古賀志山で見る花たち・ジガバチソウ観察(2022/06/04)

2022年6月4日(土) 快晴/暑い

きょう観た花(順不同)
ジガバチソウ、オカタツナミソウ、コアジサイ、アカショウマ、ネジキ、アブラツツジ(実)

先月26日、古賀志山のガイドツアーをおこなった際に地元の人からジガバチソウの生育場所を教わり、その場で観察したわけだが、それは管理人がこれまで見てきた花弁の中に雌しべと雄しべのある花とは違って花とも葉ともつかない奇妙な形をしたものだった。
う~ん、それでも花と言えるのか君は、と口から出かかったのを、教えてくれた人を前にぐっと抑え、写真だけ撮って次の目的地へと進んだのだった。
5月26日の様子

漢字名は「似我蜂草」と書き、花が昆虫のジガバチに似ていることからその名がついているらしい。
科名はラン科であることを帰宅して知った。
古賀志山で見るラン科の植物にはシュンランやエビネがあるがいずれも形がハッキリしていてこれぞ「ラン」といった特徴が見られる。
しかし、この花はどうだ?
その日はモヤモヤした気持ちを抱きながら古賀志山を後にしたのだった。
もっと時間をかけて花を観察し、ジガバチソウの正体を見極めたい。
その一心で同じ場所に行ってみることにした。

赤川ダムの水位はまだ復活していない。
間もなく梅雨入りするので赤川からの流入も増えるであろう。


緑に覆われた湖畔の広場。
標高は230メートルなので直射が差す場所は暑いがここは涼しげ。


今日は北登山道入口から中尾根三番岩へ向かって歩き始めた。
ここからだと危険な一番岩と二番岩を回避できるので利用者も多い。


二番岩と三番岩との鞍部に出て三番岩を見上げる。
ここはロープを使わずに登れる。


続いて四番岩。


岩の隙間から枯れ木がニョキッと突き出た特徴のある岩場(枯木岩←管理人命名)を通過する。


シソ科のオカタツナミソウ。
茎に付く毛は下を向き、葉は上に行くほど大きいという特徴がタツナミソウとの違い(らしい)。


装飾花のない紫陽花、コアジサイをアップで。


ヒカゲツツジの群生地、二枚岩。
ここに来る間に4人パーティー2組と単独の女性とすれ違ったがヒカゲツツジが終わったこの時期、人と会うのは珍しい。


ネジキ


実になったアブラツツジ。


アカショウマ


桧の伐採が終わって再び通行できるようになった細野林道を北尾根に向かう。


細野林道と北尾根との分岐。
以前は桧が鬱蒼と茂る薄暗い林間だったが伐採によって雰囲気がガラッと変わった。


西斜面が伐採された北尾根。
次の伐採は30年後乃至50年後ということになるのだろうか。


長倉山山頂に到着


古賀志山山域でここほど快適に歩けるトレイルはないと管理人が思っている長倉山と赤川ダムを結ぶ北尾根。


森林公園の駐車場脇に降り立ち今日のジガバチソウ観察は終わった。
時間はまだ早いが帰宅後、写真を整理してジガバチソウのモヤモヤを解消しよう。


これがジガバチソウ全体像で茶色のが花。
古賀志山でも生育数が少ないはずなので時系列から外した。


花を正面から見たところ。
これが花とは気がつかないほど普通の花とは形が違う。


別の株。
色が濃く、なんとなく花らしく見える。


咲き終わってもしゃもしゃっとした株。


文一総合出版「日本のラン ハンドブック」によるとジガバチソウはラン科エピデンドルム亜科クモキリソウ属(これはどうでもよく、わかりやすくラン科としておく)の植物で、日本にわりと広く分布しているらしい。
花の構造を調べてみるとなるほど紛れもなくラン科の花の特徴を備えていることがわかった。

古賀志山で見る花たち・ジガバチソウ観察(2022/06/04)」への2件のフィードバック

  1. 小倉啓子

    小倉です。
    流石ですね!
    ジガバチソウの写真、とてもクリアで部位の名前まで調べてあって分かりやすいです。なかなかピントの合わせにくい花で、再度撮りに行ったんですね☺️
    ツルリンドウの写真が?ですが…
    古賀志山は、花も面白いです。
    「古賀志山の花」は既に品切れで入手出来ませんでした。
    26日のblogも読ませていただきました。
    写真や詳細な文章から楽しい時間を思い出しました。有り難うございました。
    また、古賀志山へ行きたいと思っています。

    返信
    1. 亀歩き 投稿作成者

      コメントをありがとうございます。
      26日の場所の3メートル先にも数株あり、4日のブログの写真はそこで撮ったものです。
      長い時間粘ってようやくピントが合いました。

      ツルリンドウは違っていましたか?
      パッと見て、なんの疑いもなく撮って掲載しました。
      あれも調べ直しかな?(笑)

      「古賀志山の花」は初版で終わりなのかもわかりませんね。
      発行部数も少なかったのでしょう、アマゾンでは9千円に近いとんでもない価格で売られていました。
      機会があったら地元の古書店を探してみましょう。

      返信

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