赤薙山から女峰山そして、帝釈山へ。今日も12時間の山歩きで足はガクガク。

2016年6月10日(金) 晴れのち曇り

5:12/キスゲ平~5:53/小丸山~6:28/焼石金剛~7:05/赤薙山~8:09/奥社~8:30/P2209~09:10/一里ヶ曽根~9:51/P2318~10:35/女峰山~11:18/帝釈山~12:15/女峰山~13:03/P2318~13:30/一里ヶ曽根~14:05/P2209~14:38/奥社~15:35/赤薙山~15:58/焼石金剛~16:25/小丸山~17:05/キスゲ平

梅雨に入った。
山歩きを趣味としている人には憂鬱な季節であろうと思う。
仕事のある平日に晴れ、週末は雨という日がずっと続いたらきっと泣いてしまうに違いない。と、第三者的に書いている。

管理人、歳を重ねるにつれて仕事への意欲がなくなり、客商売ながら宣伝もしないから売り上げは最盛期の1/3程度に落ち込んでいる。それはすなわち仕事のない日が多いということを表しているわけで、時間だけはたっぷりある。
その時間をせっせと山歩きに有効利用しているというのがここ数年の、管理人の生活様式となっている。

だから梅雨時であっても、前夜の天気予報を凝視して、翌日は雨の心配がないとわかれば急いで支度を済ませて出かける。ここが定職に就いている人との違いであろう。
今日10日、前夜の天気予報では晴れとなっていた。梅雨の合間の貴重な日だ。当然ながら山歩きの日に充てる。
行き先はできるだけ厳しいところ、と決めてある。距離は15キロ以上、標高差が1千メートル以上あってなおかつ、アップダウンをなんども繰り返す山だ。古賀志山ではどれほどルートを工夫してもこの条件に合致しない。

管理人の今年の最重要課題がふたつある。
これまでまだ登ったことのない山に挑戦することだ。
度重なるケガで山から遠ざかっていたが、一昨年になってだいぶ良くなり昨年はかなりの数、こなすことができるまで回復した。
それでも管理人に、まだ手が出せない山が2座ある。
距離が長いので日帰りでは困難と位置づけている山だ。
錫ヶ岳と皇海山である。

両座とも下見(※)のために近くまで行ったことがあるが、やはり遠かった。
途中、避難小屋を利用すれば可能なのだが、仕事の都合で日帰り山行を原則とする管理人にとって小屋泊まりは避けなくてはならない。それに歩き終えたら風呂にも入りたいし晩酌もしたいしw
もとい、管理人の山行様式は疲れ果ててもうこれ以上、無理というまで歩くこと、それが管理人の満足に結びついているから、危険きわまりない登山といえる。
『登山道で高齢ハイカーが倒れているのを別の登山者が発見、病院に収容されたが疲労が激しく事情聴取に応じられず。倒れていたのは下山口までわずか200メートルという場所でした。』といったニュースになってもおかしくない歩き方をする(体力的に問題が、、、)。

そんな我が身を想像してしまう山が錫ヶ岳と皇海山なのである。
それを体調のいい今年こそやり遂げたい。
ただし、並大抵の準備では困難であることは十分、承知している。両座、往復で30キロもある。これまでそんな距離を日帰りで歩いたことがない。
今をその準備期間と位置づけ、長距離、急傾斜、アップダウンの訓練を積んでいるところだ。

錫ヶ岳の下見の様子
皇海山の下見の様子

で、今日の目的地だが、錫ヶ岳あるいは皇海山を成功させるのに必須となる脚力と持久力を養うために、管理人お気に入りの女峰山とした。
女峰山はその優しい名前とは裏腹に、厳しさでは定評のある日光の名山である。
このブログでもいくつか紹介しているのでここで繰り返すはやめておくが、アップダウンの激しい長い稜線歩きと稜線からの眺めの良さが気に入っている。
ここを余裕を持って下山できれば錫ヶ岳や皇海山に一歩、近づくことができる。
もしも時間に余裕がでたら、女峰山の700メートル先にある帝釈山まで行くつもりだ。

今朝は3時半に目覚ましをかけ、起床後、股関節と膝の屈伸をして両脚の腸脛靭帯部分にテーピングをした。さらに、膝サポーターとかかとサポーターを着け、故障に備える。ケガの予防のためには自分でできることはなんでもやってみる、という境地に至っている。
それから朝食を作り始めた。
これからの大仕事に備えて昨夜は袋麺のうどんとバナナを食べ、今朝はスパゲティとバナナ。山歩きにはエネルギー源となる炭水化物の摂取が必須なのだ。
非常時に備えて野営ができるほどの荷物を詰めこんだザックは15キロの重さになった。これを車に積み込むが寝起きの身体にはズシッとくる。

4時40分に自宅を出発。
女峰山の登山口となるキスゲ平へは15分で行けるから、この時間に出発すれば5時少し過ぎた頃から歩き始めることができる。所要時間は帝釈山まで行くことを考えて往復12時間と計算し、日没前に下山するためには5時台にスタートしなくてはならない。

でもこのところ、下山中に両膝が痛くなったり右足に腸脛靭帯炎が出たりと、年寄り特有の症状で苦しんでいる。そこのところが最大の心配ごと(泣)

それでは行ってきます。


5:12
昨夜の予報の通り、よく晴れた。
あの小高いのが小丸山でその先が赤薙山。
女峰山は赤薙山から地理院地図に描かれた5つ目のピークだ。とても遠い。


5:31
天空回廊と名付けられた1445段の階段の700段目。
傾斜はここから急になる。ここでバテてしまっては女峰山を断念しなければならないので、意識してゆっくり上っていく。今日はザックが重いので100段ごとに休憩し、息を整えてはまた上るという繰り返し。


スキー場(元)の上級者コース部分。階段はこの傾斜に設置されているのでその厳しさがわかるでしょ。
ちなみに積雪時は登山者のためにこの斜面が開放され楽しさもぐっと増す。


5:47
階段を上り始めてちょうど35分。実にゆっくりペースだ。
空身なら20分で上れるところだが登山靴を履いた上に15キロの荷物はこたえた。
管理人、食事後の体重が55キロなので体重の30パーセント近い荷物を背負っていることになる。


5:52
標高1601メートルの小丸山。
ここが赤薙山と女峰山への登山コースの始まりで正面に緩やかな稜線が続いているが、これがなんともいえない気持ちのいい歩きが楽しめる。奥日光の山だとそうはいかない。
この稜線からの眺めとくに、振り返ったときの広い関東平野の眺めは最高の清涼剤となる。ときに富士山やスカイツリー、都心の高層ビル群が見えることもある。


稜線から振り返った眺め。今日は雲が多い。
真冬の澄んだ空気であればこの向こうに筑波山と富士山、都心の高層ビル群そして、スカイツリーが見える。


小丸山から赤薙山へ進んでいくと左(南側)に大きな尾根が現れる。
左は急に落ち込んでいて霧降高原道路の「高原歩道入口」というバス停で終わる。尾根を登っていくと赤薙山に至る。
管理人、この尾根に長年憧れつい先日、とうとう歩いてしまった。地図に道は描かれていないし実際に道はない。地図を読みながら尾根筋を忠実に歩き、ツツジと笹の藪を突き進みようやく赤薙山の山頂に達したときは喜びに泣いた。

この尾根を歩いたときのブログ


大小の石や岩がゴロゴロしている場所に来ると焼石金剛が近い。
これらの石と岩、赤い地肌は火山特有のものと思う。


6:28
焼石金剛に到着。
ガレ場はここで終わり、これから笹原を歩いて赤薙山直下の樹林帯に入る。


焼石金剛から先、やせ尾根となる。
左側の斜面がストンと落ちているので積雪期はとても怖い思いをするがこの時期はまったく問題ない。
尾根の先に見える樹林帯に突入すると山頂はすぐ。
日光でもっとも楽に登れる2千メートル峰が赤薙山なのだ。


7:05
赤薙山山頂に着いた。
歩き始めて2時間弱だからまずまずといったところか。
女峰山はここから5つ目のピーク。先はまだ長い。
昨夜と今朝は麺類でお腹を満たしているので空腹感はまだない。水分だけ補給して歩きを再開した。


赤薙山から先はほんのわずかな間、平坦な樹林帯の中を歩けるが、この先に試練が待ち受けていることなど想像もつかない。


視界が開けピーク2203の奥社跡(左)とピーク2209(右)が見えてきた。アップダウンが始まるのもこの辺りから。


あっ、白いイワカガミ(岩鏡)だ。文字通り、岩にへばりつくようにして生育する植物。
先週、赤薙山南尾根でも見て古賀志山と同じヒメイワカガミかと思ったのだが、萼片の色が異なるため特定できなかった。あとで調べてヤマイワカガミとしたのだが子細に観察するとヤマイワカガミともなんとなく違うようだ。いまはシロバナイワカガミではないかと思っている。


バイケイソウやシャクナゲ、マツ科の植物群の間をぬって歩く。
奥社直下の急傾斜はこの先から始まる。


8:09
赤薙山神社の奥社跡に着いた。
昔はより高い場所、より奥まった場所に神が宿るとされていたのであろう、赤薙山神社があってその奥にも神社があったようだ。ここがその場所。現在、その形跡はない。


奥社から進路を北に変えてピーク2209の稜線に出た。
ここからが女峰山登山の真髄、緩やかで眺めのいい快適な稜線歩きが楽しめる。


シャクナゲ。
ここはすでに2200メートルを超えているのでハクサンシャクナゲが生育する環境だが、これはピンクの花なのでアズマシャクナゲかもしれない。


おぉ、女峰山だ。いいですな~、でもはるか彼方に見える。
中央が女峰山で左がピーク2359、。
女峰山をよく見るとふたこぶになっている。これは位置関係でそのように見えるが、ふたこぶの右が女峰山の手前に位置するピーク2463。地理院地図にはなんの記載もないが三角点がある山だ。
上昇気流に乗って雲が湧き出た。


こちらは日光に広く分布しているイワカガミ。


ピーク2209と一里ヶ曽根の中間あたり。緩やかで気持ちのいい歩きを楽しめる。


9:10
赤薙山を過ぎて3つ目のピークとなる2295メートル地点。一里ヶ曽根と呼ばれている。
ここまでが女峰山までの2/3。もう一頑張りすれば女峰山に立てる。
後で書くがここで菓子パンをかじっていると間もなく、思いがけない人がやってきた。
やあやあやあ~、なんとなんと! などと挨拶にもならない言葉を交わして管理人、先へ進んでいった。


一里ヶ曽根から先はガレ場の下りとなる。
急なガレ場を下ると平坦な鞍部となり、そこに水場がある。
水場からは急な上りになりピーク2318に達する。


9:32
ここが水場。
細い沢に塩ビ管が差し込まれていて水をすくい取っている。
ここまでで700ミリのスポーツドリンクを空にしたのでボトルに粉末を入れて水を満たした。
今年は雪が少なかったためか流れは細く、ボトルに給水するのに時間がかかった。


9:52
水場から先、ふたたび急斜面を上るとピーク2318。その先で一時的に道は平坦になる。一息つけるわずかな時間だ。


10:05
やがて幅30センチしかない細い道に変わりワイルドな歩きが楽しめるようになる(^^)
と、そんなことを言えるのはこの時期だけで、残雪期は道が雪に隠れて見えずとても怖い。


10:17
山頂400メートル手前に岩場がある。
ロープがかかっているのでまったく問題なく上ることができる。
ただし岩は脆く、足を置く場所によって崩れることがあるので注意が必要。とくにすぐ下にいる人は。
できることならロープを使わずに登る方が岩にかかる荷重が分散するので、岩崩れを防ぐことができるかもしれない。


10:28
地理院の地図には描かれていないがピーク2463。三角点(画像右端の石の柱)がある。
ここまで来ると女峰山はもう目の前に見える。


とうとう女峰山をとらえた。
山頂に人がいるのが肉眼でも見える。
カメラの望遠で見ると5人いる。
管理人が登っている途中、3人に追い越されたので5人のうち3人はそれらの人であろうと思う。


10:33
山頂の女峰神社。やった~、女峰山に着いたぞ!!
今日も苦しかっただけに感無量。
4月に登っているから今年2度目の登頂ということになる。
時間の計測ポイントごとに10分の休憩、花を見つけてはカメラに収めるために休憩、遠くに見える女峰山を眺めては感嘆し、歩き始めて5時間と20分。
途中、3人の登山者に追い越されながらも焦らず、マイペースを守り通した。
4月の残雪期は6時間36分かかったから管理人にとっては好タイムだ。

4月に登ったときの記録


石が積まれた山名板で記念写真を。
右が管理人で左はKIさん。一里ヶ曽根で出会った思いがけない人というのがこのKIさんである。
じつはKIさんと管理人は顔見知りなのだ。しかし、まさかここでお会いするとは!
KIさんは今年の冬、管理人が主催するスノーシューツアーに参加してくれて、話をするうちにトレランの選手であることを知った。国内外の長距離レースに出場しているが夏に開催される240キロのレースに出場するためのトレーニングで来たそうだ。
なんだ、それじゃ管理人と同じ目的ではないか。距離に雲泥の差はあるが(^^)


せっかく山頂に達したのにガスで視界は不良。
天気が良ければ360度の展望があるのに残念だが山ではこのくらいのことは承知しておかなければならない。
さてと、管理人の今日の最終目標は女峰山ではない。女峰山の西700メートルにある帝釈山だ。休憩もそこそこにこのガスの中を突き進むことにする。


女峰山山頂は全体がガレ場だ。
そこを西へ向かって急な斜面を降りていく。
ハイマツの茂る稜線を歩いて行くとこのような大きな岩と出合う。2002年7月、初めてここを歩いたときはこの岩の大きさに恐れをなしたことを覚えている。
恥ずかしい話だがそのとき、気が動転していたのか鎖の存在に気がつかず、この岩を登るのは無理と考え、巻き道を探してかえって危険な目に遭ったのだ。良き思い出として残るこの岩が管理人を古賀志山へと導いてくれたのかもしれない。
いまは古賀志山の経験でこの程度なら驚くことはなくなった。鎖を使わずに登れる。


鎖を上ると専女山。名前の由来はわからない。
いまだに信仰の対象とされているらしく、いろんな御札が添えられている。


ハイマツの生い茂るこの稜線はとても魅力的。
女峰山と帝釈山はわずか700メートルしか離れていないがその間、じつにワイルドな歩きが楽しめる。いい稜線だ。


間もなく山頂。
風の強さを物語るかのように木の枝が南へ向かっている。


11:18
標高2455メートル、女峰山と28メートルしか違わない帝釈山に到着。
ここも女峰山と同じように360度の展望がある。しかしガスで視界不良。
ケガをする前の絶頂期だった2002年に訪れたのが最初でその後、2007年と2008年に来ている。
今日はじつに8年ぶりだ。
携帯圏内だったので友人知人らに無事を知らせるべく、ここでfacebookに投稿しておいた。


ほんの一瞬だが流れたガスの合間から太郎山が見えた。


北側は比較的ガスが少なく、川俣ダムが見える。


さて、戻ろうか。
女峰山が鋭い姿を見せている。
麓から見上げる女峰山は東西に延びた長い稜線を見るので、それが日光アルプスという冠にふさわしいのだが、帝釈山から東に見ると地図の通り、尖って鋭く見える。岩峰なのだ。


12:15
女峰山に戻ると裏男体の志津乗越から登ってきたという男性がいたので挨拶を交わす。
志津乗越の手前に車を置いて林道を登山口まで歩いたのだという。
以前なら志津乗越の登山口に車が置けたのだが現在は駐車スペースが閉鎖され、5キロ手前に新設された駐車場から、傾斜のある林道を歩かなくてはならない。林道を5キロもだ。
それは登山者にとって苦痛以外の何物でもない。
以来、管理人も志津乗越から女峰山に登ることはしていない。登山口に達するのに登山者にもっと快適な方法を提供することはできないものだろうか。


12:44
地図にはないがこれもいちおう、ピークの標高2380地点。
ルートの目印のためにも管理人が頭に入れている。


幅30センチのガレた道を歩く。


あれっ?
遠くにかすんで見えるのは、もしや燧岳では?


12:52
ピーク2318前の急なガレ場を下る。
この頃になって両膝に痛みを感じるようになった。


13:03
ピーク2318を通過


13:21
水場の前を通過して次のピーク、一里ヶ曽根を見上げる。
疲れも出てきた。ゆっくり行こう。


13:29
ピーク2295の一里ヶ曽根でひと休みする。
雲行きが怪しくなってきたので雨に備えて、ザック内の雨具を取り出しやすい位置に移す。


アズマシャクナゲの群落地帯に入る。といってもこの中を突き進むのではなく、脇の道を歩くのだが。


シャクナゲやコメツガそして岩。じつに見事に配置され、美しい日本庭園の中を歩いているような気分になれる。


山中でこんな色の花に出会うと癒されるね。でもそれで体力が回復するわけではないのだが。


14:14
ピーク2209から奥社へ向かう鞍部。
こんなにハッキリした道があるのに、ここは斜面、鞍部ともに広いため積雪時は方向を見失いやすい。二年前はここで道迷い遭難が発生した。


14:38
奥社跡。
ここから赤薙山まで厳しいアップダウンがあるので少し休憩して体力を回復させる。


シロバナイワカガミ


いやらしい部分だ。
疲れて膝が深く曲がらなくなっているので、木の根っこや岩につかまって慎重に降りることにする。


赤薙山を目の前にしてなんとか人心地がつく。


15:36
休憩せずに通過


赤薙山の樹林帯から稜線に出るとシロヤシオが見られた。といってもほぼ終わり尽くして残骸といった程度。


例のやせ尾根。
上昇気流によって濃いガスが立ちこめている。


16:24
やっと小丸山まで降りてきた。
ここまで来ればもう安心、いや、この先まだ長い階段があった。


16:29
最後の力を振り絞って天空回廊を降りることにする。
足がもつれて転げ落ちないように手すりをしっかり握り、慎重に降りる。
この直線の下が700段目。避難小屋があるところだ。


16:38
700段目から下は階段の他に園内を散策できる遊歩道がある。
ニッコウキスゲなど初夏の植物が歩きながら楽しめるようにと設計されている。階段も飽きたので遊歩道を歩いてみよう。
さて、どんな花が見られるでしょうか。


ハルカラマツ
これは園内でずいぶん多く見られた。


レンゲツツジ


アヤメが2株。散策路のすぐ近くで見られた。


ベニサラサドウダン


ニッコウキスゲ
なんとまあ、足下で咲いているではありませんか。
今年は開花が早いのかもね。
例年だと7月2週目に見ごろを迎えるけれど、今年はどうなることやら。


ユキザサ
葉が笹に似ていて、その先に白い花を咲かせるのでついた名前らしい。


今日、歩いたルートは東西に長いため小丸山から東側をカットして掲載する。
帝釈山は馴染みが薄いと思われるが女峰山の西、約700メートルに位置する眺望最高の山だ。
帝釈山を西へ下ると富士見峠に出て富士見峠を南へ下れば裏男体山林道へ行くことができる。
また、富士見峠から小真名子山を経て大真名子山を縦走し裏男体山林道に降りることもできる。とても魅力的な縦走ではあるが管理人にそこまでの勇気はない。


ルートの断面はこんな感じ。
かなり厳しい傾斜だがところどころ平坦な部分があって息を抜ける。


フリーソフト「カシミール3D」を使って東武日光駅前から見える赤薙山~女峰山~帝釈山の稜線を描画してみた。赤線が今日、管理人が歩いた軌跡。地理院地図と見比べるとおもしろいと思う。
実際には建物がじゃまをしてこの図のように全体を見ることはできない。
赤薙山から奥社、P2209までは樹林帯の中を歩くので展望が悪いが、その他はとてもいい。

赤薙山から女峰山そして、帝釈山へ。今日も12時間の山歩きで足はガクガク。」への2件のフィードバック

  1. 北川文雄

    波多江さん、こんにちは。一昨日はお疲れ様でした。またどこかの山で!

    1. 亀歩き 投稿作成者

      思いがけないところでお会いして驚きましたが、これもなにかのご縁かと思います。
      長距離ランの技術は私の山歩きに役立つと思いますので、いつかお話しでもお聞かせください。

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