静けさを求めて源流へ

ゴールデンウィークで混雑している国道から外れ、2キロも走るとそこは野鳥が飛び交う自然の中。沢に沿って登っていくとやがて傾斜が緩くなると同時に沢は途切れ、今度は山の斜面のあちこちから伏流水が勢いよく流れ出ているのを目にします。
雨や雪解け水が長い時間かかって地面に浸透し、濾過され、水としての旨い成分を取り込み、それが地下の水脈に集まって伏流水となるのでしょう。
カップで受けて口に含むと、適度な冷たさとまったくといっていいほどのクセのない味わいに、ふだんは浄水場で塩素殺菌された水道水を飲んでいる人は驚きの声をあげます。
全体の90パーセント以上を山林が占める日光は、沢や川、滝が多く、それほど遠くない場所で美味しい水が手に入る実に恵まれた環境です。
https://ippo.jp/blog/2006/05/0504-1-thumb.jpghttps://ippo.jp/blog/2006/05/0504-2-thumb.jpg