氷見を北上して能登半島突端の珠洲へのんびり旅。

2022年8月31日(水)
車中泊の旅、第5回。北陸4泊5日・2日目

■氷見~イカの駅つくモール~赤崎海岸~■狼煙(「■」は道の駅を示す)
本日の走行距離:185km、8時間53分
本日の出費  :6566円

2日目の朝は道の駅氷見で迎えた。
昨日の長時間運転の疲れはない。
だがエコノミー症候群を防止するためにも身体を動かして新鮮な空気を取り入れることが大切なので朝の散歩に出かけることにした。


管理人がこれまで利用してきた日本海の道の駅は「天領の里」、「うみてらす名立」、「マリンドーム能生」、「親不知」、「氷見」に共通するのはいずれも海に面し、実に開放的な環境に立地していることだ。
ここ「氷見」でいえば建物と海の間が大きな芝生の広場になっていて近所の人であろう犬と散歩をしている姿が見られた。


グランピングの施設を見つけた。
敷地内には居住施設として「エアストリーム」が置かれていた。


昨夜利用した「総湯(¥650)」。
道の駅に隣接し、住宅地に近いので近隣住民の利用が多い。
なお、日帰り温泉のことをこの地では総湯と称している。


道の駅氷見は7時45分に出発した。
管理人の能登半島ドライブのスタイルは目的地まで遠回りになってもいいからできるかぎり海に近い道を走るというものである。
現在地は氷見を出て国道160号線を七尾へ向かう途中、県道246号線に入り観音埼灯台を目指しているところ。
この後、鵜浦漁港まで行ったものの探し方が悪かったのか目指す観音埼灯台は見つからなかった。


灯台が見つからなかったため県道246号線を左回りに一周して元の国道160号線に戻って七尾へと向かった。
ちょうどいいタイミングで「のと鉄道七尾線」が追い越していった。
石川県の七尾駅と穴水駅間の33.1km、8駅を結ぶローカル線で、数奇な運命を辿って現在に至っていることが調べでわかる。


のと鉄道七尾線、和倉温泉駅の前を通過。
和倉温泉は高級旅館やホテルが建ち並ぶ、北陸きっての温泉街として知られているが、管理人が縁があるのはここに朝湯が可能な「総湯」があるのと、能登島の入口に当たるということだけ。
このふたつに用がないときは素通りしてしまう。


「ボラ待ちやぐら」。
昔の漁法のひとつで、この櫓の最上部に腰を据え、ボラの姿が見えると網を引いて捕らえたそうだ。
1996年を最後に現在、この漁法は行われてはいないという。


九十九湾にある道の駅ならぬイカの駅。
九十九湾はイカの捕獲が盛んだそうだ。
設備は道の駅に劣らぬほど立派で清潔。


施設内のレストランに入ってみた。
食をそそるメニューが豊かで試しにこんなものを注文してみた。
「しょうゆ船凍イカ丼」というメニュー名で、酢飯の上に玉子のそぼろを盛った丼にイカの沖漬けが付く(¥1100)。
沖漬けを肴にビールでも飲みたくなる気分だったがそこはぐっと抑えた(笑)。


北陸の旅を始めてわかったのは、日本海に沿って走っていて景色のいい場所はたくさんあるものの、堤防や消波ブロックに阻まれて海辺に降りるのが困難なことだ。
ここは地図を拡大してようやく名前が現れるという、地元の人でさえ訪れることのない「赤崎海岸」。
管理人が20代前半の頃、3回は訪れたことのある、車を駐めてすぐ海に降りられる数少ない海岸である。


岩礁の海なので泳ぐには不向きだがそれだけに訪れる人は少なく、マッタリした時間を過ごせるので北陸の旅の際は必ず立ち寄ることにしている。
昨年11月に訪れたとき、海の向こうに雪化粧した立山連峰が見えることに驚いたものだ。


今回で3回目の利用となる珠洲市にある海浜の湯「あみだ湯(¥460)」。
大浴場、ジャグジー、寝湯、薬草湯、展望風呂、サウナがある。
湯水のカランやシャワーに昭和のノスタルジーを感じる管理人好みの大衆浴場である。
利用上の注意としてシャンプーやボデーソープ、石けんはなく、すべて持参する必要があるということ。

この後、能登半島の突端、道の駅のろしまで行ってそこを今夜の車中泊の場とした。


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