氷見から狼煙へ、今日も盛りだくさんの旅。宗玄酒蔵の日本酒は文句なしの旨さ。

2023年10月15日(日)
車中泊の旅、第9回。
北陸6泊7日の旅3日目

本日の走行:171KM(25884→26055)
■氷見~■食祭市場(買い物)~■なかじま(弁当買う)~中居ポケットパーク(大雨)~赤崎海岸(昼食)~宗玄酒蔵(買い物)~見附島~あみだ湯(入浴)~■狼煙(泊)
■は立ち寄った道の駅

道の駅「氷見」は海に面していて、海岸との間は芝生の広い公園になっている。
公園が尽きるまで、歩いて20分はかかるだろう。
管理人はすでに道の駅を発ち、公園の外れに寄って立山連峰に向かって写真を撮っている。
が、このどんよりした空の下、立山連峰は雲に隠れて見えない。


七尾南湾にある道の駅「能登食祭市場」。
ここに来るまで大雨に見舞われたが幸いなことに雨は上がり、傘を持たずに外へ出ることができた。
家人より能登の魚を食べたいという強い要望があったため、ここで売っている干物を買うために立ち寄ったのだ。
生ものはもちろん売っているが、調理するのは面倒だろうし日持ちしないので干物にしたわけだが、配送料を含むとそれなりの出費となった。


和倉温泉から国道249号線を北上すると能登島への入口となるツインブリッジの近くを通る。
交差点の角に寿司弁当を売っている道の駅「なかじまロマン峠」がある。
にぎり寿司が詰まった弁当がここのウリで、ネタが新鮮なので管理人は好んで買っている。
が、今日は今の季節に相応しい松茸入りの弁当に魅せられて寿司弁当には目もくれず、昼食用に買うことにした。
なおこの日、国道249号線を使って地元の学校の駅伝大会がおこなわれていて、しばらくの間、車はランナーと併走することになった。
2021年から能登半島を巡るようになって若い人たちの姿を見るのはあまりなかっただけに、これからの能登を背負ってたつ若者たちの姿が新鮮に映った。


弁当を買ってから1時間以上経ってしまったが、管理人お気に入りの景色が観られる赤碕海岸に着き、昼食とした。
松茸弁当の名に惹かれて買ったもののスライスした松茸が1枚入っているだけの普通の弁当だった。
まっ、650円の弁当だから期待したのが悪かったか。


5月にも立ち寄った宗玄酒蔵。
能登町から珠洲市に入って間もなくの場所にある。
1768年創業というから250年余の歴史ある酒蔵である。
今回は知人への土産用と車中泊中の管理人の晩酌用に購入した。


能登半島ではメジャーな観光名所となっている見附島(別名、軍艦島)。
住宅街からわずかな距離にあるので観光客だけでなく、住民の憩いの場にもなっている。
自宅から数分のところに素晴らしい光景が展開する場所があることを羨ましくさえ思う管理人である。


今夜の宿泊地は禄剛埼にある道の駅「狼煙」を予定しているが、道の駅に着く前に長時間の運転で固まった身体をほぐしたい。
過去、数回利用したことのある銭湯(温泉ではない)に立ち寄った。


利用者のほとんどは地元の人である。
温泉ではないのと安価な設定なのでシャンプーや石けんなどは置いていない。
そうとは知らずに入った初回、事情を察した店の人が一式貸してくれた恩を管理人は忘れていない。
ちなみに、建物の向こうに見える水平線は日本海。


道の駅「狼煙」へはそろそろ売店が閉まるという時間に着いた。
直前まで降っていた雨は上がり青空が見えるようになった。
今日はここを車中泊の場としているが、腰を落ち着ける前に行っておきたい場所がある。
坂を上った丘の上にある禄剛埼灯台である。
同じ場所から夕日と朝日が見られるという珍しさが禄剛埼灯台のウリとなっている。


道の駅の前の車道を横断し、遊歩道を上っていくと芝生が敷かれた広大な丘の上に出て、奥に進むと形のいい灯台が見えてくる。
禄剛埼灯台である。
ここから見る日本海は東の方角で、朝日を見ることができる。


灯台の反対側、東に立つと日の入りを見ることができる。
今日の日没は17時20分前後の予想。
日が沈む方角の水平線上には雲がかかり、このどこかに太陽があるのだろうが姿は見えない。
諦めるべきなのかもしれない。
なお、昨年5月に訪れた際は日没と日の出の両方を見るという幸運に恵まれた。→日没日の出


禄剛埼灯台への坂道から見下ろす狼煙漁港と道の駅(右手前)。
日没を見るのは望めないので道の駅に戻ることにした。
能登半島は近年、地震が多く、大きな地震としてはは2007年に震度6を記録している。
また、管理人が能登に頻繁に通い出した2021年以後も震度6の地震があったことから、管理人の旅行中に大地震が起こる可能性は否定できない。
多くの地震を記録しているが、これまで津波はなかったようだ。
今、この時間にもしも2007年に匹敵するほどの地震が起き、津波が発生しても、道の駅とは目と鼻の先にあるここへ逃げ込めば津波にのみ込まれることはないであろう。
そんなことを心配しながら能登半島を巡っている。


先ほど立ち寄った宗玄酒蔵で購入した日本酒6種類を並べてみた。
清酒から純米酒、生酒まで、店頭にある300ミリボトルをすべての種類買った。
300ミリボトルは4合瓶よりも1升瓶よりも高くつくが、これらを車中泊での晩酌として飲むにあたっては冷蔵庫に収まらないと都合が悪い。
300ミリボトルであれば缶ビールや缶チューハイと仲良く収まるというわけだ。
これだけ種類が多いとどれから手をつけていいのやら迷うが、結論から言って、すべてが美味い。
雑味がなくまろやかで、間違いなくトップクラスの旨さではないかと思う。
こうして秋の長い夜が始まった。

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