能登半島西海岸は見どころ満載で癒やしのドライブとなった。

2023年10月16日(月)
車中泊の旅、第9回。
北陸6泊7日の旅4日目

本日の走行:132KM(26055→26187)
■狼煙~■塩田村~垂水の滝~■白米千枚田~■赤神(昼食)~旧福浦灯台(豪雨)~■のと千里浜(泊)
■は立ち寄った道の駅
夕日が無理なら朝日を、と日の出の時間に合わせて道の駅から歩いて禄剛埼灯台にやって来た。
日の出の予想時刻は6時。
もちろんそれより前に着いて東の方角を見ていたのだが太陽はついに現れず。
今回は夕日も朝日も拝むことはできなかった。
残念だが仕方がない。


道の駅に戻って朝食とし、観光客で混み出す前に出発することにした。
今日はここ(珠洲市)から能登半島を左回りに羽咋市の千里浜(ちりはま)まで行く予定。
以前の車中泊旅行で立ち寄った場所がいくつかあってダブるが、見飽きることはないはずだ。


昨年5月、車中泊中の体力維持のために道の駅「狼煙」から往復16キロのトレッキングをおこなった。
その際に立ち寄った「川浦園地」。
観光客など立ち寄りそうにない園地だが、美しい海岸線とバス停の脇に手入れの行き届いたきれいなトイレがある。


能登の海辺は砂浜よりもむしろ岩礁の方が多いように思える。
それゆえ変化に富んだ景観の海として楽しめるのではないかと思っている。
車で走っていると前方に大きな岩礁が見えたので車を駐めた。
海に向かって降りる階段があったので、もしかするとあの岩礁に行けるのではないかという気がしたのだ。
階段を降りた先は深い藪になっていた。
岩礁へは行けそうにないことを理解して景色を眺めた後、車に乗り込んだ。


車で走っていて気になっていたことがある。
店があるわけではないのにのぼり旗が散見される。
そういえば旗の近くにはオブジェのようなものもある。
つい気になったので車を駐めて旗を眺めると「奥能登国際芸術祭」とある。
管理人が見たオブジェは芸術祭のために創作されたものだったようだ。
帰宅して調べると芸術祭は珠洲市全域を会場とする規模の大きなもので、今がその開催期間のようだ。→こちら


海に沿って走る国道249号線は交通量が少ないので他車のスピードに合わせるのを苦手とする管理人にはありがたい。
ときどき追い越されることがあるがそれも頻度は少ない。
ここはまだ珠洲市内。
右手に平屋の大きな建物が見える。
昔ながらの方法(人力による手作業)で天然塩を作っている会社の建物である。
能登の製塩の歴史は400年以上もあるそうだ。


製塩のプロセスが学習できたり塩作り体験ができる道の駅「珠洲塩田村」。
売店ではここで作られた塩を使ったオニギリを売っている。
塩っぱくはなく、むしろ甘い。


滝が直接海に流れ落ちる、曽々木海岸「垂水の滝」。
昨年も立ち寄った。


滝壺から遊歩道が延びている。
崩れて今は立入できないがかつては遊歩道として立派に機能していたらしい。


道の駅「千枚田ポケットパーク」に隣接する「白米千枚田(しらよねせんまいだ)」。
海に向かった急斜面を切り拓いて階段状の棚田にしたもので、大から小まで、千枚あることから千枚田と呼ばれている。
面積は約1.8haで、17世紀から19世紀にかけてほぼこの形として完成された、と説明板に書かれている。
すでに稲の刈り取りを終えて景観としては寂しい。→収穫前

世界一長いベンチ、というキャッチが付いている増穂海岸のサンセットヒルイン増穂(なんだかマンションの名前みたいだ)。
ベンチの始まりには若いカップルが自撮りするときに使えるようにとハートを型どった大きな顔出しパネルが設置されていた。
その前を通過するのは勇気を必要とした(笑)


事前に調べた上で立ち寄ることにした旧福浦灯台(羽咋郡志賀町)。
明治9年に建造された日本最古の木造灯台で、今は使われていないが、木造の灯台とはどのようなものか興味があって行ってみることにした。


これがかつては灯台だったとは思えないほどの素朴さだ。
建造以前は同じ場所に灯明堂なる建物でかがり火を焚き、航行する船の安全を守っていたそうな。
写真を撮り終えて車に戻ろうとしたとき、猛烈な雨に見舞われた。
怪しげな空模様だったので傘を持って車から出たからよかったものの、空身だったら全身びしょ濡れになるところだった。


激しい雨は止むことなく千里浜までやって来た。
時間が早いので「なぎさドライブウェイ」を走ろうと思ったが雨でそんな気持ちの余裕はなく、道の駅「のと千里浜」に車を着けた。
車は少ないので今日はここを車中泊の場としよう。


どこかに温泉があれば立ち寄りたいが、調べるのも面倒なので道の駅の足湯で我慢した。

 

 

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