含満ヶ淵

東照宮の前を走る国道に沿って、大谷川(だいやがわ)が流れています。中禅寺湖から華厳滝となって流れ落ち、その流れが大谷川です。
この川は、いろは坂の入口、馬返しから日光駅方面に向かってずっと国道沿いに流れているので、日光を車で走ったことがある人なら目にしているはず。
ところが、国道と有料道路が交わる清滝あたりで姿を消し、東照宮の前で再び姿を現します。
実は、姿を消している区間に、誰もが、お〜と感嘆の声をあげるほどの見事な渓谷があって、大谷川でもっとも美しい景色が見られるんです。
東照宮の少し先、日光植物園の裏手を流れる、ほんの短い区間ですが、川の自然の流れの美しさが堪能できます。
その名は含満ヶ淵(がんまんがふち)。
アクセスですが、東照宮前の国道沿いに、「千姫物語」というホテルがあって道が分岐していますので、その分岐した道を入ります。途中、大谷川を渡り、水力発電所の脇を通ると駐車場があります。ここまで車で約8分。
駐車場に着くと、大谷川が流れる音が聞こえてきますので、その音を目指して遊歩道を歩くと、正面に慈雲寺の門が見え、そこからは川沿いの道、つまり含満ヶ淵となります。
遊歩道の脇にたくさんのお地蔵さんが安置されていますので、いくつあるのか、数えながら歩くのも面白いですね。
実は、、、、往きと帰りとではその数が違う、、、というわけで、このお地蔵さんは”化け地蔵”と呼ばれているんです。
写真は台風14号の影響で水かさが増して、もの凄い迫力の大谷川・含満ヶ淵と化け地蔵。
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