説明会開催を依頼されたが断った

昨日(17日)朝、住民への説明がいっさいされないままでのヘリ運航計画にたいして、おそらく国交省からの指導(※)だと思うが、エクセル航空から誘致人を介して説明会をやらせてほしいとの話があり、誘致人から自治会長宛にその旨の連絡があった。
※国交省へは私からも自治会の代理人である弁護士からも事の経緯は口頭および文書で報告してあり、許認可権をもつ国交省は申請者に指導する立場にある。

そして17日13時から、エクセル航空から2名、住民側から6名、誘致人1名、計9名で話し合いをおこなった。
席上、まずエクセル航空から住民への説明が十分ではなかったという謝罪があった後、このヘリ運航が日光がもつ資産(世界遺産のこと)を有効に活用することにつながるのでぜひ認めてほしいとの説明がなされ、そのためにももう一度説明会をやらせてほしいと、繰り返し懇願された。

住民側はこれまでの手続きにおいて、始めから欠陥があったことが会社そして誘致人への不信感につながったのだし、結果として総会の場でヘリ運航反対という住民の固い決意を確認したのだ。
何度も書いているが、私たち霧降の住民は自然の豊かさと静けさを求めて他地区から移り住んだ方が多く、騒音と危険に怯えながらの暮らしは誰一人として望んではいない。
だからエクセル航空からの申し出は当然のことながらながら拒否をした。

7月31日におこなわれた住民への説明会と称して、私たち霧降の住民(ここでは霧降自治会および同エリアで暮らす非自治会員の住民という意)が不在のまま一方的に説明がおこなわれ、なおかつ賛否を採っていないにもかかわらず住民の賛同が得られたと国交省及び日光市に嘘の報告をしたエクセル航空のやり方は私たち住民を欺したことに他ならず、とうてい許せることではない。
エクセル航空が非を認めて何遍も何遍も謝罪したとしても私たち住民の良心はエクセル航空を許すわけにはいかない。

昨日の話し合いは1時間40分にわたっておこなわれ、結果は決裂したが私たちはエクセル航空の言い分を十分聞いたつもりだし、また私たちも静かながら主張を繰り返し述べた。この点では大人の話し合いがおこなわれたと自負している。
エクセル航空が遺恨を残さず撤退してくれることを望んでいる。

それにしてもこの日の誘致人の態度には不可解なことが多かった。
誘致人であり7月31日の会議の開催を呼びかけた本人であるし、発着予定であるホテルジャパンに対して住民の賛同が得られていると説明もした。市会議員をやったほどの地元の実力者だから近隣への説得力もある。
私とは「霧降を元気にする会」のメンバーとして、これまで力を合わせて霧降地区の活性化に力を注いできた(もっともこの3年は会の運営に違和感を覚え、私は活動から遠ざかっているが)仲である。
同じ霧降に住む住民(霧降自治会エリアはからはかなり離れているが)として、そして誘致の実行者としてエクセル航空の手続きを監視すべき立場であるし、エクセル航空の不正を問いただす立場にあるように私には思えるのだが、この日の態度はなんとなく第三者的であり違和感を覚えた。
いずれ機会を設けて詳しく説明してもらわなくてはならないだろう。

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