同行のSさん、三度目の挑戦で日光霧降高原・丸山を制覇。

2年前の7月、丸山登頂は果したものの下山中に雨で道を見失い、見知らぬ道路に出て通行の車に助けられ、昨年5月はこれも下山中にコース上に残っていた雪に戦意喪失し、来た道を戻って事なきを得たというSさん。

ならば管理人がサポートしてあげようと、雪の丸山にお誘いした。
当然ながらSさんにとっては過去二度の経験よりも厳しいことはいうまでもなく、それをなんとかしてあげようというのが今回のツアーであった。
深い雪と強風で行く手を阻まれて山頂まで3時間半もかかったのは後の行程に影響を与える結果となったが、昨年など4時間かかったこともあり、一応想定内。

無雪期の経験は豊富なSさんにとって雪が深くまた、急傾斜の丸山登山は厳しかったようであるが、過去二度の雪辱を果たしたのでとても満足そうであった。


 

IMG_8116第一番目の難関はこの沢渡り。
急な下りと急な登りをクリアしなくてはならない。

IMG_8120早朝、雪が舞っていた霧降高原は11時にはすっかり晴れ気持ちのいい青空となった。が、風が強い。

IMG_8123丸山東面のトラバース。
ほとんど平坦なのでこのコースで唯一、息が抜ける場所。

IMG_8127南から登って八平ヶ原に到着。
ここで西へ90度、向きを変えると丸山登山道へ行く。

IMG_8131一面の笹原で遮るものがない八平ヶ原は風をもろにうける。
木立の間に白い霧状に見えるのは風に舞った雪煙。

IMG_8140丸山登山道も山頂直下まで来ると視界がぐっと開けて関東平野が180度のパノラマで楽しめる。
管理人は奥日光にも長年通っているが、このような大展望は2千メートル級の山からでないと拝むことができない。
文句なしに絶景である。

IMG_81461689メートルの丸山山頂に立ったSさん。
ここまででかなり疲れた様子だったが元気を盛り返したようだ。

IMG_8152疲れた原因はやはりこの雪の深さであろうな。
管理人でも大変だったもの。