透き通る緑

重なり合った葉に陽が当たり、前の葉を通してうしろにある葉が、さらにその後ろにある葉が見え、同じ色の葉なのに、緑の濃さが違って見えます。
柔らかな緑、ソフトな緑、春の緑、、、と語彙に乏しい私の頭ではこれ以上の表現はできませんが、人の心を和ましてくれる色であることに違いはありません。
これはハルカラマツといって、6月に針状の花を咲かせるのを、カラマツの葉に例えてその名が付いています。
今、小田代ガ原や戦場ヶ原では、遅い春の訪れと共に、待ちわびたかのようにたくさんの植物が芽生えています。写真のような光景も随所に見られるのですが、ただし、上下左右に目を配りながら歩かないと見逃します。
観察眼、などというと難しそうに聞こえますが、要は自然から春の息吹を感じとる気持ちで歩く、ということに他なりません。余計に難しい?

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