梅雨明けの釈迦ヶ岳をガイド登山。長すぎる空白が堪えたが無事に終える。

2019年7月31日(水) 薄曇りのち雨

先々月の26日、管理人は福島県・雄国沼とその周りにそびえる外輪山の雄国山、厩岳山、猫魔ヶ岳を巡る24キロを縦走した際に左股関節を痛めてしまい、日頃の運動不足をさらけ出す結果となったわけだ。

股関節痛は発症すると脚が錆びついたように動かなくなる怖い症状なのでお客さんをガイドしている最中にそれだけは避けたい。
原因を腸腰筋の拘縮にあると見て、ストレッチに励んだところ、幸いなことに自宅に設置したトレッドミルを使って歩く分には痛みは起こらなくなった。といっても一日せいぜい5キロメートルと、山歩きに比べれば半分から1/4の距離である。
長引く梅雨で実践からは遠ざかっているし、錆びついた股関節に不安が残る。

今日31日はペンションのリピーターであるIさんから、幼い頃育った土地の象徴である鶏頂山に登りたいというリクエストに応える日である。
今朝も、腸腰筋のストレッチを済ませてから出発した。

行程表
大間々台(8:25)~八海山神社(9:28)~剣ヶ峰分岐(9:58)~釈迦ヶ岳(11:44/12:30)~剣ヶ峰分岐(14:03)~八海山神社(14:31)~大間々台(15:45)
※計画では釈迦ヶ岳の次に鶏頂山を目指すつもりだったが雨が予測されたのでパスした。

メモ
・歩行距離:11.9キロ(GPSログをカシミール3Dで処理した値)
・所要時間:7時間20分(写真撮影と休憩を含む)
・累積標高:1047メートル(アップダウンのうち、上昇分の累積)

県内有数のツツジの名所、八方ヶ原。
6月はレンゲツツジが咲き誇り、多くの見物客が訪れる。
車は県道56号線・塩原矢板線から南西に分岐した道の行き止まり、大間々台に置ける。


大間々台をスタートする場合、八海山神社まで「見晴コース」と「林間コース」のどちらかを選べる。これから気温の上昇が見込まれるので日差しが遮られるだろうという理由で「林間コース」を選んでみた。


ちょうど1時間で八海山神社に到着。
「見晴コース」を選ぶと前方左からここに到着する。


ここは八海山神社の朽ちた祠を中心に、大小さまざまな石が堆積する特殊な景観を見せている。高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳の総称)の噴火の際に噴出した瓦礫なのだろう。
ちなみに標高は1539メートルに過ぎないが展望はよく、矢板市内が見渡せる。


ほぼ真西に釈迦ヶ岳、中岳、西平岳が見える(右から)。
鶏頂山は釈迦ヶ岳に隠れてここからでは見えない。


「矢板市最高点」と書かれた木札の前を通過。
標高は1590メートル。
ちなみに高原山を山域全体で見ると属する市町村は複雑で日光市、矢板市、那須塩原市、塩谷町から成り立っていて、鶏頂山は日光市、釈迦ヶ岳と中岳と西平岳は日光市と塩谷町の堺に位置する。
他に八海山神社とミツモチ山、大間々は矢板市、剣ヶ峰と大入道は矢板市と那須塩原市の境といった具合だ。
ただし、昭文社「山と高原地図」では高原山は「那須・塩原」版にまとめて収録されている。って、歩いていて自分が今いるところは行政上のどの市町村だなどと普通、意識することなどないが、地理を覚えるにはこういった些細な情報を頭に入れておくのもいいのではないかと思う。


剣ヶ峰分岐
ここを右へ折れると矢板市と那須塩原市の境界線上を歩いて学校平に至る。


ふ~、ようやく平らになった。
剣ヶ峰からの道は容易ではなかった。
ギャップが大きくて足が届かない。木の根につかまって両腕で身体を引き上げてあげる必要があった。


山頂を捉えた。


1794.9メートルの釈迦ヶ岳山頂。
晴れていれば360度の展望、、、のはずなのだが今日は生憎、一部しか見えなかった。

山名板のすぐ脇にお釈迦さまの石像が設置されている。
画像右の人物は今日のお客様、Iさん。
登山を始めたばかりの初心者と謙遜するが、体幹が鍛えられているのか歩きは安定している。また、健脚でもある。
反対に管理人は1ヶ月ぶりの山行で足が萎えなおかつ、前の週にひいた風邪が治りきっておらず体調不良。先頭をIさんに譲ってガイドされたい気分(笑)
さて、予定ではこの後、鶏頂山に足を延ばす予定だ。
その前に腹を満たしておこう。


頭上がやけに暗くなってきたなと思ったら、トンボが覆い尽くしているではないか。
いやぁ、ものすごい数のトンボだ。
暗いのはそれだけが原因ではない。
青空がなくなり厚い雲に覆われてきた。
雷鳴も聞こえる。
う~む、ここから鶏頂山を往復すると2時間半はかかる。雨に見舞われるのは、間違いないだろう。
Iさんと相談の結果、ここで折り返すことにした。


剣ヶ峰分岐
ここは朝来た道を八海山神社へ向かって進む。


八海山神社に到着。
ここからは朝歩いた「林間コース」ではなく、「見晴コース」で大間々台に戻ることにした。多少でも往復異なる道を歩きたい。
束の間の休憩中、ポツンポツンととうとう降り出した。
早めに雨具をつけて歩き出したが雨脚は強くなる一方だった。