観光ヘリは大迷惑

すでに新聞で紹介されたので日光にお住まいの方はご承知の方も多い(地域版なので)と思うが、エクセル航空株式会社(本社・浦安市)による観光ヘリが10月2日から運航されようとしている。しかし、この計画はそもそも地元に住む私たちになんの説明もないまま計画されたもので、ただいま発着場のすぐ近くに住む私(=このブログの運営者)が中心となって、地元住民で組織する自治会(120世帯)として反対運動を展開しているところだ。

発着場として予定されているホテルジャパン日光と住民との距離はもっとも近いのが200メートル、遠くても2キロしか離れてなく、もし運航されれば騒音に悩まされるのは確実だし、また、発着場の北西には標高2483メートルの女峰山、2010メートルの赤薙山が控え、その距離は4キロと近く、四季を通じて山の気象の影響を受ける厳しい地形であるため、墜落の危険に怯えながら暮らさなくてはならなくなる。
なぜ一企業の利益のために発着場の近くに住む私たち住民が生活を犠牲にしなければならないのか、私にはその理由がわからない。

関連するブログを探したところ「日光を漂ふ」を見つけたので引用する。

何と言っても、このヘリコプターの難点は音ですね。 そこを配慮して、今年は市街地からの離着陸を止め、霧降のジャパン・トータル・クラブの敷地がヘリポートになります。

と書いてあるのを見て私は仰天した。
たしかに昨年まで市街地を発着場とし運航をしていたが、そこはヘリの発着場としては危険があるため国交省の許可が下りない場所であり無許可で運航していたらしいのと、住民運動によって撤退したのだ。
そして、今回は航空会社と発着場を変更してあらたに運航する計画が持ち上がったわけだが、よりにもよって「音に配慮して」、「今年は霧降で」というのはあまりにも冗談がキツイ。
発着が予定されている場所から半径2キロの範囲内に120世帯(週末だけ利用される別荘を加えると300世帯になる)もの住民が生活するエリアというのを想像できるであろうか?
「日光を漂ふ」の他の記事を読むと日光のことがかなり詳しく書かれているので、運営者はおそらく日光在住の方であると思うが、「霧降のジャパン・トータル・クラブ」というのは日光駅から車で5・6分の距離。そこへ行くには住宅や別荘が建ち並ぶ道路をいくので、一度でも訪れたことがある方であればそこは完全な生活エリアであることがわかる。それとも霧降というのはシカとサル以外の動物は住んでいないとでも思われているのだろうか?
「日光を漂ふ」さん、是非一度ヘリが発着する予定の霧降へお越しになり、どのような環境なのかをご自分の目で確かめてください。同じ日光市民である私たちのことを考えてくださるなら。その上で事の顛末を私がご説明しましょう。

ご意見を期待して「日光を漂ふ」さんにTBを送っておいた。

観光ヘリに反対「日光を漂ふ」さんが宣伝用のチラシを掲載されているので、当ブログでは同じチラシにバッテンを付けたのを掲載する。

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