2015年5月17日(日) 赤薙山~丸山
天候:快晴、気温:20度
常連さんとの女峰山登山を20日に控え、最終調整を今日に決めて軽く3時間ほどの足慣らし。これで明日、明後日は身体を休めるとともに、アルコールも断ち(いや、少しならいいか)本番に望むことにする。
計画では20日は、霧降のキスゲ平から歩き始めて東照宮裏の行者堂をゴールとする18キロ、10時間の山行である。
これまで道に迷ったり予定外の行動をしたりで10時間というのはなんども経験があるのでもう慣れっこなのだが、18キロというのは日帰り山行の距離にしては長く、2012年の白檜岳24キロ以来だ。白檜岳のときは駐車場に戻ったらそのまま座り込んで動けないほど体力を消耗した覚えがあるが、女峰山は距離は短くなるが標高差が大きいから疲れ具合は白檜岳と同等になるはずだ。そのため、相応の筋力と持久力が求められる。
加齢の影響で衰える筋力を維持するのは並大抵の努力では困難なので、今年はスノーシューツアーが終わってから週一の山行を自分自身への義務として課している。天気のいい日は山歩き、雨の日と仕事がある日は、机上で地図を眺めては次はいつどこへ行こうかと目論んでいる。って、それは義務じゃなくて楽しんでるんじゃないか(^^)
まっ、長い間、ケガの影響で山歩きができなかったのが昨年になってようやく歩けるようになったので、長い空白を埋めるかのように山にのめり込んでいるという次第だ。
じつは今年の2大目標というのがあってそのひとつが女峰山、もうひとつは錫ヶ岳である。両者手強い。女峰山は今月6日にキスゲ平からの往復14キロをおこなったが、20日は18キロのルートしかも、下りは2483メートルの山頂から1700メートルも降りなくてはいけない。
錫ヶ岳に至っては往復で30キロもある。2012年の白檜岳24キロは錫ヶ岳の下見だった。下見でへたり込んだくらいだから本番はどうなるのか、管理人でさえ想像もできない。
涸れた人生、これくらい厳しくも大きな目標をもって生きなければ面白くない。実現するかどうかは別としてw
さて、今日の赤薙山は女峰山の通過点である。往復しても5キロ強しかないので少しでも距離を伸ばすため、赤薙山と丸山をセットで登り、2キロほど延長することにした。しかし、もとよりそんな予定でいたわけではなく、写真を撮りながらゆっくり登ったつもりだったのに雪がすっかり溶けた登山道は快適で、山頂まで1時間15分で達したため時間をもてあましたのだ。
06:30
例によってこの階段を登って小丸山まで行く。
階段トップまでなんとか20分を切りたいのだが。
06:34
歩き始めて4分、と細かい時間を書いて恐縮だがすぐにシロヤシオの出迎えを受けた。
この階段の向かう先、正面に見えるこんもりしたのが小丸山(1601M)だ。
06:47
歩き始めて17分だがこの間、花の撮影に5分くらい費やしているのでこのペースならトップまで20分切れそうな予感がする。
って、別にタイムレースをしているわけではないのですがw
06:54
歩き始めて24分で階段のトップ、標高1582メートルに着いた。写真の時間を差し引いて、なんとか20分を切ることができた。まずまず。
ただし、20日の女峰山行きでこんなに早く登ったら、階段から先でバテてしまう。目標は30分だ。
階段トップに咲いていたトウゴクミツバツツジ。ここまで高く登るとまだ充分、見ごろ。
06:58
階段トップから小丸山へは数分の距離。ここから向こうにのびている稜線を歩けば赤薙山を経由して女峰山に至る。
07:19
稜線を歩いていくとやがて大小様々な石がごろごろして歩きにくい斜面を通過する。通過し終わったところが焼石金剛だ。
展望の良かった稜線は樹林帯に変わり、木の根が露出した北斜面を登っていく。
ここで赤薙山と女峰山へのルートに分岐するが赤薙山山頂の少し先で交わる。
ここから先、かなり荒れていて倒木を跨いだりしながら進んでいく。
07:42
雪がないためか、かなり早く着いた。
写真撮影を含め歩き始めてから1時間12分だから正味1時間くらいか。
登山にしては物足りない。やはり散歩かな。
これが山頂から眺める女峰山。右のピークではなく、中央に見える小さいピーク。
はるか彼方、という遠さ。
08:26
丸山もツツジが多いが中でもコメツツジが群落をなしていてなかなか楽しめる。開花は7月。
昨年は貴重種のオノエランを見つけた。
08:29
スノーシューツアーの定番となった丸山山頂、標高1689メートルだ。
東面の眺めが良く、関東平野が一望できる。
山頂から八平ヶ原へ降りる途中の北斜面でこのような展望が開ける場所がある。
08:55
駆け下りるようにして八平ヶ原に到着。
ここから一旦、沢へ下るのだが荒れているので足が遅くなる。
振り返って丸山を眺める。ダケカンバがいっせいに芽を吹いている。
階段を使わないで小丸山へ行くにはこの道標の前の道を登っていく。が、荒れ果てているのでお勧めはしない。