60代の男二人、けなげにもアカヤシオを愛でに鳴虫山へ行く。が、ルートは厳しいバリエーションルートを使った。

2015年04月23日(木) 鳴虫山バリエーションルート
天候:晴れ、気温:20度

下界ではサクラもすっかりなくなり春爛漫といったところだが、日光はまだ暖房が必要だし管理人などいつになったら保温タイツが脱げるのかと、気温が上がるのを待っている始末だ(^^)
四方を山に囲まれた日光には下界でよく見るソメイヨシノはなく、春を告げるのはサクラの代わりにヤシオツツジ中でも、薄いピンクの花を咲かすアカヤシオの開花によってだ。
しかし、このアカヤシオ、平地では見ることができない。山の斜面に育つ性質をもつからだ。

日光市街近くで見られるのはあそことあそこ、あそこにもあるなぁ、と秘密めかして書いてしまったが、一般的には日光駅から歩いて行ける鳴虫山が有名だ。季節を迎えると週末などアカヤシオ目当てのハイカーで狭い山頂がいっぱいになるほどの人気の山である。
だから管理人は平日(仕事柄)のしかも、盛りを数日過ぎてから行くようにしている。

昨年、鳴虫山の行者道に興味を持ち、池田正夫著「日光修験・三峰五禅頂の道」に紹介されているルートを歩くようになったのだが、このルートにアカヤシオとシロヤシオが数多く生育していることがわかった。
これなら花が盛りのときでも混雑を避けて観られるな、そう考えていたところへ常連のWさんから鳴虫山へのお誘いをうけた。渡りに船とばかりに快諾したのは言うまでもない。

山頂に達するのに一部は正規ルートを歩くしかないが、それは全体の1/6くらいの距離で他は地理院地図に道が描かれていないバリエーションルートを歩くことにした。
ただしこのルート、正規ルートに比べると距離が短い。言い換えれば距離が短い分、同じ標高差を登るには傾斜がキツイといえる。両手両足で登らなくてはならない場所があるし、立木につかまって登る場所もあったりして、楽しくも厳しいのだ。
60代男の二人旅、さあどうなることやら。

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鳴虫山バリエーションルートの取りつきはここ、志度淵川堰堤だ。
といっても地図に記載がないからわからないと思う。

IMG_2023枝打ちされたスギ枝が堆積し足に絡みつく急傾斜が終わると快適な尾根に乗る。

IMG_2024うっそうとした杉林の中に、一箇所だけ展望が開ける場所がある。この斜面を上がったところだ。

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男体山を起点とする日光連山が一望できる。

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尾根道をさらに歩くと古い石柱と出会う。
左面に「左いわやのかんのん」、右面には「右なきむし山」と彫られている。
まずは岩屋観音に向かう。

IMG_2033管理人はすでに5回来ているので迷うことはないが、念のために記録しておくと岩屋観音は石柱の位置から見て北東の方角だ。

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ここが岩屋観音。立派な洞窟である。

IMG_2038人が立って入れるほどの高さがあり、中に観音様が鎮座している。

IMG_2046岩屋観音から先、標高が上がるにつれてアカヤシオが目立ってくる。

IMG_2055カタクリもちょうど見ごろを迎えている。

IMG_2058マイヅルソウも、、、

IMG_2061木々の葉はまだ出ていないのでアカヤシオが目立って美しい。

IMG_2075お次は男体山をバックに。

IMG_2079鳴虫山山頂近くの登山道にもカタクリが。踏んづけないように注意して歩かなくては。

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傾斜の厳しいバリエーションルートであったがアカヤシオを愛でながら男二人、無事に山頂に到着した。

IMG_2096山頂からも日光連山が一望できる。正面に見えるのが我が愛しの女峰山だ。
男体山が優しい山容なのに比べて女峰山は姿形も厳しいが制覇するのも苦労する。

IMG_2102アカヤシオの花は5センチほどと大柄だが色がなんとも艶やかだ。
昔の人がこの花を桜に見立てて春を感じたというのがよくわかる。

IMG_2106ここにはつい最近まで木製の展望台があったが、老朽化に伴い撤去され、展望が良くなった。

IMG_2107山頂を後に下山開始。
といってもこれからの目的はまだまだある。

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ここまで正規のルートで来たらバリエーションルートに入る。

IMG_2121こんな急斜面を下って化星の宿へ向かう。

IMG_2123坊さんが真冬の修験で使ったとされる「化星の宿」跡である。

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次の目的地はこの銭沢不動尊なのだが、じつはここに至るまでに見かけた花が多く、花好きの二人にとって大きな収穫となったので順序を変えて、説明していくことにする。

IMG_2139ネコノメソウが3種類。
そのうちこれはハナネコノメ。

IMG_2147次はコガネネコノメ。

IMG_2155ヒゲネワチガイソウ

IMG_2156ヒメイチゲ

IMG_2163たぶん、フジスミレ。
名前を特定できない花がまだたくさんあって書ききれない(^^)

IMG_2176不動尊のすぐ脇にある不動明王。炎を背負い、手に剣を持つ姿からの管理人の想像だ。
この不動尊は防火の神様だそうだ。

IMG_2184ここから北に20分も歩けば含満淵に着くのだがそれでは面白くない。
目の前の急斜面を元来た尾根まで登って次の目的地へと向かうのだ。
それにしても厳しい登りだった。

IMG_2200うへ~、怖いところに出た。地面が崩落して木の根が剥き出しだ。
恐る恐る通過する。

IMG_2204急斜面を30分ほどかけて元の尾根に乗ったところで、開いたばかりのモミジの花と出会い癒される。

IMG_2205男二人旅も最終段階を迎えた。
最後の目的地となる愛宕へと向かう。

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ここも防火の神様だ。
狛犬のイノシシが仲良く並んでいる。
が、狛犬なので本来なら向き合っていなくてはならない。長い年月の間にこのような位置になってしまったらしい。

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ゴールの瑠璃堂(正規には観音寺・薬師堂)に降り立った。


昨日の古賀志山に続けての10キロ超えの山行のためか足の重さを感じた。昨夜の飲み過ぎと睡眠不足の影響があるのかもしれない。
いずれにしてもこの春、女峰山に登る計画があるのにこの足の重さはいただけない。もっと節制しなくては。
とはいっても今日の山行が終わって体重を計ったら53.5キロと、じつに激しい消耗ぶりであった。節制は酒だけにしておこうw
ケガによる長いブランクからようやく復活し、週2のペースで山歩きができるようになったし太腿はこれまでになく筋肉が付いているので体重減は気にしないことにする。

女峰山は5月半ば以後に計画しているがそれまで、どんなトレーニングをすべきか。考えるといろいろ出てくる。長距離に耐えるために中禅寺湖を一周しなくては、千メートル以上の標高差を登るために白根山で足を強化しなくては、ランニングで心肺機能を高めることも大切だ。
ゴールデンウイークを間近にしてそんなことできるのか、と我ながら心配になるが女峰山を目標に強い意志で取りかからなくては。
と、このように公言し自分を追い込まないと目標を達成できそうにないので、読者におきましては話半分として聞いてください(^^)

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