和倉温泉で朝湯に浸かり日本海の絶景を楽しんだ。


2021年11月30日(火) 走行距離:192KM
車中泊の旅、第2回。北陸4泊5日・4日目
道の駅「のとじま」~和倉温泉~七尾~氷見~糸魚川~道の駅「能生」

酩酊状態で寝入り、4日目の朝を迎えた。
昨夜は画像のアルファ米を主食に、ヤキトリの
缶詰を温めたもの、充填豆腐、スライスキャベツ、売店で買ったつまみを酒の友として、同時に夕食も兼ねた。

そのときのアルファ米のご飯が1/3ほど残ったのでアルミカップに移し替え、フリーズドライのスープと乾燥野菜を入れて雑炊を作り朝食とした。
アルミカップはホームセンターならどこででも売っているが、直接火にかけることが出来るのと、使い終わったら小さく折りたたんで燃えるゴミとして捨てられるので重宝しているyuno 。
先日、IHクッキングヒーターにかけてみたところ、エラーにはなることなく使うことが出来た。

ところで、使い捨てない容器もエブリイに常備しているが食事を終えた後、次に使うためにも容器の汚れをペーパーで拭い、最後にアルコールを含んだペーパーで仕上げ拭きしなくてはならず結局、発生するゴミの量に変わりはないわけで、エコの観点で見るとどっちもどっちということになる。

さて今日はこれから能登島を抜けて和倉の総湯で朝湯に浸かり、それから道の駅「能生=のう」まで走る予定だ。


能登島を西へ向かって走っていく。
海から朝靄が立ちこめてうっとりするような眺めだった。


能登島の南側の出入口に当たる「能登島大橋」。


能登島を抜け出るとすぐ、大型の旅館やホテルが建ち並ぶ和倉温泉の町中に入る。
和倉は日本でも有数の温泉地として人気がある。街並みもきれいだ。
管理人、若いころから旅行が好きで各地に泊まった経験があるが、和倉温泉は通過するだけで泊まってはいない(たぶん)。
是非泊まってみたい気持ちはするが、家族3人で泊まれば一晩で10万円は飛んでしまうであろう現在、車中泊ならば20泊(ただし、管理人ひとりの場合)はできると考えてしまう貧乏根性丸出しの管理人なのである。
まっ、これからも泊まる機会はないと思うけど。
せめてこの立派な共同浴場「和倉温泉総湯」に浸かって和倉に泊まった気分になろう、と前向きに考えることにした(笑)。

朝は7時から営業していて入浴代は460円と、一昨日の氷見総湯よりも安い。
車中泊者には利用の自由度が高い。
入口を入ったところが土間になっていて和倉温泉の歴史を学べるようになっている。


朝湯を終えて今日の最終地点すなわち車中泊の地である道の駅「能生」に向けて走る。
能登半島が遠ざかっていく。
次に訪れるのは雪解けの後だろうと思うとその空白に寂しさを感じるが積雪期であれば今回の倍の時間がかかってしまう。
冬は能登が遠くなる。


滑川市と糸魚川市の間にある富山湾の「ヒスイ海岸(正式名称は宮崎・境海岸)」に立ち寄ってみた。
海から打ち上げられるヒスイの原石が取れるらしく、探しながら歩いている人を見かけた。


ヒスイ海岸に来る途中で立ち寄ったスーパーで買ったにぎり寿司を食べる。
広い海を眺めながら寿司をつまむとは、管理人にも想定外だった(笑)


今日の車中泊の地とした道の駅「能生」に着いたのは日没までにまだ間がある14時10分だった。
自宅を出発して2日目にここに立ち寄ったところ、日曜日ということもあって駐車場に空きがなく、すぐ立ち去った。
この建物に接して観光市場があって茹でたカニを売っている。
それを目当てに立ち寄る観光客が多いようだ。


建物の脇を抜けて車を岩壁に寄せた。
あと3時間走れば帰りのルートとして考えている群馬県に入れるが、できるだけ長い時間、海のそばにいたかった。

余談になるが、道の駅ガイドブックによるとこの道の駅には電源が使える駐車スペース(RVパーク)があることになっている。
車を降りて散歩がてらRVパークを探したがそれらしい場所はなかった。
地面に数字が書かれた駐車スペースがあることに気づいたが電源がとれるようにはなっていなかった。廃止されたのかも?


ここは建物の中にセブンがあってなにかと便利である。
なにが便利かと言えば冷たいアルコールが買えるのだ。
9月のときと違って今回は冷蔵庫を積んでいないので、中途半端な距離のスーパーで缶ビールや缶チューハイを買うわけにはいカンのである。ぬるくなってしまう。
現在15時40分。
昼酒をする習慣のない管理人だが昼とも夕刻ともつかないこの時間であればいいだろう(笑)


昼食のにぎり寿司を買ったスーパーで夕飯の惣菜も買っておいた。
時間はまだ16時を少し過ぎたあたりだが食べ始めることにした。
缶チューハイはとっくに空いてしまったので焼酎のお湯割りに切り替えて、日が暮れるまでダラダラと飲んでは食べ、食べては飲んで日没を迎えた。
ブリの刺身が美味かった。
図左上のトレーは「べっこう」という名のゼラチン状の食べ物。
管理人の大好物である「サメの煮こごり」かと思って買ってきたのだが、似ても似つかぬ溶き卵の煮こごりだった。
管理人には甘くて、酒の肴としては不合格だった(笑)。

なお、先ほどカニ市場があると書いたが、売っているのはカニの「姿=丸ごと」で、夕食時に食べるつもりで買うと食べた後の殻の処分に困る。
店は閉まっている時間なので引き取ってもらえない。
といってかさばるカニの殻を自宅まで持ち帰るわけにもいかない。
今回は諦めたが次の機会に食べてみたい。課題としよう。
ちなみに、管理人は車中泊によって生じたゴミは持ち帰ることにしている。