2014年11月21日(金) 快晴
14日に岩屋観音を訪ねてちょうど1週間。そのときは岩屋観音から志度淵川堰堤に降りるつもりがルートを見失い、やむなく同じ道を引き返してノーマルルートで御幸町登山口へ下山する羽目になった。今回は出かける前に地形図を穴が空くほど見つめ、頭にしっかりルートをたたき込んでの出陣である。
前回の山行で志度淵川堰堤へのルートはおおよその検討はついていたのだが時間も遅かったので、危険を冒すよりも慣れたルートで帰ろうと考えて時間はかなりかかったが同じ道を引き返したわけである。
今回は岩屋観音から志度淵川堰堤に降りるためのルート探索が目的なので鳴虫山へは登らず、500メートル手前のピーク1058から岩屋観音へ直接、向かった。
結論を言うと岩屋観音から志度淵川堰堤に降りるルートは前回、もしかすると、と思った小道で間違いないことがわかった。
842メートルの神ノ主山(こうのすやま)に到着(08:47)。
ピーク1058に到着。このままルート上を進めば500メートル、約20分で鳴虫山に到着するが今日はここで進路を真北に変え岩屋観音へ(09:44)。
ピーク1058からしばらくの間、落ち葉が積もった急傾斜をずるずる滑りながら下ると、やがて歩きやすい稜線に出る。
ここまで来ると岩屋観音はすぐ。
写真の上方へと少し進んで進路を南(右)に変えるとこんもりした場所にでる。岩屋観音はその地面の下にある(10:32)。
これが岩屋観音。自然の大岩をくりぬいて造ったものらしい。
人が立てるほどの高さがある(10:38)。
先ほどの赤と黄色のプレートの場所まで戻り北北東に向かう小道を下る。
前回、この道の存在はわかっていたがどう見ても尾根には見えないため行くのを諦めたのだ。
檜の植林地だが状況は決して悪くはない。
連山一望の場所から先はかろうじて踏み跡がわかる程度の悪路。急傾斜となったが、無事にゴールとなる志度淵川にたどり着くことができた。
志度淵川から登る場合はこのコンクリート製の電柱が目印となる。
なお、ここは現在、堰堤工事中で重機類が動いている。要注意。
志度淵川をあとに、今日2つ目の目的地である銭澤不動尊へ向かう。
ただし、かなりの距離があるので車で。
含満淵手前にある日光第二発電所に向かう。
この水力発電所は明治26年(1893)に建設(その後、立て替えられた)されたというから歴史が古い。
導水路に沿って歩くと史跡探勝路という標識があるので、導水路を渡る。
フェンスがもうひとつ現れ、そこに合峰にかかっているのと同じデザインの標識が。
やがて銭沢(今日は涸れていた)に出、沢に沿って歩くが、地形図ではここ全体が沢に相当する。
この建物の向こうに回り斜面を登ると合峰を経由して鳴虫山に行く。
正面から眺める。
真っ赤に塗られた建物は二社一寺の流れをくんでいるのかそれとも、山の中なので遠方から目立つようにとの配慮なのか。
ここから北西の方角に女峰山と赤薙山が一望できる。腰掛けになる岩があったのであんパンとカレーパンでお昼にした。
帰りは日光宇都宮有料道路に沿って歩き、含満淵の流れを見ながらのんびり歩いた。
車から眺める大谷川とは様相がまったく異なり、ここは渓谷美が見られる。
私が車を置いたのはさらに先、発電所脇の無料駐車場でした。
この画像はDAN杉本氏による「カシミール3D」を利用して1/2.5万地形図上にGPSの軌跡を描画したものです。
銭澤不動尊は場所を確認する目的だったので歩いた距離は遠回りしても3キロちょっとだった。次回は岩屋観音から鳴虫山を経由して銭澤不動尊へ降りるルートを辿ってみよう。