冷蔵庫は最後の日までキンキンに冷えた飲み物を与えてくれた。帰りは通行止めで福島経由を断念。

2022年6月23日(木) 晴れ
車中泊の旅、第4回。北陸4泊5日・5日目

■は立ち寄った道の駅
■名立~■天領の里~■とちお~■入広瀬~■南魚沼~■みつまた~日光

今回の車中泊では毎日、こんな朝食を食べてきた。
食事はタンパク質と脂質、炭水化物のバランスが大切である。
特に一日のスタートとなる朝食は、、、
タンパク質としては赤身の肉や魚、大豆製品、玉子が知られているが調理が面倒な肉や魚は食べない。
その代わり、完全食品といわれている玉子(ゆで卵)を車中泊の日数分持参して食べるようにしている。
脂質は多くの食品に含まれているのであえて意識して摂る必要はないが、ハムのような加工食品には塩分が多く含まれているので食欲が増すと同時に満腹感が得られる。
ただし、食べ過ぎはタンパク質、脂質、炭水化物のバランスを崩すことになる。
パンはエネルギーの素になる炭水化物を摂るのによく、腹持ちも良い。
野菜も炭水化物だがエネルギーはほとんどなく、むしろ野菜に含まれている整腸作用としての食物繊維を取り入れるためにも必須である。
水分が欠乏する朝はパンを横半分に切り、そこにゆで卵と画像にはないが “きんぴら” 、ハムなどを挟んでサンドウィッチにすると食べやすい。
キャベツは管理人が万能調味料と呼ぶポン酢を少しかけ、よく噛んで食べる。
噛むに従ってキャベツ自体の甘い味が出てくる。
他に水分補給に野菜ジュースを添えたりヨーグルトを食べることがある。


出発前に道の駅「名立」の敷地を散歩。
海に面して広い芝生の広場があって朝の清々しい空気が吸える。
昨日、道の駅に着いたとき、駐車している車の多さに、これすべて車中泊なのかと驚いたが、道の駅「名立」にはホテルが併設されていて駐車している車の大半はホテル利用者のものだと知った。


道の駅「名立」を発って日本海を北上すると上越市の道の駅「天領の里」と出合う。
ここで日本海と別れ内陸に向かって車を走らせる。


上越新幹線の下をくぐって国道351号線を長岡市に入ると道の駅「とちお」があった。
中規模だが管理人が初めて立ち寄る道の駅である。
売店にとちお(長岡市栃尾町)名物という油揚げを売っていたので味の異なる3種類を土産に買った。

さて、そろそろこれから先の行程を考えなくてはならない。
252号線で田子倉湖を経由して福島県に入るかそれとも、少し南下して352号線で奥只見湖を経由して福島県に入るかだ。
昨年9月の北陸旅行の際は奥只見湖を経由して福島県に入り、檜枝岐を抜けて帰宅したので今回は田子倉湖を経由して帰ろうと思う。


道の駅「とちお」を出て290号線を少し南下すると252号線へと分岐する。
それを走って行けば田子倉湖への険しい山道に入る。
悪路を走ると貨物車特有の底から突き上げるような衝撃が身体に伝わることになるが、それもドライブの楽しみである。
252号線に入って間もなく、道の駅「入広瀬(いりひろせ)」があったので立ち寄ってみた。


館内に入ってまず目についたのが画像のチラシだった。
通行止めという文字に続いて、「福島県への通り抜けはできません。」と書かれている。
地理不案内の管理人には書いてある内容が即座には理解できず、しばらくの間、表示の前に立って理解に努めたが、地図と見比べると田子倉湖から先へは行けないらしいことがわかった。
楽しみにしていた初めて走る道だが断念せざるを得ないようだ。
それにしてもだ、、、
この道の駅に寄らずそのまま走り続けたとすると、知らずに通行止めの箇所まで行ってしまい、そこでUターンしなけれならないところだった。
早めに気がついのが幸いだった。


道の駅を元の分岐まで戻って次に奥只見湖へ行くのに小出市に入ると、なんとそこにも通行止めの案内板があった。
先ほどの田子倉湖への道ではなく、間違いなく奥只見湖へ向かう道である。
福島県へ行く2本の国道とも通行止めとは予想外の展開となった。
こうなると方法はひとつ、小出市から国道17号線を沼田へ行くという、つまらない選択肢しかない。
ここからだと関越道小出インターが近いが、1日込み込み5千円で済ます極貧旅行なので高速は使わず、あえて下道を走ることにした。


福島への国道の通行止めで気持ちが動転したが、落ち着くと腹が減っていることに気がついた。
国道17号線沿いのセブンで弁当を買ってどこかで食べることにした。
南魚沼市に入ると折良く、道の駅を見つけたので車を停め、炎天下の車内でコンビニ弁当を食べるという味気のない昼食とした。


道の駅「みつまた」
山間を走る国道に合わせて落ち着いた造りの道の駅だ。


群馬県側の金精トンネル入口まで来て、帰れる目処がついた。

本日の走行404KM
・柏崎市のセブンでペットボトル購入 ¥154
・長岡市のセルフ店で給油 ¥2106(13.08L @161)
・長岡市の■とちおで間食用のパンとみやげに油揚げ購入 ¥1160
・■入広瀬から先、福島県境(田子倉湖)通行止め
・魚沼から先、福島県境(奥只見湖)通行止め
・南魚沼市のセブンで昼食用に中華丼購入し、■南魚沼で食べた ¥499
——————————–
合計 ¥3919


4泊5日の北陸車中泊の旅を終え、今回の目的であったサブバッテリシステムの検証について記録しておく。

日光を出発してから帰宅するまで冷蔵庫(44W)の電源は入れっぱなしだったが、バッテリに内蔵されているバッテリの健康状態を表すインジケーターは「緑」を保っていた。
また、冷蔵庫の冷えはまったく問題なく、缶ビールと缶チューハイさらには氷り入りのハイボールをおいしく飲むことができた。

管理人がエブリイに載せたサブバッテリはごく標準的な容量の115AHで、供給能力は1380WH(12V×115A)である。
したがって、冷蔵庫を稼働させた場合、約31時間(1380÷44)の使用が可能だ。
ただし、冷蔵庫は温度コントロールされて設定温度に達するとしばらくの間は消費電力がゼロになるため、実際には31時間よりも長い時間、サブバッテリで使える(ここでは仮に50時間としておこう)。

冷蔵庫の電源を入れっぱなしにしておいたらサブバッテリは2日で容量がゼロになってしまうという疑問が生じる。
そうさせないのがサブバッテリシステムのメリットといえる。
サブバッテリシステムはバッテリにアイソレーター(走行充電器)とインバーター(100Vへの変換器)を加えた構造になっていて、人によってはこれに太陽光パネルを付加しているが、いずれにしても外部機器を使った(使っている)ことによるサブバッテリの容量の低下を、走りながら補う(充電)ことができるのがメリットとなる。

管理人、他に300Wと500Wのポータブル電源を所有しているが、ポータブル電源の最大の欠点は、外部機器を使いながら同時に充電することを推奨されていないことだ。
中にはバススルーというタイプの、外部機器の使用と充電が同時にできるポータブル電源もあるが、全体のごく一部であり、市場に出回っている多くのポータブル電源は充電しながら外部機器を使うことができないタイプである。

ポータブル電源はサブバッテリシステムの構成物を小さなひとつの箱にギュッと詰め込んだ優れた機器であると思うが、外部機器の使用で容量が少なくなるとどこか(走行中かキャンプ場のAC電源か旅館かのどこかで)で充電しなくてはならない。
その間、外部機器は使用できないというジレンマに陥る。

そういった現状だと安心できるのはサブバッテリシステムということになる。
次の車中泊旅行では冷蔵庫に加えてIHクッキングヒーター、扇風機を使ってみようと思っている。
冬の車中泊ではIHクッキングヒーターと電気毛布、電気あんかを使ってサブバッテリシステムの信頼性を検証してみたい。

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