咲いた、咲いた、氷の花が!

パークボランティアの仕事で奥日光に向かう途中、いろは坂の終わり近くまで来ると、なにやら前方の景色がいつもと違い、山全体が白っぽくてとても幻想的。
う~ん、昨夜は雪など降らなかったはずなのに、なんだなんだこの光景は?

って、ずいぶん思わせぶりな出だしとなってしまったが、実はもっと早くから正体がわかっていたのを、我ながら感動に値する光景だったために少し遠回しに書いた次第。
で、どんな光景だったかをまずは写真でご紹介。
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第2いろは坂の明智トンネル手前。
こんな光景がいろは坂のあちこちで見られました。

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トンネル上部の山の斜面を拡大すると、木全体に真っ白な花が咲いたような感じ。

昨日のフィールドを振り返ってみると、春のような穏やかな天気で気温も上昇。昼時は10度くらいまで上がったような。
気温が高いと積もった雪が溶けて湿度が高くなり、水滴となって木の枝に付着。
それが夜になって気温の低下で凍ったものと推測される、つまり「霧氷」ですね。

今Wikipediaで調べたら、霧氷というのは樹氷、粗氷、樹霜の総称で、今回私が見たのは樹霜(じゅそう)らしい。
ムヒョー!などとただ感動するだけでなく、こうして調べてみたりすると知識が深まっておもしろい。