ザックの中味。「ロールペーパー」

ハイキングや登山にティッシュペーパーを携行する人は多いと思いますが、ではロールペーパーは?

トイレは歩き始める前に済ませるのでそんなもの持っていかない。第一、大きすぎて邪魔になるよ、とおっしゃる方が多いかも知れません。
日帰り登山専門の管理人もトイレは自宅で済ませてから出発するので、たしかに使用する頻度は多くありません。

でその使い途なのですが、昼飯にカップ麺や袋麺を食べその汁が飲みきれないときなど、吸水性に優れたロールペーパーなら汁を残さず吸い取れるし、あるいは調理後のコッフェルやマグカップなどの水気を拭う場合などに重宝します。

ペーパーの端をつかんで適当な長さを引きずり出せばいいので面倒がないし、ティッシュペーパーのように残量を気にする必要もありません。
なお、内側の芯はあらかじめ外しておけばコンパクトに収納できます。

でもなんですね。鼻をかむにも汗を拭うにもティッシュペーパーが当たり前になった今日、ロールペーパーはトイレでしか使わないという人が圧倒的に多いのでしょうね。無理強いはいたしません。

最後に、ちゃんとしたトイレにしろ山中での緊急事態にしろ、ティッシュペーパーの使用は避けるべきです。多くの人が指摘しているように、水に溶ける性質をもつロールペーパーにたいしてティッシュペーパーは水にはめっぽう強く、溶けることがありません。
さらにはどんな場面で使おうとも、使ったら必ず持ち帰ることを山でのマナーと心得るべきでしょうね(これはロールペーパーにもいえます)。

春から初夏にかけて管理人は花見と称して小田代ケ原や戦場ヶ原によく行きますが、水を含んでべちゃっとしたティッシュペーパーをよく見かけます。炭鋏でつかんで回収しますが嫌なもんですね、あれは。