今夜の宿泊地、道の駅「名立」へひた走るが、魅力的なスポットを飛ばしてしまった。

2023年5月14日(日)
車中泊の旅、第8回。
北陸5泊6日の旅1日目

本日の走行:257KM(21303→21560)
日光~菅沼(トイレ)~■片品~沼田市街~■みつまた~セブン~■森の駅おおしま~NURUS(買い物)~給油~■名立(泊)
■は立ち寄った道の駅

軽貨物車エブリイを車内で寝泊まりできるように改造し、旅を始めてから今回で7回目となった。
新潟県を北陸エリアに数えれば過去7回の車中泊旅行はすべて北陸というほど管理人は北陸、特に能登が好きである。
能登にお住まいの方には申し訳ないと思うが、他の著名な観光地とは異なり、能登の素朴さに惹かれて、旅行といえばつい能登へ行ってしまうほどである。
ひとつの観光スポットに全国から人が集まるといったことはなく、人が少なく静かなのがいい。
海辺の細い道にへばりつくようにして建つ木造の家屋は管理人が生まれ育った70年前の東京に似て、昭和の香りがする。
東京で生まれ育ち、故郷というものを持たないことから、管理人の旅好きは故郷を求める気持ちがあったからなのかもしれない。
初めて能登を訪れたのは20代前半にバイクで旅したときだったと思う。
東京での生活は嫌いではなかったが、帰るべき場所はこの能登のような素朴な場所なのだとその時に思ったのだろう以来、20代の時に4度訪れた。
家族を持ってからは、家族の意向を重んじて他の地を数多く訪れたため能登とは疎遠になってしまったが、家族で旅行をしなくなった今、こうしてひとり気ままな旅をするようになった。
ひとりで車中泊の旅を始めた2021年、実に50年ぶりの能登再訪となったのである。
今日は北陸旅行の起点となる新潟県にある道の駅「名立=なだち」まで走ることにする。
それまで特にこれといった見どころはないので退屈なドライブになると思う。


まだ1時間強しか走っていないが景色の変化に乏しい道は疲れるばかりだ。
国道120号線の尾瀬入口を過ぎたところにある道の駅「かたしな」に寄って缶コーヒーを買って飲んだ。
さて、これから沼田に向かうがいつもなら沼田ICから関越道に乗り移り、湯沢ICで降り山をひとつふたつ越えて日本海(直江津)を目指すのだが、今夜の宿泊予定である道の駅「名立」まで観光スポットに立ち寄る予定はないので時間の余裕がある。
そこで関越道は利用せず、沼田から国道17号線→湯沢で国道353→松之山(新潟県十日町市)で国道253と一般道で直江津まで行くことにした。
だが、旅から帰宅してデータを整理する過程でGoogleマップを眺めると、管理人の興味を惹くようなスポットがいくつかあることがわかり、立ち寄ってみるべきだったと後悔しきり。
国道353号線と並行する十日町市清津川には日本三大渓谷と称される「清津峡」がある。見るには千円かかるそうなのでさぞ見応えのある渓谷なのであろう。
国道353号線を北上し、清津峡の先、松之山に入ると「美人林」という、曰くありげな場所がある。
調べると3haものブナ林だそうだ。新緑と黄葉がきれいだろうな。
いずれも超人気の観光スポットではないような気がするが、全国から人が集まる著名な観光スポットよりは管理人の好みと言える。


三国峠の手前に差しかかるとかなりの雨量となった。
タイヤはとっくに夏用に替えてしまっている。
雪に変わらないことを祈るばかりだ。


国道353号線・清津峡渓谷(十日町市)近くまで来て、コンビニで買った弁当で遅い昼食とした。
これで500kcal摂れるから運動量の少ないドライブにはちょうどいい。


今夜の宿泊地、道の駅「名立」に着いた。
国道8号線に面しているため交通量は多いが、建物の近くを駐車地とすれば騒音はそれほど気にならない。
敷地が広くまた、北側が日本海になっていることから騒音が拡散されるのかもしれない。
ここには建物内に日帰り温泉があるので管理人はよく利用する。
この時間になると入浴料金が割引になるのがいい。
なお、管理人はここを車中泊で数回利用している。
他にも車中泊の地としてここを利用する車を多く見かけるが、車の外にテーブルや椅子を出して調理したり食事をしたりする人は今まで出会ったことがなく、利用者のマナーはとてもいいと思う。


長い時間の運転で身体が硬直しているので温泉に行く前に海辺を散歩。
広大な芝生の広場を挟んで海が広がっていて、日本海に沈む夕日を見ることができる。
夕食のメニューはまだ決めていないが温泉から上がったらまずはビールを、次にハイボールを飲もう。

2日目に続く

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