常連さん去って1週間、戦場ヶ原のズミが見頃を迎えた。

2026年5月29日(金) 晴れ

戦場ヶ原の遊歩道を塞ぐかのように前方にデーンと腰を据える男体山と、この時期の花、ズミを観るのを楽しみに毎年やってくる常連さんがいて、今年は先週21日に来てくれたことを前回ブログに書いた。

その日はあいにくの天候だったことに加えて、ズミの開花にはまだ少し早かった。
そのため場所を急遽、湯ノ湖に変更したのだが、おかげでアズマシャクナゲとトウゴクミツバツツジを堪能でき、ガイドたる役目も果たせたのではないかと思っている。

だが、念願の男体山とズミを見ることができなかったは常連さんにとって心残りであろう。
せめて写真で満足してもらおうではないか、そんなつもりで週間予報をウォッチしていると、金曜日(29日)を境に気温が高くなることがわかった。
平地の予想気温が26度となっているので、奥日光であれば20度とみた。
29日なら常連さんをガイドしてから1週間経つし、ズミの開花は確実である。
時間をかけてじっくり見て回り、写真をたくさん撮って常連さんに送ってあげよう。

メモ(地図アプリのGeographicaで記録した)
・歩行距離:10.9キロ(GPSログをカシミール3Dで処理した値)
・所要時間:3時間16分(写真撮影と休憩を含む)
・累積標高:194メートル(アップダウンのうち、上昇分の累積)

小田代ケ原と戦場ヶ原を歩くためにはそれなりの工夫が必要となる。
いや別に、ケガをするとか疲労で動けなくなるとかそういう心配があるので工夫を、というのではなく、箱庭のようなこぢんまりした原を長く歩くためにはルートの工夫が必要という意味なのである。

今日は10キロ歩くことを目標にルートを検討した。
北戦場を入口として泉門池を経て小田代ケ原展望台に達し、そこから赤沼まで林間を歩き、バス停の手前から戦場ヶ原歩道に入って泉門池を経て北戦場をゴールとするルートだ。
計算上、これで10キロは稼げるはずだ。


北戦場の木道から見る男体山。
常連さんはこの景色を見たいのである。


湯滝から龍頭滝へ向かってゆっくり流れる湯川。
湯川の流れは戦場ヶ原のどこからでも眺めることができるが、深く蛇行している湯川を見るにはここが一番。


おやっ、ズミかな?


アズキナシだった。
少し離れるとズミと見違えるが、ズミとは花が違うし花数も違う、葉っぱも違う、枝にトゲがないことも違う。


休憩ポイントの泉門池には30分たらずで着いた。
トウゴクミツバツツジが咲いている。
休憩するにはまだ早いので先へ進んだ。


泉門池の先に分岐路がある。
ここは迷わず右へ、小田代ケ原へ向かう。


タチツボスミレ


ヒメイチゲだったかな?(ひどいピンボケ)。


マイヅルソウ


ツマトリソウ


三角おむすびの形をした小田代ケ原の北側の出入り口。
シカが侵入しないようにゲートがある。


歩く人もなく、静かな小田代ケ原西側の遊歩道。


ミツバツチグリ


おぉ、ズミが満開ですなぁ。
ズミは1本の細い枝に花をびっしり咲かせるから、少し離れてみるとこのように綿帽子のようになる。


ホザキシモツケの群落を通して男体山が一望。


日光連山総揃え。
右から男体山、大真名子山と小真名子山、その両座のすき間に遠く霞んで女峰山、大きいのが太郎山でその左が山王帽子山。


小田代ケ原展望台から市道1002号線を歩き、道標を左へ入る。


管理人はその昔、環境省の日光パークボランティアに携わっていたことがあって、小田代ケ原と戦場ヶ原に咲く花を調べて環境省に報告するのを任としていた。
小田代ケ原と戦場ヶ原に咲く花は200種以上もあるが、笹の繁茂が激しいためか、この林間に花は見つからず、調査の対象外にしていた。
だが、広葉樹が多いこの林間は開放的で気持ちがよく、プライベートでもよく歩く。


湯川を渡る木橋。


赤沼分岐を左、戦場ヶ原に入っていく。


ズミが始まるのはここから。
冒頭の画像(9:54の)の花とよく似ている(同じバラ科)が、ズミの花は花弁がよれているのがわかる。
葉っぱも小さく、なんとなくグシャッとしているのがわかるだろうか。


今日明日中には咲きそうな蕾。
咲くと真っ白なのに蕾のうちは赤色という特徴をもつ。


ズミが盛りを迎えるころ、戦場ヶ原はワタスゲが一面に広がる。
だが、まだ数日早いようだ。


ミヤマウグイスカグラ


ズミと男体山


この辺りがよかろう。
振り返って常連さんに送る景色をパシャ。


う~ん、いいねぇ!
目に優しいシラカバの新緑。


太郎山と山王帽子山を目にしながら光徳入口を目指す。


ズダヤクシュを最後に本日のブログの幕を閉じることにする。

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