道の駅「のろし」の夜は激しい雨と雷で目が覚める。豪雨による土砂崩れの恐れで計画を修正。

2022年9月1日(木)
車中泊の旅、第5回。北陸4泊5日・3日目

■狼煙~■千枚田~赤崎海岸~イカの駅つくもーる~■能登島(「■」は道の駅を示す)
本日の走行距離:175km、8時間38分
本日の出費  :550円(使ったのは入浴代のみ)

エブリイの屋根を叩く激しい雨音と雷鳴で目が覚めた。
雷はすぐ近くに落ちたらしく、ゴロゴロではなく、” カッシーン ”という音がした。
窓の目隠しを外して外を見ると、エブリイのボデーをもの凄い激しさで雨が叩いていた。


道の駅のろしが立地する珠洲市に土砂災害の警告が出ていた。
道の駅は平地にあるため土砂崩れの心配はないが、今日予定しているルートが通行止めにならないかどうかを心配した。


夜が明けると雨は上がっていて、道の駅はなにごともなかったかのように静まりかえっていた。
車内で朝食を済ませて出発することにした。
行き先は決めていないためまずは「白米千枚田」に行こう。
「白米千枚田」は海に突き出た急斜面を削って稲田にしたもので、大小合わせて1000枚あるということから名が付けられている。
そこへは過去二回、田植え前と田植え後に行っていて、稲穂が実る今回と季節を変えて訪れることにしたのだ。


道の駅「狼煙」を出て海沿いの道を白米千枚田へ向かって行くとひときわ大きな岩が目についた。
地理院地図には「大崎」とあって、岩まで行く橋が架かっているように図示されている。
神社の記号も描かれている。
しかし実際には橋はなく、土台となる橋脚が数基、残っているだけだった。
荒波で壊れてしまったのかもわからない。


道の駅のろしを出発し県道28号線を輪島方面に向かって走っていると、国道249号線と交わったところに輪島への迂回路の立て看があった。
輪島への国道249号線(ここを右折)はゲートで閉ざされている。
カーナビの地図を見る余裕もなく立て看に従って輪島とは異なる方角(249号線)へ向かった。
最初の目的地である「白枚千枚田」へは果たして迂回ルートで行けるのだろうか?


迂回路は南すなわち山間部へ向かっていったが、途中の「寄り道パーキング 若山の庄」手前で進路を西に変えて曽々木海岸へ向かっていった。
曽々木海岸は国道249号線にあるので、そこで本来の道に戻るということになる。
であれば道の駅「白米千枚田」へは問題なく行くことができるはずだ。

遠回りにはなったが無事に「白米千枚田」に到着、稲田のその後を見学することにした。
車は管理人のエブリイを含めて4台、そのうち1台は軽トラなので道の駅に納品に来た車であろう。昨夜、あれだけ警報が出るくらいの激しい雨が降ったので訪れる人が少ないのも納得できる。
今も雨が続いているし。


駐車場から見るだけでも稲穂が色づいているのが分かる。
傘を差して階段を降りて稲田を見に行くと間もなく収穫するのであろうと思うほど、稲穂が重く垂れていた。


時刻は前の画像から5時間も飛んで能登島へ渡るツインブリッジまで来た。
千枚田を後にして県道277号線と同57号線で能登半島を横断し、昨日立ち寄った赤崎海岸を再び訪れ、これから能登島に渡ろうとしているところだ。
なお、能登島に渡るには和倉温泉から能登島大橋を利用する方法と、能登島大橋の北にあるもうひとつの橋、このツインブリッジを利用する方がある。


能登島の道の駅へは過去3回立ち寄っている。
もちろん、車中泊のためにだが温泉がなく入浴できないのが難点だった。
どこか日帰り入浴ができる旅館か民宿はないかと事前に調べたところ、道の駅からそれほど遠くない南の海岸に日帰り温泉施設があることを知って利用するために来た。
施設の名称は「ひょっこり温泉・島の湯」という(¥550)。
道の駅とは3.7キロ、5分で行き来できる。


温泉でふにゃっとした身体は冷たい飲み物をほしがっていた。
もちろん、アルコールである。
道の駅に到着すると真っ先に冷蔵庫の蓋を開け缶酎ハイを取り出して一気に飲み干した。
アルコールが全身に染み渡ったところで調理を始めた。
牛フィレステーキをメインに、チーズ、コールスローをサイドメニューに、主食はアルファ化米を応用した自作のカレーメシ(※)。
この後、持参した氷でハイボールを3杯飲んで床についた。

※アルファ化米を開封し、中にカレールー(管理人はグリコのZEPPINを使用)、粉末のコンソメ、乾燥野菜を入れたものを持参した。これに熱湯を加えれば20分ほどで市販のカレーメシに劣らない味になる。


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