健脚の常連さんとのツアーほど安心できるものはないが、ペースが速くてガイドの方が辛いのだw

2015年1月26日(月)

昨日から始まったスノーシューツアー3連戦の今日は2日目。昨日は小春日和のいいお天気だったけれど、今日も同じように絶好のスノーシュー日和となった。とはいっても晴れているのはどうしたわけか霧降高原の上空だけで、関東平野は分厚い雲におおわれていつもの筑波山が見えない。ここからわずか20キロしか離れていない鶏頂山も釈迦ヶ岳も見えない。
しかし、ここだけは上空は真っ青。雲がない。

今日のツアー参加者は常連のTさんひとり。仕事の休みが取れたとのことでつい3日前に申込みがあった。
Tさんからの申込みは管理人にとっては大歓迎なのである。なぜかといえば、管理人の娘といっていいくらいに若く、しかも美人ときているから歓迎しないわけがないのであるw
いやそれは別として、とにかく健脚なのである。管理人よりも健脚なのでガイド業務が楽なのである。それを言いたいための前置きである。

そんなわけで今日は健脚にぴったりの霧降高原・丸山に登ることにした。時間の余裕があればもっと足を伸ばして赤薙山の麓、焼石金剛まで行ってみよう。

IMG_8428霧降高原は素晴らしい青空に恵まれた。

IMG_8420八平ヶ原に到着。ここまで56分、1時間を切った。早い。

IMG_8425八平ヶ原から北東の方角に見えるはずの鶏頂山と釈迦ヶ岳は分厚い雲に覆い隠されて見えない。

IMG_8431丸山北斜面は中腹から上になると傾斜が変わり厳しい。
亀歩きの管理人はTさんがつけてくれたトレース上をノコノコとついていく。

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山頂近くになってようやく遠方の雲がとれ視界が開けてきた。

IMG_8437うひょ~、標高1689メートルの頂上である。空は真っ青、達成感たっぷり。

ちょうど12時。まだ先は長いのでここでお昼としましょう。

IMG_8442丸山山頂から西に赤薙山が一望できる。距離は約1.3キロ。
中央に見えるピークが赤薙山でその右に連なるピークを越えていくと女峰山に到達する。

IMG_8439ボーッと赤薙山を眺めていたら瞬く間に雲が、、、

いつもはここから小丸山経由で下山するところを時間がたっぷりあるので、距離を伸ばして焼石金剛へ向かうことにする。

IMG_8446丸山の南斜面を小丸山へ向かって下山していく途中に2つの鞍部がある。
ひとつ目の鞍部を南西の方角に急斜面を下るとふたつ目の鞍部に出、そこから急斜面を登るとこのような開放的な場所と出合う。コメツツジの群落地帯である。
奥日光のコースだとこの開放感は味わえない。

IMG_8454振り返ると丸山がかなり下にしかも、あんなに小さく見える。その先には雲海が見える。
ここは標高1800メートル。丸山よりも100メートル以上、高い。

IMG_8458今日の折り返し点となる焼石金剛に着いた。赤薙山まで直線で500メートルという近さだ。行けない距離ではないな、と密かに目論んでいる管理人。
焼石金剛という名の由来はわからないがこの辺り一面、溶岩石で埋め尽くされている。それらを神として崇めたのが焼石金剛の由来ではないかと、管理人は勝手に推測している。祠もあるし。
それにしても暑かった。ジャケットを脱ぎフリースを脱ぎ上は2枚のみだがさすがにこれ以上脱ぐのは女性相手だけに憚られる。顔から汗が噴き出し、したたり落ちる。

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焼石金剛からは稜線を小丸山まで進み、キスゲ平の天空回廊脇にある旧登山道で下山するのが管理人が主催しているスノーシューツアーの定番である。
下山中に早くも新芽を見つけた。この奇妙な形をした木の芽、なんだかわかりますか?
5月に開花する真っ白な花で、木の芽が奇妙な姿をしていますが名前もまた奇妙。