五色沼と弥陀ヶ池

標高2578メートルの白根山の麓に二つの美しい池があり、雪解けの水を集め、今が一番美しい時期。
五色沼は標高2175メートルにありますが、周囲から水の流入がないにもかかわらず、いつ訪れても水を満々とたたえてその美しい姿で登山者を迎えてくれます。
五色沼へのルートはいくつかあるのですが、いずれも2千メートル級の山を越えなければたどり着かないため、楽しみにあずかれるのは、重装備した登山者だけ。
一方の弥陀ヶ池は、五色沼よりも80メートル高い、標高2254メートルに位置し、面積でいえば五色沼の1/8程度の小さな池です。五色沼との距離は約800メートルと近いので、セットで訪れると違った感動が得られることでしょう。
白根山にまだ雪が残る昨日(24日)、私は今年初めての白根山登頂を果たしました。5月に登るのは2004年以来ですが、積雪量は2年前をしのぎ、標高1744メートルにある登山口の菅沼(群馬県片品村)から、2410メートルの白根山の頂上直下まで、アイゼンとピッケルが手放せないほどの雪の量でした。
途中からアイゼンを外し、頂上まで登山靴で登れますが、登り切るとそこからは360度の展望があり、日光の山はもちろんのこと、尾瀬の燧ヶ岳や遠くは新潟(おそらく)の山々まで、障害物なしで見渡すことができ、登山者にとても贅沢なプレゼントを与えてくれます。
登山の詳細の記録は別に紹介するとして、今日はタイトルにあるとおり、五色沼と弥陀ヶ池の美しさをご覧いただくために写真を2点掲載しておきます。
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