ケ原の西側歩道で密生しているのを見かけます。
熊が好んで食べるからなのか、熊が出そうな場所に生育するからなのかよくわかりませんが、私には密生したその姿がずんぐりしていて熊に似ているようにも見えます。

 

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クリンユキフデ
ややハートに近い葉を突き抜けるようにして柄を出し、先端に筆のような小さな花の集まりを付けることから名が付いていますが、独特の形をしているので見つけるのは容易。

 

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最後に、「貴婦人」を

 

先週に続いてきょうも期待したアヤメは見られず寂しい思いをしましたが、実は戦場ヶ原の湯川沿いに5株ほど咲いていました。
写真を撮らなかったのはどうせ小田代ケ原で見られるからと高をくくっていたからでした。今思えば残念なことをしてしまった(笑)。

霧降地区の事業者の集まり「霧降を元気にする会」では、ニッコウキスゲが咲く時期に合わせて毎年「日光キスゲまつり」を開催しています。
今年は7月1週目から3週目にかけて、標高の低い方から高い方にかけて順次見頃を迎えると予想されていますが、スキー場のゲレンデ一面を覆ってしまうほどの鮮やかな黄色のニッコウキスゲは訪れる人の目を楽しませてくれます。

イベントは6月15日(火)から7月11日(日)にかけておこなわれますが、アウトドア派の方にお勧めなのは、霧降地区のハイキングコースでもっとも人気がある「霧降三滝巡り」です。
霧降三滝は霧降川本流の玉簾滝、支流にかかる丁字滝とマックラ滝の3つの滝を指すのですが、いずれも深い林の中にあり、その姿形が美しいのとわずか2時間で3つの滝を巡ることができるので、自然が好きな方に喜ばれています。

ハイキングは私、波多江(ペンションはじめのいっぽ)とパークボランティア仲間の山崎氏のガイドでおこないますが、山崎氏は仲間内でも野鳥の専門家として知られるほど野鳥に関して卓越した知識をお持ちです。
通常、2時間で歩けるコースを野鳥や植物観察しながら4時間(昼食を含む)かけてゆっくり歩きますので、健脚でない方にも楽しめると思います。

午前中は滝を巡るハイキング、午後はニッコウキスゲの観賞という無理のないスケジュールが組めますので、これを機会にぜひとも当地区のイベントにご参加ください。
以下、滝巡りハイキングの詳細です。

開催日:

7月4日(日)と7月11日(日)

時 間:

10:00出発、14:00解散

集 合:

9:50までに霧降滝入口にある大駐車場(駐車無料)

参加費:

おひとり1000円(税・保険を含む)、当日徴収

募集人数:

両日とも20名まで(11日は定員枠が少なくなりました)

服装等:

軽ハイキングができる靴とウエア、雨具、飲み物、昼食

交 通:

電車の方は東武日光駅から次の2本のバスでお越しください。
9:30の霧降高原行きまたは9:40の大笹牧場行きに乗り「霧降滝入口」下車。
終了後は日光駅または近くの温泉施設までお送りします。
★マイカーの方は日光宇都宮道路・日光IC下車約10分です。

特 典:

協賛店である「小倉山温泉ゆりん」の優待入浴券をプレゼント

お申し込み:

ペンションはじめのいっぽ(0288-53-2122)

その他:

小雨決行ですが、大雨で決行できない場合は主催者から申込者宛に電話で
中止のお知らせをします。
ただし、可否の判定は前日18:30発表の天気予報でおこなうため、お知らせ
は前日の20時以後になります。

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玉簾滝

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丁字滝

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マックラ滝

第11回目を迎えるツーデーウォークは、来る9月4日(土)と5日(日)の両日おこなわれます。
日光の自然と歴史、文化を満喫できる恒例のツーデーウォークに是非ご参加ください。
コースは5キロから20キロまで歩きたいコースや体力に応じて選べるので人気があります。
ペンションはじめのいっぽでは、宿泊してツーデーウォークに参加される方のために、会場までの送迎や夕食に自家製豆腐のサービスなど、盛りだくさんの応援をいたします。
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詳細はツーデーウォーク開催案内をご覧ください。

申し込みインターネットで可能。締め切りは8月18日です。

先週は小田代ケ原と戦場ヶ原を歩いたので今週は湯元へ行き、湯ノ湖に咲いている花を観察。この時期、花の種類は湯ノ湖の方が多く圧倒されます。
まずはとてもきれいな湖の景色から。

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先週あたりからトウゴクミツバツツジが見頃を迎え、今週は遅いかなと思いきや、まだ十分咲いていて見応えがあります。

 

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ベニサラサドウダン
この何とも言えない落ち着いた色気。自然種だからこその彩りです。

 

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シロバナノヘビイチゴ
花の後は赤い実がなり、蛇が好んで食べるとの言い伝えがありますが、人が食べても美味しいという話を聞きます。

 

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ユモトマムシグサ
湯ノ湖の周囲によく見られるサトイモ科の花で日光湯元で発見されたのでこの名が付いたそうです。輪生した葉の上に花が付くのが特徴で、湯元にはこれに似た花でヒロハテンナンショウがあり、花の付き方が逆で葉の下に付くので見分けます。

 

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レンゲツツジ
朱色で大型の花を咲かし、遠くからでもよく目立ちます。戦場ヶ原では原全体に咲きますが湯ノ湖では兎島の湿地帯で見られるだけ。

 

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オオバタネツケバナ
これも湿地帯特有の花で、里では水に浸した稲の種が芽を出すころに咲く花であることから名がついたそうです。

 

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イチヨウラン
地面に張り付いたように見える1枚の葉の脇から20センチほどの柄を出し、ひとつだけ花をつけます。日光では1カ所ここ湯ノ湖に自生する貴重な花です。

 

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クサボケ
里でもよく見るオレンジ色のきれいな花です。名前の一部にクサとありますがれっきとした樹木です。

 

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葉っぱだけだとシロバナノヘビイチゴと見分けがつきませんが、これはミツバツチグリといって奥日光のどこにでもある普通の花です。

 

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ハウチワカエデの咲き終わった実
パークボランティアの仕事で毎週奥日光へ花の観察のために通っていますが、1週おきに小田代ケ原と湯元を交互に歩くため、花が咲いている時を逃してしまい、このように実だけと対面することもあります。

 

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ニワトコ
とても地味なので花としての魅力には今ひとつ欠けますが、湯ノ湖の春を象徴する花ではあります。

 

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ウリハダカエデ
カエデの種類の花は樹木の高さと葉の大きさの割にいたって地味であまり目立ちません。ただしウリハダカエデは葉の間から10センチほどの花をたくさん付けた花序をだし、葉の下に垂れ下がるので注意すれば気がつきます。
それよりは樹皮がスイカの表面の柄ととそっくりなのが特徴です。木の名にもなっていることだし。

 

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オオツリバナ
その名の通り花がつり下がって咲くことから名がついていますが、花そのものは地味で見落としやすいと言えます。
仲間にヒロハツリバナがあって混同しやすいのですが、ヒロハツリバナの花が4弁なのにたいしてこの花は4弁と5弁が混在しているので見分けられます。

 

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コヨウラクツツジ
まるで果物の実のようで美味しそうと覚えておくといいかもしれません。

 

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セントウソウ
奥日光全域に生えていますが、花はまったく同じでイワセントウソウというのもあります。
違いはイワセントウソウの葉が細長いのにたいしてこれはニンジンの葉のよう。

 

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シウリザクラの蕾
私が次回、湯ノ湖を歩く頃(たぶん下旬)には花が咲き終わってしまうであろうと思い、蕾の写真を掲載しておくことにします。
サクラと聞けばソメイヨシノに代表されるピンクの大柄の花を想像するかもしれないが、山のサクラはいろいろ。シウリザクラは写真でわかるとおり穂状に小さな花をたくさん咲かせます。そして咲き終わると地面が真っ白になるほど落ちた花で埋め尽くされます。

 

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アズマシャクナゲ
言わずと知れた湯ノ湖を代表する花です。例年だともうとっくに終わっているはずですが、寒さが続いたために6月半ばというのに見頃です。湖を背景に撮ると素人でも作品になります。

 

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コミヤマカタバミ
小田代ケ原と戦場ヶ原にも咲くコミヤマカタバミはどちらかというと口をすぼめたままで終わってしまうのですが、きょうは全開サービス。おかげで花弁にある模様まではっきり撮れました。

 

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サラサドウダン
前で紹介したベニサラサドウダンとはまったく同じ形の蕾、花となるが色が「ベニ」ではないことが異なります。

 

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オオバミネカエデ
花だけを見るとウリハダカエデとそっくりだが花の付き方が穂状ではないということが異なっている。

 

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マイヅルソウ
これも奥日光全域で見られる花であるが、湯ノ湖で見るのはひっそりと控えめで趣が異なるのがよい。

 

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タケシマラン
葉は横に広がりその下に小さな花を咲かせるが、だいたいは日陰にあり実に控えめである。それ故、この花のファンは多い、って私だけかも(笑)。

 

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ツバメオモト
湯川沿いの1カ所だけにあった(今でも)が、実は湯ノ湖にもあったとは。
遊歩道から湖を見下ろす位置にあり、普段私がみるのとは別の位置であることから気がつかなかっただけに新鮮であった。

 

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ヒロハテンナンショウ
写真だとなんだユモトマムシグサじゃないかと思われるが、花の位置はまったく違うので文句なしのヒロハテンナンショウ。国民休暇村の脇に大群落を形成している。

 

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オニルリソウ
ヒロハテンナンショウの近くに一株だけというのが貴重なのかどうかもわからないが、とにかく奥日光でここだけに咲く花です。

 

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クルマバツクバネソウ
8枚からなる輪生の葉の真ん中から柄を出し、先端に葉と間違ってしまいそうな4枚の萼と雄しべという独特の並び。これも奥日光では貴重種といえます。

約1年ぶりとなる奥日光の花の情報をお届けできる季節となりました。
今年は寒さが長引いて全体的に開花が遅れ気味で、本格的には6月末から7月にかけてが見頃になりそう。
この日は小田代ケ原展望台から歩き始め、戦場ヶ原を抜けて赤沼へ戻るコース(本記事では奥日光と総称します)を歩きました。

ここで紹介している花が咲いている場所をグーグルマップで見ることができます。
http://ippo.jp/nature/flower/100603odashiro/100603odashiro.htm

ツボスミレ
ツボスミレ
奥日光でよく見られる背丈10センチほどの小さなスミレで唇弁に薄紫の筋状の模様があります。

ワチガイソウ
ワチガイソウ
5枚の星形に並んだ花弁が特徴。

ズダヤクシュ
ズダヤクシュ
和名だと喘息薬種と書く、喘息に効く薬草だそうです。花期が長いので6月いっぱい見られそうです。

セントウソウ
セントウソウ
ニンジンに似た葉の先に柄を伸ばし、小さな花をたくさんつけます。

クリンユキフデ
クリンユキフデ
九輪雪筆という華麗な和名を持つこの花は、葉に抱かれるようにして柄を伸ばし、その先端に筆先のような穂状の花をつけます。

タチツボスミレ
タチツボスミレ
奥日光はスミレの仲間がたくさんありますが、ツボスミレにたいしてこれはタチツボスミレ。
立坪菫(だったかな?)と書き、建築で使う墨坪を立てたような形に似ていることが語源となっているそうです。

ミヤマウグイスカグラ
ミヤマウグイスカグラ
深山鶯神楽という和名をもち、薄赤いラッパ状の花を咲かします。群生することはありませんが、コース状に10数カ所見られます。
さて、和名から想像してこの花の語源は?

フデリンドウ
フデリンドウ
背丈5センチほどの細い柄に2・3ヶのラッパ状の花をつけます。
その花が筆先に似ているからこの名がついたものと思いますが、その色といい小ささといい、可憐で飽きない花です。

キジムシロ
キジムシロ
地に這うようにして広がる葉を、雉が座る筵にたとえて名がついたそうです。
やや光沢を帯びた5弁からなる黄色の花は、やはり似た葉をもつミツバツチグリと見分けがつきませんが、葉の数と葉の広がり方で違いがわかります。

コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ
葉だけ見るとクローバーに似ていますが、まさか標高1400メートルの高原に野原に咲くクローバーなどあるはずがありません。そういえば葉の形がきれいなハート型をしているし、花もまったく違ってクローバーのように野性味はなく、可憐そのもの。

ズミ
ズミ
奥日光の乾燥化に拍車をかけているという評価をうけているのがこのズミ。乾燥化に伴ってズミが増えてきているのか、その因果関係ははっきりしませんが、たしかに全体の景観を損ねているのは間違いないし、花の美しさを除けばあまり好きな植物ではない、というのが個人的な評価です。

ワタスゲ
ワタスゲ
戦場ヶ原の木道の東側に広がる草原一面に直径1センチほどの白い綿状のものが風に揺れているのを見ることがあります。この数年で数が増え、白い絨毯を敷き詰めたように見えるほどになりました。

クロミノウグイスカグラ
クロミノウグイスカグラ
上で紹介したミヤマウグイスカグラが赤い実をつけるのにたいして、こちらは黒い実をつけることから名がつきましたが、別名ハスカップですが、奥日光の高原で咲く花としてはハスカップよりはクロミノウグイスカグラの方がよく似合います。
4・5年前にはこの花が咲いているだけで話題になったものですが、シカによる食害から守られたおかげで数はぐんと増え、いまでは木道に沿って見られるまでになりました。

谷地坊主
谷地坊主
花が咲いているわけではありませんが、話題のネタとして提供。
河童が池から頭だけのぞかしたようなこの奇妙なものはスゲの集まりなのです。なぜこのような形を作るのかはわかりませんが、この時期は新しい芽が出て古いスゲが帽子をかぶったようになります。
写真は戦場ヶ原の谷地坊主ですが、光徳沼にもたくさんあります。

さて来週はどんな花が見られるか、楽しみです。




soba2009.gif恒例行事となった「日光そばまつり」が今年は第15回日本そば博覧会を兼ねて明日から開催されます。
出展数30店。期間中、大谷川公園内のオートキャンプ場が蕎麦の町と化す、とても楽しい行事です。

そばまつりは2002年の第8回日本そば博覧会が今市市で開催されたのを機に、翌年からは「今市そばまつり」として「そばのまち今市」のPRを目的に毎年開催されている、来場者数からいえば日光市最大の行事といえます。

国道119号線と並行するバイパス沿いにある「日光だいや川公園内・オートキャンプ場」を会場にしておこなわれ、普段は閑散として利用者もいないキャンプ場も期間中は県内外から多くの人が訪れ、超がつくほどの賑わいを見せます。
会場には実際に各地で店を営んでいるお蕎麦屋さんがこの日のために仮設店舗を構え、営業します。
お蕎麦は当然ながらすべての店がその場で打ち、その場で茹でた麺を出しますのでお蕎麦が好きな方にはたまらない行事です。
今年の開催日は10月31日(土)から11月3日(火)までの4日間で、紅葉時期とも重なって混みますが、お時間が許せば是非お越しの上、美味しいお蕎麦をご賞味ください。

※文中、今市市とあるのは現在の日光市のこと。「今市そばまつり」とあるのは「日光そばまつり」に、また「そばのまち今市」とあるのは「そばのまち日光」に名称変更されています。

R0011951.JPGオートキャンプ場が蕎麦の町に。
ここは日光大谷川公園にある県営のオートキャンプ場。
普段は利用する人もなく、閑散としていますが「そばまつり」の期間中は人で溢れかえります。

R0011939.JPG手打ちの実演もあります。
各店舗とも手打ちを出しますが、来場者の目の前で打っていますので勉強にもなります。


より大きな地図で 日光そばまつり会場 を表示

当初予定していた場所(ホテルジャパン内のテニスコート)では住民の賛同が得られないのであれば、ゴルフ場にするから改めて住民への説明会を開催して欲しいというエクセル航空からの申し出に対して、私たち霧降自治会は説明会に前向きな姿勢を示し、そのための事前の打ち合わせをおこなったのが9月25日であった。

私たち霧降自治会が弁護士(正確にはエクセル航空→国交省→弁護士)を通して間接的に聞いたゴルフ場というのは、テニスコートから約1キロほど北西に位置し、霧降自治会の住民からは少し離れることになるわけで、であれば騒音も少し軽減されるかもわからないので申し出を拒否する理由はなくなる。
話し合いの25日。しかしエクセル航空からの提案を聞いているうちに、説明がおかしいことに気づいた。何がおかしいかというと、そこで提示された新しい発着場はゴルフ場などではなく、当初予定していたテニスコートからほんの数メートル離れた隣のテニスコートなのだ。
オイオイ、いったいどういうことなんだ。私たちは1キロ離れたゴルフ場にするからという申し出があったので今日の話し合いに臨んだわけで、それが隣のテニスコートにするからとは、、、エクセル航空は恐れ多くも行政官庁に嘘をついたことになるのだぞ。

そんなやり取りが25日にあったのだが、話しのラチがあかないため、「テニスコートということであればなんら改善策にならないので説明会は開催できない。ただし弁護士から聞いていたゴルフ場にするのであれば説明会を受けるつもりだ。しかしその前提として、今秋は騒音を我慢するが来春以後の運航は止めて欲しい」との逆提案をしたところ、それでは明日、つまり26日に返事をするという言葉を最後にこの日の話し合いはお開きとなった。
そして返事を待つこと2週間。エクセル航空からは自治会の提案に対する返事を未だにもらえていない状況だ。
ゴルフ場にするから改めて説明会を開かせて欲しいと言ってきたのはエクセル航空であり、それに対して霧降自治会は条件付きながら説明を受けましょうと答えたにもかかわらず、その答がいまだにないのはどういうことなのだろう。

10月6日、自治会の代理人である弁護士から私に電話があって、エクセル航空は国交省に対して霧降での運航は住民の反対があってできないため、場所を変えて運航したいと申し出ているとの話しを聞いた。
私たちは説明会を開催する心づもりで待っていたにもかかわらず、弁護士を通して聞いたのは、霧降での運航は中止するということであった。信じられない話しにしばし呆然とする。
中止にするのであればまずは2週間も返事を保留にしている私たち自治会に対して正式に説明があって然るべきものを、なんら説明もしないというのは企業としてあまりにも不誠実ではないのか。

9月7日の新聞の記事で知ってから、私はこの会社の不誠実さ、言い換えれば嘘ばかりの対応に振り回されてきた。今回で言えば霧降での運航が中止になったことも知らされず、私たちは説明会を開催するための心の準備をしていたのだ。
またしても私たちの労力と時間を無駄に使わされてしまったことになる。

10月7日の朝日新聞に「遊覧ヘリ運航、延期」という見出しで、「地元住民との話し合いが解決しない限り、運航するのは難しい状態だ」とのエクセル航空のコメントが載せられている。
そうではないのだ。上に述べたように、話し合いはエクセル航空が一方的に拒否しているのだ。それなのに、新聞社の求めに応じたコメントが”地元住民との話し合いが解決しない限り”とはいったいどういうつもりなのだ。ここにあらためてこの会社の不誠実さが見える。

新聞社に対しては、さも地元住民との話し合いを求めているかのように振る舞っていながら、国交省に対しては霧降での運航は住民が反対しているので諦めたとの言葉の使い分けに見られるように、この会社は相手がたとえ許認可権を持つ行政官庁であろうが、真実を追うのを使命としているジャーナリズムであろうが、私たち被害を受ける側の住民であろうが、会社の目的を達するためならその場その場で嘘を平気で使い分ける、倫理観に欠ける最低の会社であることがわかる。

ヘリの運航でもっとも影響を受ける霧降地区の住民がいない場で住民説明会と称する会合をおこない、賛否を採っていないにもかかわらず住民の賛同が得られたとする嘘から始まり、今日に至るまで嘘をつき続けることで観光ヘリの運航を是が非でも遂げんとするエクセル航空を、私は絶対に許さない。
ここで私が書いていることがもしエクセル航空の名誉を傷つけるのであれば、エクセル航空は私を訴えればいい。そうなれば私は証拠を提示して、この会社が行政官庁や新聞社、私たち住民についてきた嘘の数々を暴いてみせる。

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