ラムサール条約登録記念式典のお知らせ

本年11月、奥日光の湯の湖、湯川、戦場ヶ原、小田代ガ原が「奥日光の湿原」としてラムサール条約に登録されました。
ラムサール条約とは、湿原の保存に関する国際条約のことで、水鳥にとって貴重な生息地である湿地を、乱開発から守る目的で作られました。
今回、ラムサール条約に登録されたのは、奥日光の自然の素晴らしさが国際的に認められたことを表すものですが、日光に11年住み、一年のうち90日余りを奥日光で過ごす私には、これから日光がなすべき課題が今まで以上に高く積み上げられたようで、大きなプレッシャーを感じます。
湯元温泉の排水が流入している湯の湖そして、湯川の水質の悪化。ハイカーや釣り人による湿地帯への立ち入りで荒廃が進む湿原にたいして、これから行政や市民がどのように取り組んでいくのか、現状ではなんの見通しも立っていません。
ラムサール条約に登録されたからといって、急激な変化は望めませんが、これをひとつのきっかけとして、私も考えを新たにして、奥日光の自然と向き合いたいと思います。
話題は変わりますが、来月10日に、ラムサール条約に登録されたことを記念して、シンポジウムが開催されます。著名人や識者による貴重な話が聴けるものと思いますので、もし時間に余裕があればお出かけください。
以下、その詳細です。
・日  時
 12月10日(土) 13:00〜17:15
・場所
 日光市総合会館(入場無料/日光駅からバス10分)
・記念講演
 「森と暮らす、森に学ぶ」 講師:柳生博氏
・パネルディスカッション
 「奥日光の自然の賢明な利用とは何か?」
https://www.kirifuri.com/ippo/shikinotayori/ramsar.gif

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