温泉ヶ岳~根名草山、膝の激痛で最後はカニ歩き

2009年7月7日

右足首骨折から4ヶ月。
平坦な道なら10キロ歩けるようになったところでそろそろ登山でもと考え、ならばほどほどの距離がある手頃な山へ、ということで金精道路の金精峠から温泉ヶ岳を目指した、、、
つもりが久々の登山でつい調子に乗って根名草山まで足を延ばしたのがいけなかったのか、下山が始まったとたんに右膝の外側が痛み出した。
足を動かさなければなんともないので、体を下山方向にたいして90度横向きにして絶えず左足から前に出すことで右膝に負担をかけないようにして急場を凌ごうと思ったのだがことはそう簡単に解決してくれず、今度は左膝まで痛くなってしまった。

両足をもがれてはどうしようもなく、しかたがないので4・5歩、歩いては休憩という、腰の曲がったお婆さんが時折、立ち止まっては腰を伸ばして休憩するのと同じ。情けないけどそれしか下山の方法が見つからないのである。日没覚悟でカニ歩きだ。


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まずは金精山から温泉ヶ岳へ続く稜線に出るために金精峠を目指す。

金精トンネルの栃木県側の入口が登山口となる。

Exif_JPEG_PICTURE金精峠まで400メートルていどなのに標高を180メートル登らなくてはならない。

Exif_JPEG_PICTUREゴゼンタチバナが群生している。

Exif_JPEG_PICTURE崩落箇所。迂回路はない。

Exif_JPEG_PICTUREそれにしても無茶苦茶な登山路である。

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峠直下で地図にない分岐に出合う。
左でもいいのだが少し遠回りになるので踏み跡を直進する。

Exif_JPEG_PICTURE峠から温泉ヶ岳までシャクナゲやコメツガが生い茂る快適な道を歩く。

Exif_JPEG_PICTURE東南の方角に湯ノ湖と男体山が見える。

Exif_JPEG_PICTURE振り向くと金精山が見える。
東面は岩壁。

Exif_JPEG_PICTURE次に見えたのは群馬県側の菅沼。3つに見えるが水路でつながっていて全体で菅沼。

Exif_JPEG_PICTUREツマトリソウ

Exif_JPEG_PICTUREコミヤマカタバミ

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温泉ヶ岳への分岐。

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分岐から深い笹をかき分けて進んだところが山頂。

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元の分岐まで戻って今度は根名草山へと向かう。
東を向くと刈込湖と切込湖が見える。

Exif_JPEG_PICTURE根名草山が迫ってきた。

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念仏平避難小屋跡。現在は新築されこの先にある。

Exif_JPEG_PICTURE避難小屋が見えてきた。

今年完成したばかりの新築物件である。

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当然ながら中はきれいで木の香りが漂っていた。
建物の前は広場になっていてテーブルがある。

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実に快調に根名草山に到着した。

昼食は避難小屋で済ませたので10分休んで下山することにした。

Exif_JPEG_PICTUREマイヅルソウ

Exif_JPEG_PICTUREコケモモ(?)

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右手に先ほど登った温泉ヶ岳が見える。

膝の痛みで下りにもかかわらずここまで1時間50分もかかっている。この先が思いやられるなぁ。

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朝、スルーした金精峠に行きそこから下ることに。

Exif_JPEG_PICTURE金精峠からは金精トンネルの他に菅沼、五色沼、湯元へと行くことができる。

Exif_JPEG_PICTUREすでに両膝に激痛が走りこの下りは地獄の苦しみを味わった。

結局、朝は26分で登れたのに帰りは下りにもかかわらず倍の60分かかってしまった。