女峰山冠雪

低気圧の通過で荒れた日光は、男体山を始め、それに続く山々(通称・日光連山)に雪をもたらし、朝になって見ると山の峰が薄化粧をしていました。
日光連山の中では、霧降高原に近い赤薙山と女峰山も冠雪していて、冬の到来を告げるかのような白さでした。
根雪になるのは12月になってからですが、毎年10月になると、冠雪と融雪を繰り返しながら、次第に根雪となっていきます。

女峰山(2483メートル)は、日光の山としては白根山、男体山に次いで高くまた、地理的な影響なのか積雪量が多く、一度根雪になると4月まで残ります。
山頂からの展望がすばらしいのと、変化にとんだアプローチが楽しめますが、登山口までのアクセスが悪いため、登る人は少なく、どちらかといえば山好きな人のための山といえるでしょう。

私が山を始めたのは、ペンションから見える白銀の女峰山に魅入られたのがきっかけです。それまでは散歩気分で登れる数百メートル程度の山しか経験がなかったのですが、自分が住む目の前にそびえる女峰山を見て、いつかはあんな美しい山に登ってみたいなぁ、と思いました。
とはいっても、片道6時間も歩く自信などなく、まずは手始めにと思って登ったのが、女峰山の東にそびえ、登山口まで車で行ける赤薙山(2010メートル)でした。
以来、日光の多くの山に登りましたが、女峰山は登って満足できる、名山として私の記録に残ります。
とはいっても、このときは、一番近い登山口である裏男体の志津を選んだのですが。

写真右側は赤薙山、中央が女峰山です。

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