10日から始まった3連休のうち1日目と3日目は雪こそ降らなかったが強風が吹き荒れる天候となり、ツアーの参加者にもガイドを務めた管理人にも辛いスノーシューツアーになった。
10日は参加者のリクエストで日光霧降高原・丸山にしたが、八平ヶ原から丸山登山口に取りついた頃から風が強まり、雪煙を巻き上げながら身体にびしびしと当たるほどで厚手のジャケットを着ていても体温が奪われていくのがわかった。
11日は曇り空の下でスタートしたが折り返し点まで来ると雲がとれ、金精山の岩壁についた雪と青空とのコントラストがそれは見事で、参加者から感嘆の声が聞こえた。正面に銀色に輝く金精山、振り返ると男体山が目の高さに見えるこのコースは奥日光のスノーシューコースでは景色の良さで群を抜く。
12日はテント泊もするというYさんご夫妻を刈込湖にご案内したがこの日も風が吹き荒れ、ジャケットのフードをかぶりっぱなしという猛烈な寒さであった。
ふだんなら途中、暑くて脱ぐフリースも最後まで着たまんま。それでも汗さえかくことはなかったので、気温はマイナス5度。体感ではマイナス10度に達していたはずだ。
2014年1月10日(土)/霧降高原・丸山
丸山へはいつものように旧登山道から八平ヶ原を経由するが、このあとすぐ八平ヶ原。
風が強くなってきたのはこのあたりから。
この日の参加者はマイスノーシュー持参のMさんご夫妻と初体験のMさんでした。
八平ヶ原に到着。
風が強く雲がなくなったことで20キロ先の高原山がよく見える。
標高1689メートルの丸山山頂に到着。ここに至る道のりが長かった。
管理人がコースとしているのは北斜面だが北からの強い風が止むことなく吹きつけ、骨身に堪えるというのはまさにこのことではないかと思った。
寒いのには慣れている管理人でさえそうなので参加者はそうとう辛かったでしょう、きっと。
しかし、どうしたわけか山頂に着いたときは風はぱたっと止んでくれて、ランチを快適に済ませることができたのは幸いであった。
2015年1月11日(日)/奥日光・金精沢
緩斜面が続く往復5キロの金精沢コースは奥日光のスノーシューコースでは抜群の眺望を誇る。
進む正面に周りの山と比べてひときわ銀色に輝く金精山が、振り返ると目の高さに男体山を眺めることができ、選べば急斜面を歩くこともできるという、初めての方から経験者まで楽しめるのがこのコースである。
写真はTさんファミリー。お嬢さんの足の軽さは特筆ものでガイドたる管理人は追いつけない。
2015年1月12日(月)/奥日光・刈込湖
日頃から山登りをしているというYさんご夫妻だがスノーシューは初めてという。
問題はないはずなので刈込湖にご案内したが30センチの新雪でラッセルを余儀なくされた。
管理人ひとりでは手に負えないので交代で歩いたのは言うまでもない。
230センチの高さがある小峠の標識は人の腰くらいまでになり、例年並みの積雪であることを示している。しかし、この日は連日、降ったとみえて新雪だけで30センチもあった。
小峠は山の谷間となっていて風の通り道。ものすごい風に閉口した。
刈込湖に到着しさっそく、氷結した湖を歩くご夫妻。風は止んでいる。
いつもならここでランチとするがいつまた強風が吹き荒れるとも限らないので、ちょっと様子を見る。
風が強ければ茂みに入ってツェルトを張ろうと考えたが、天は我らに味方したのか風は止んだままだ。
ランチは今しかないと考え、さっそくいただくことにした。
刈込湖をあとに雪が積もったときだけ歩ける、冬道で帰る。
強い風で雪が飛ばされて模様となった、風紋。自然の芸術ですな。
帰りも凄かった。
10センチ程度の新雪なら気持ちよく歩けるが30センチもあったら苦痛でしかない。
ここでも先頭はYさんに任せ、管理人はその後からノコノコついていく。
今年は本当に雪が豊富で天気にも恵まれ素晴らしそうですね。(^^)(^^)
「管理人にも辛いスノーシューツアーになった」
とのことですが、
東京に逼塞している身としてはただただ羨ましいかぎりです。
早く、スノーシューをはいて思う存分歩き回りたい・・・
いやあ、10日は本当に寒かったですね。気温が低いだけならまだ耐えられますが、風は勘弁してほしいですよ(^^)。
悪児さんにおいてはそろそろ日光への計画を策定するころでしょうか?
今年はどこへ行きましょうかね。