それにしても今年の日光丸山は相性が悪いのだろうか、今日も風と寒さで凍えた。

日光駅から近いのに冬山気分が味わえる日光霧降高原・丸山コースは管理人のお気に入りであり、達成感を味わいたいと思っているお客さんには積極的に勧めているコースなのだが、今シーズンはなぜか強風と寒さで苦労のしっぱなしである。管理人の素行になにか悪いことでも(^^;)

今日のツアーは三郷からお越しになったKさんでマイスノーシューをご持参でした。スノーシューは今日で二回目だが今月末に裏磐梯で標高差600メートルに挑戦するとのこと、そのシミュレーションだそうだ。
そのため、裏磐梯で使う装備をすべて身につけてこられた。GPS、スノーシャベルまで持参するという重装備である。

IMG_8305一昨日から昨日にかけて降った雪は浅い場所で10センチ、深い場所で30センチという絶好のコンディションとなり快適である。

歩き始めて間もなく高低差のある沢を渡るが雪が深いため、慣れている管理人でも怖じ気づくほどの傾斜となっている。

IMG_8306八平ヶ原に到着。
出発時点では晴れていたのに厚い雲に日差しが遮られて、空は次第に鉛色へと変わっていく。

IMG_8310丸山は北斜面から登るのが面白い。
標高は低いものの冬山登山の気分が味わえるのがその理由なのだが、北斜面だけに強風を覚悟しなくてはならないのと吹きだまりでは50センチほどの新雪のためスノーシューが潜ってしまい、雪の中からスノーシューを持ち上げるために太腿が辛い。

IMG_8311雪に埋まった階段を登っているKさんだが、この写真ではその傾斜がつかみづらい。実際に登っている人でなければ辛さはわからないだろうと思う。
スノーシューの先端を雪面に食い込ませて足場を造りながら登っていくが、わずか1メートル進むのに1~2分かかることもある。とにかく脚力を試される傾斜だ。
kさんも難儀したが管理人が手助けすることもなく、自力で登れたことから脚力は強いとみた。

IMG_8314傾斜がやや緩くなり山頂に近づいたことがわかる。
天気がいいとここから関東平野が一望できるのだが今日はダメだ。

IMG_8316山頂直下まで登り詰めたKさん。
ここから山頂まで10分だが吹雪である。
気温は零度前後とそれほど低くはないがとにかく強風のおかげで体温が奪われて、3枚しか身につけていない管理人には寒すぎる。
でもこのモノトーンが広がる広葉樹林は絵になりますね。

IMG_83191689メートルの山頂に到着。
空は相変わらず鉛色をしていて視界不良。
が、風が止んでくれたのが救いで、今日はツェルトを張らなくてはダメかと考えていたがその必要もなく、ランチに20分かけられたのが幸いであった。