昭和の時代にタイムスリップ、福島県昭和村の旧喰丸小学校。

2023年10月13日(金)
車中泊の旅、第9回。
北陸6泊7日の旅1日目

エブリイを改造した車中泊仕様車での旅はこの2年間で8回を数えた。
行き先はいつもの通り北陸、主に能登半島だが、メジャーといえる観光スポットはないものの、管理人が訪れる場所はどこも素朴で人が少ないのが気に入っている。
道路は空いているし駐車場を利用するのに空くのを並んで待つという、無駄な時間を必要としないのがいい。
老い先短い管理人に残された時間はわずかだ。
美味いものを食べるのに1時間も並んだり、人の波に押されながら観光スポットを見て回るのは貴重な時間の浪費であると考えているので、車も人も少ない北陸が最適なのである。

本日の走行:302KM(25290→25592)
日光~■たじま~旧喰丸小(昼食)~■柳津~稲島登山口~角田浜~■国上(泊)
■は立ち寄った道の駅

車中泊旅行から帰宅すると、一日の行程をこのようなブログにするのを管理人のルーティンとしているのだが、写真やデータを整理する過程で、立ち寄った場所のより詳しい情報を調べているうちに立ち寄った場所の他にも近くに魅力的な見どころがあったりして、それを次の旅行の目的地のひとつとしてリストアップしておいて訪ねるようにしている。
この画像の旧喰丸小学校もそのひとつであった。
1937年(昭和12年)開校、1980年(昭和55年)廃校という、過疎化少子化の波に押されてわずか43年という、小学校としては短い生涯を終えた学校である。
管理人が小学校で過ごしたのが1955年(昭和30年)から1961年(昭和36年)の6年間だから、喰丸小学校は管理人が小学生だったころと時代が重なる。
廃校後、幾度にも渡る解体計画にたいして地元の強い存続の気持ちから解体を免れ、改修工事の後、2018年4月に「交流・観光拠点施設 喰丸小」として生まれ変わり、現在は校舎の中を見学できるようになっている。
そこで懐かしさのあまり、今回の旅行で訪ねた次第だ。
校舎のすぐ脇に樹齢120年という大銀杏が喰丸小学校のシンボルとされていて、黄葉の季節になるとライトアップされるそうだ。


広いとはいえない廊下、天井をはう剥き出しの電線、歩くときしむ廊下は管理人が過ごした小学校と同じだ。


机も椅子も教壇もすべて木。
ぬくもりが感じられる。
ひとつの学期が終わると机と椅子を片隅に集め、床に油をたらし、それをモップを使って床一面に塗り広げたのは小学校だったか、それとも中学校だったか、記憶にある。


新潟市西蒲区のサイトから転載

併設されている「蕎麦カフェSCHOLA(スコラ)」でそば粉のガレットを食べ、旧喰丸小学校を後にして、明日の目的地である角田山(新潟市西蒲区)へと向かった。
角田山は昨年の国上山(くがみやま)、今年になって弥彦山に登った際、そのブログを書く過程で見つけた山で、登山口が海抜ゼロメートルにあることに惹かれた。
標高482メートルの低山だが海を見ながら登ることができる里山として人気があるらしい。
新潟市西蒲区のサイトによると市公認の登山道が7本もあり、バリエーションルートを加えると10本もの登山道があるという。
管理人がよく行く古賀志山に似て、低山特有の特徴を持つ山は期待を裏切らないはずだ。


登るのは明日だが今日中に登山口の下見を済ませておきたい。
登山口はもっとも人気があるとされる「灯台コース」に決めてあるが、福島県からのルートでいえば7つある登山口の中、まず「稲島コース」の登山口を見つけ、次に車を左回りに走らせて灯台コースの登山口に行くのが効率的に思える。

稲島コースの登山口は割とすんなり見つかった。
大きな駐車場とトイレを備えた登山口だが、ここからだと奥深い林の中を歩くようだ。
海は見えるのだろうか?
さあ、次は灯台コースの登山口を探そう。

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