恐ろしかぁ、水の力!

台風9号による通行止めも解除され、いつもの賑わいを取り戻した小田代ケ原と戦場ケ原ですが、思わぬところに台風の置きみやげが残っていました。

1003.jpgここは青木橋の休憩どころ。
テーブルとベンチがあって、休憩したり、ご飯を食べたりする場所です。
ここをよく利用する人は、なんか変だぞ、と思うに違いない光景が台風の後ずっと見られます。
写真のテーブルは、本来なら奥に見える丸太の柵の、ちょうど角にあったはず。
それがなんで???
引きずった跡は見られません。
もしや?
そうなんですよ。台風の大雨で湯川が増水し、テーブルを持ち上げて写真の位置まで移動してしまったのです。
湯川の川面からテーブルがあったところまで、高さで2メートルの差があります。ということは、水位が2メート以上も上がったということになります。

湯川は湯ノ湖から溢れた水の流れですが、台風の時の雨量は50センチ以上もあったとのことですから、湯ノ湖からはもちろんのこと、川の周囲からも水がどんどん流れ込んで、2メートル以上も水位が上がったのでしょう。
丸太と分厚い板を組み合わせて作ってあるテーブルは、相当な重量だと思いますが、それを移動させてしまう力というのは想像もできないくらいです。

たまたま出会った環境省の人に尋ねたところ、人力で元に戻すのは不可能だから、このままにしておきます、というなんとも明快な答えが返ってきました(笑)。

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