霧降高原歩道という名は素敵だが、腰までの笹藪で疲労困憊。

このところ地図に道のないルートを歩くことが多く、神経と体をすり減らし疲労困憊で終わるというパターンが続いているため年もおしせまり、今度こそ快適な歩きを楽しんで有終の美を飾りたいと思い、天気のいい今日を選んで出かけてみた。

場所は管理人の家から10分(車ですが)で登山口に到着してしまうという、お手軽な外山(880M)である。
880メートルとはいっても立派な独立峰なので山頂からは南面と北面に素晴らしい景色が広がる。しかし、30分で登頂できてしまっては面白くないので下山は外山の裏に下りてさらに霧降高原歩道に出て稲荷川沿いを歩くという、推定10キロのコースを設定してみた。
地理院の2.5万地図にはコースが描かれているし標高差は500メートル。これなら疲労困憊は避けられるだろう。道迷いもしないだろう。終わったら風呂に入って夕食に美味いビールをグビッとできるだろう。と“だろう”ばかりの楽観気分で臨んだ次第だ。それがこんなにも疲れるとは、、、、

12キロの行程中、4キロ強は膝から腰までの笹藪のラッセルを強いられるし笹藪だから当然、道は隠れて見えないわで時間を食ってしまい昼飯は抜き。行動食を歩きながら食べるという切迫状態であった。
でもまぁ、なんとか予定していたルートで無事に帰ってきたので良しとしましょう(笑)。

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外山の登山口はいくつかのブロックに別れて点在する萩垣面別荘地の中、一番手前のブロックの片隅にある(この道路の行き止まりが登山口)。

IMG_7834外山は輪王寺の所有地となっていてこのような立派な鳥居の参道(以前は神社の所有地)がある。

IMG_7836標高880メートルとはいえバカにできない傾斜。

IMG_7841すでに息切れ状態の管理人は山頂近くの手すりにつかまって登る。
おかげで手すりのホコリが拭われてきれいになりました(笑)。

IMG_7842輪王寺の別院が見えてきた。

IMG_7849別院からの眺望は抜群で遠くは筑波山、市内だと鳴虫山が拝める。

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別院の脇を進むと毘沙門天が祀られていてここが880メートルの山頂。
毎年1月3日には「福銭貸し」という行事が行われる。

IMG_7857山頂からは北西の眺めがよく、日光連山が一望できる。
あの雪はもう4月まで解けることはないでしょう。

IMG_7864これから先が本日のメインルート。
まずは外山の裏に下りるためコンパスをセット。ほぼ真北。

IMG_7862地面は霜で滑りやすくなっているのでチェーンスパイクを装着。

IMG_7865方角を間違えないよう、コンパスを頼りに進む。

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下りきると鞍部になり次の尾根を登るとP853。

IMG_7879地面に深くえぐれた跡がある。
イノシシだろうか。

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ここは東照宮の所有地らしい。
松1万本、落葉松7千本、杉1万本、桧8千本と彫られている。
昭和30年に大規模な植林がおこなわれたらしい。

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P991の麓。
ここを登るのかと一瞬、固まったが巻き道があり安堵。

IMG_7883安心したのは早計であった。
巻き道は結局、東面から山頂に続いていたのだ。
しかも膝まである笹藪である。

 

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P991山頂。どこがピークなのかわからないほど広い。

IMG_7888時間も迫ってきたので高原歩道へ急ぐ。
が、踏み跡はないので正面に見える赤薙山に向かって進む。

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尾根であることは明確なのでとにかく、北北西に進む。

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P1098の手前で北北東に進路を変えると右に深い沢がありゴルフ場の上に出たことがわかった。
ここは当然、迂回するが巻きすぎてルートを外してしまった。
急いで修正。

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地図を見るとこの涸沢を渡るようになっている。P1095から派生する沢のようだ。

この後、似たような涸沢を二度も渡った。まさか1周したのでは?

IMG_7908おぉ、踏み跡だ。
と喜んだのもつかの間、すぐに不明瞭に。

IMG_7909三度目の涸沢の渡渉を終えると踏み跡は完全に消え、再び膝丈の笹藪。

面倒になったので当初の予定のルートをショートカットして北西に向かった。

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霧降高原歩道と合流。
笹藪はさらにひどくなり腰まで達するようになった。
コースでありながらほとんど利用されていないようだ。

IMG_7922笹藪歩きにいいかげん嫌気がさすが、こんな景色を見ると少しは元気になる。

IMG_7925見晴台に向かって重い足をはこぶ。

足の負担は新雪のラッセルといい勝負である。

IMG_7934笹藪は十分に堪能したのでもう見るのもイヤになった。

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悪戦苦闘の末、見晴台に到着。笹のラッセルでかなり疲れた。

休憩できそうな場所はここしかないが思いのほか時間をとられたので、行動食を立ち食い。

IMG_7937見晴台というだけあってたしかに眺めはいいが先を急ごう。なにしろこの時期、日没が早い。あと2時間で暗くなるでしょう。

IMG_7939左・東武日光駅との文字に魅了されたが、これを行くと来た道と合流して外山に行くはずなので滝尾神社方面に進む。

それにしてもこのコース、標識だけはたくさんあるなぁ(^^)。

IMG_7941笹藪はなくなりごく普通の登山コースになった。ホッとする。

IMG_7943う~ん、いいね!

IMG_7944なかなか楽しい。
これでもカメラは完全に水平に構えているのだが、、、

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進行左手に道路が見えてきた。
稲荷川堰堤工事用の道路に違いない。

IMG_7951稲荷川の左岸に出た。
道路に沿って右へカーブすると稲荷川を渡るはず。

IMG_7954道路が右へカーブするところにこんな標識が。
滝尾神社へは長い林道歩きがあるので、ここは神橋方向に進むことにした。
きっと萩垣面の別荘地に行くはずだ。

IMG_7956稲荷川を右に見ながらほぼ平らな道を進む。

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思いがけもせずこのような柵に出合った。下は急斜面になっているので転落防止でしょう。

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巨大な堰堤がいくつもある。
古くは大正時代に造られたものがあり、有形文化財に指定されている。

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右岸に堰堤巡り用の道路と休憩所が見える。
この道路は恒例行事となっているツーデーウォークの指定コースとして利用される。

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稲荷川沿いの尾根歩きが終わり、別荘地に続く林道に下りた。

IMG_7971ここから15分ほどで別荘区域内。さらに15分で車を置いた場所へ。


141215外山-高原歩道データ
天 候:晴れ
距 離:12.2キロ
標高差:520M(最高地点は見晴台の1168M)
時 間:6時間16分
コース:霧降高原歩道は霧降高原道路の高原歩道入口バス停から稲荷川までを指し、管理人が歩いたコースは上の記述にあるように、外山に登って下り、霧降高原歩道と合流し稲荷川に至るという、かなりいびつなルートでした。
地図にコースは描かれていても深い笹で見えないため、地図とコンパス、GPSを使ってなんとか歩き終えました。
霧降高原歩道に限っていえば、霧降高原側から歩き始めると見晴台まで膝から腰までの深い笹藪となっていて苦労します。
笹を刈るなどして整備(シーズン前には刈るのでしょう、きっと)すればかなりいいコースになるとは思いますが、せっかく笹を刈っても歩く人がいなければすぐにまた笹藪になるという悪循環で、なんとも不遇なコースと言えます。
管理人が帰りに辿った逆のルート(萩垣面から稲荷川左岸を歩いて見晴台往復)であれば藪こぎすることもなく、そこそこ楽しめるのではないかと思います。

結局この日は、外山山頂で履いたチェーンスパイクで萩垣面の林道に達するまで歩き続けました。
着けていても違和感はないしグリップは効く、本格的な冬山は無理ですがオールシーズン使えることを実感しました。

2 thoughts on “霧降高原歩道という名は素敵だが、腰までの笹藪で疲労困憊。

  1. 悪児

    外山越え、行かれたんですね。

    笹が凄いのですか・・・(^^;)(^^;)
    今まで歩いた中で一番笹に悩まされたのが、
    国境平から湯元に下る中ッ曽根。
    やはり人が歩かないとそうなるんでしょうね。

    日光はもう雪でしょうから、
    年内は、あと2回ほど近場に行く予定です。
    年が明け、1月末になれば暇も雪も十分になりそうなので、
    そのときはよろしくお願いします。(^_^)(^_^)/~

    1. 亀歩き 投稿作成者

      こんばんは。
      午後から道路にも積もる本格的な雪になりました。

      高原歩道、念願かなってようやく行けました(^^)
      事前に調べた情報によると快適だった、笹が凄かったとありましたが、私は後者でした。歩く人が少ないため刈っても笹の繁茂が早いのでしょうね。でも景色はいいのでコースとしては悪くはないと思います。

      日光はこれで積雪十分といったところです。
      私は22日に数カ所、下見に行く予定ですのでこのブログで報告します。
      それでは。

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