千里浜なぎさドライブウェイを走り、念願の旧親不知隧道を歩いて大満足の一日を過ごした。。

2023年10月17日(火)
車中泊の旅、第9回。
北陸6泊7日の旅5日目

本日の走行183KM(26187→26370)
■千里浜~■氷見~滑川(給油)~ヒスイ海岸(昼食)~■親不知で散策~長者温泉~■名立(泊)
■は立ち寄った道の駅

プライベートな旅とはいえ、仕事をきれいさっぱり忘れて観光に集中するというわけにもいかない。
管理人が住む日光はこれから紅葉の季節を迎え、宿泊の問い合わせが舞い込んでくる。
メールのチェックはスマホでできるが返信が必要な場合、スマホだと不自由だ。
そこでノートPCを持参して返信するのに使っているだが、仕事用のメールだと500字から1000字もタイプしなくてはならないため、PCのキーボードでないと効率が悪いのである。


朝食後、昨日は大雨で行くことができなかったなぎさドライブウェイまでやって来た。
道の駅「のと千里浜」からはほんの数分の距離。
10数キロも続いている砂浜の上を海を眺めながらのんびり走ろうというわけだ。


砂の粒子が細かいため水を含むと固く締まって沈み込まないのが千里浜の特徴となっている。
この日は車の走行が可能となっていたので砂浜に乗り込み、時速20キロという速度で海を眺めながらドライブを楽しんだ。
このドライブを終えたら能登半島から抜けて富山県そして新潟県、福島県へと向かう予定だ。


国道8号線のJR越中宮崎駅近くにヒスイの原石が採れるという朝日ヒスイ海岸(正式名は宮崎・境海岸)がある。
過去二度ほど立ち寄ったことがあるが、海岸は広くまた静かなので休憩するにはもってこいの場所である。


観光スポットというよりは地元の人の憩いの場に相応しく、とても静かだ。


ヒスイの原石が採れるというヒスイ海岸。
能登の岩礁の海とは違って長い砂浜が続いている。
ときおり、ヒスイを探す人の姿が見られる。
さてここで昼メシとしよう。
浜辺に沿ってずっと階段(防波堤の役割なのか?)になっていて、そこに腰を下ろした。


国道8号線・入善町(富山県)の食品スーパー「大阪屋」で買った弁当。
ちらしに太巻きにいなり寿司とバラエティーに富んでいて税込322円だからコンビニ弁当よりも安い。そして美味い。


波の音を聞きながら弁当を少しずつ、味わいながら食べた。
今日の日本海は波が荒い。
ザッパーンという荒波の音が嫌でも耳に入るがそれでも波の高さは大きくても1メートルだ。
地震による津波などこの数倍にもなるのであろう。


富山県から新潟県に入り、親不知を訪ねた。
かつてSLが走っていた親不知隧道が今は遊歩道となっていて通行できる。
5月に訪れた際は遊歩道に落石があったらしく、歩行禁止となっていたが今日はどうだろう?


遊歩道入口にあった通行禁止の柵が撤去され、通れるようになっていた。
国道へ抜ける遊歩道を歩いて行くと右手に下(海側)に降りる階段があるので降りていく。


階段を降りきると広場になっていてそこが隧道の入口だった。
隧道の中は所々にロウソクの炎程度の照明があるが、真っ暗と言っても差し支えのないほどだ。
線路は撤去されているが、廃線前はカメラの位置にも線路が敷かれていたのであろう。
さあ、これから魔界への旅へ出発しよう!


カメラのフラッシュによって明るく見えるが、それは一瞬だけでほとんど真っ暗といっていい隧道。


隧道出口の明かりが見えてきた。


道の駅「能生(のう)」近くにある温泉施設「長寿温泉・ゆとり館」に立ち寄り、一日の疲れを癒すことにした。
内湯のみで露天風呂はない。
展望も望めないが湯量は豊富で今日一日のいい締めくくりになった。


温泉で火照った身体を冷ますため、国道8号線まで戻って道の駅「能生」に近い弁天岩に来た。
立派な橋が架かっていて島(というか巨岩というか)に渡ることができる。
また、夕日を眺めるポイントにもなっているそうだ。
とはいえ、まだ陽が注いでる時間なので別の場所から眺めることにしたい。


弁天岩で時を過ごし、その後、なんども利用したことのある道の駅「名立」まで来た。
温泉が併設されているのと隣がホテルになっているのでそれなりに賑わっている。
間もなく日没の時刻なので今日はここを車中泊の場として車を置き、缶ビールを手に道の駅裏手の海岸に行くことにした。


管理人は道の駅裏手の公園から日本海に沈む夕日を見つめていた。
あぁ、オレの人生ももうすぐこうして沈んでいくのだな、と1本の缶ビールに酔い、つい感傷的になる管理人なのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です