能登島廻りと新潟県「能生」で好感度なローカル温泉に浸かる。

2022年9月2日(金)
車中泊の旅、第5回。北陸4泊5日・4日目

下記ルートの「■」は道の駅を示す。
■能登島~■氷見~■新湊~■能生
本日の走行距離:218km、9時間50分
本日の出費  :4322円(昼食と食材、給油)
道の駅能登島の夜が明けた。
昨夜は道の駅狼煙であったような激しい雨に見舞われたが今は止んでいる。
昨夜、管理人の斜め前に駐まっていたジムニーは移動したらしく、駐車場の右端に駐まっていた。エブリイのドアの開閉音を気にしたのだろうか?


能登島へは今から35年くらい前にオートキャンプで来たことがある。
海辺に能登島Weランドというキャンプ場があって家族5人でそこを利用した。
テントや炊事道具一式を車(マツダファミリア)の屋根に積み、どこをどう走ったか覚えていないがとにかく、キャンプ場にたどり着いた。
近くに商店はなく買い物はできなかったが移動販売車がキャンプ場に来たので夕食の食材を調達した。
夕食後、おそらくキャンプ場の人に聞いたのであろう、今夜は地元で火祭りがあるとの言葉で見物に行った。
暗闇に地元の人が持つ松明が光り、その火はやがて大きな原木に移され、みるみるうちに燃えさかって広場を赤く染めた。
それが、この「向田の火祭」だったらしい。
車を降りると木を燃やした跡の臭いがした。


島内を一周するつもりで走った。
道は部分的に細く、集落の間は徐行の速度で走った。


昨日、入浴のために立ち寄った温泉施設の前に出たところ、そこはすぐそばが海水浴場だった。
手前は公園になっていて芝生が敷かれ砂浜へのアプローチには石板が埋め込まれていた。


この夏はコロナ禍で遊泳禁止になったようだがそうでなければこの美しい浜は賑わうのだろう。


能登島を抜けて和倉温泉に戻ったところで、今日これからの行き先を考えることにした。
ここからあちこち立ち寄りしながら200キロ走るとすれば今夜の宿泊地は新潟県の道の駅「能生」あるいは道の駅「なだち」になるだろう。
そんなつもりで走ることにした。


石川県から富山県に入った最初の道の駅が「氷見」である。
昼食にはまだ早い時間だったのでトイレを借りただけで走り出した。
次に立ち寄ったのが道の駅「新湊」で、ちょうど昼時だったのでここで昼食とした。
道の駅「新湊」のある射水市(富山県)は白エビが名物だそうで、道の駅の名前に続いて大きく「白エビ」と表している。
決して広いとは言えない食堂は昼食時とあって人が多く賑やかだった。
注文した「白エビの玉子とじ(¥600)」を手に席を確保して食べ始めた。
調べるとこのすぐ近くに「天然温泉・海王」という日帰り温泉施設と、少し離れるが10分ほどで帆船「海王丸」が見られる公園があるそうだ。
次回立ち寄る場所としてマークしておこう。


次に立ち寄ったのは道の駅「ウェーブパークなめりかわ」で、道の駅ハンター(笑)の管理人としては初めて立ち寄る場所だ。
下見のつもりで立ち寄ったので屋内に入ることなく車に乗り込み、先へ進んだ。


県をまたいで新潟県に入った。
新潟県に入ると海沿いに「市振」、「親不知」、「能生(のう)」、「名立(なだち)」と道の駅が続く。
今夜は「能生」か「名立」を車中泊の場とするつもりだ。
「能生」は海辺に広い駐車場があって天気がいい日は沖に漁り火が見える。
「名立」は日帰り温泉が併設されていて疲れを癒すには最適な道の駅だが、駐車場は夜間も利用する車が多く寝るのに最適な場所を確保するのが難しい。
前回、6月22日は温泉のある「名立」で車中泊したがその際、手前の道の駅「能生」近くに日帰り温泉があるのを確認しておいた。
そこで汗を流すことが可能であれば、環境のいい「能生」を車中泊の場とすることができる。
そんなつもりで今日はその温泉を探すことにした。
温泉は国道8号線、道の駅「能生」の5キロ手前、県道454号線を山側に向かって3キロ走った山の中にあった。
長者温泉「ゆとり館」という木造の施設で、浴槽がひとつだけという素朴さだった。
これまでの北陸の旅で出会った温泉施設では珠洲市の「海浜あみだ湯」と肩を並べる素朴さが気に入った。そういえば「海浜あみだ湯」は銭湯のくくりになっているので温泉施設とは異なるのかも分からない、とふと思った。


入浴後も外はまだ明るく海は穏やかだったので道の駅に行く前に弁天岩に立ち寄ることにした。
国道を走っていると目につく大きな岩で、赤い橋が架かっているのが国道からよく見える。
いつかはあの橋を渡ってみたいと思いながらもその機会がなく延び延びになっていた。


岩というよりも小さな島といった風情で、厳島神社の祠があった。


階段を上った先には灯台があってそこからの眺めを楽しんだ。
日が傾いていたが日没にはまだ1時間ほどあるので最後まで見ることはせず道の駅に向かった。


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