改造日誌(窓の目隠し)

2021年1月1日・元旦

元々この商売(宿泊業)に決まった休日はない。
暦の休日が忙しい仕事なので正月休みなど取ったこともない。
しかし、このコロナ禍で宿泊客ゼロの日がずっと続いている。
だから今年くらい正月をのんびり過ごせるだろう、そんなつもりになっていたのだが、やはり長年の習慣というもので、正月気分になれず、今日も朝から仕事に打ち込んだ。
もちろん、エブリイの改造にですが、、、

翌朝に疲れを残さない快適な睡眠を得るには、寝心地の良いベッドと外光が入り込まない窓そして、遮音が大切である。
この中、外から浸入してくる音についてはどれほど工夫しても駐車する場所が場所だけに防ぐことはできない。あれこれ試行錯誤するよりも駐車地を選ぶ方が対策としては手っ取り早い。耳栓で音を遮断するということもできるし。
外光の浸入については運転室と荷室とをカーテンで仕切り、荷室の窓をなんらかの方法で塞いでしまえばほぼ完璧に防ぐことが可能だ。
寝るときだけでなく、人が大勢いる駐車場で着替える場合も役に立つだろう。

YouTubeで紹介されているのと同じ対策をやってみた。

あまりにも寒いので外から室内に避難して作業をおこなった。
用意するものは910×1800のプラスティック製の段ボール(以後、プラダン)とカッターナイフとハサミ。
プラダンはホームセンターで売っているが必ず、黒いのを選ぶ(800円くらいだった)。
他の色だと光りが透けて遮光にならない。


カッターとハサミを使ってプラダンを窓の形に切り取るのだが、一見難しそうに思えて実はそうではなかった。
具体的な方法はYouTubeに数多く紹介されているので参考にするといいと思うが、大ざっぱに言うと透明または半透明のビニールシート(ゴミ袋のような)を窓に貼り付け(静電気で貼りつく)、マジックインクで窓枠に沿って型を描く。
このとき、窓枠に食い込ませるようにしてマジックインクをなぞっていくといい。
それが済んだらビニールシートをマジックインクに沿って切り取り、次にプラダンの上にビニールシートを載せ、ビニールシートに合わせてプラダンに形を描いていく。
そしてカッターナイフとハサミで型抜きする、そんな方法だ。
先ほど、「窓枠に食い込ませるようにしてマジックインクをなぞっていく」と書いた。
プラダンを窓枠目一杯の大きさにカットすることでプラダンの弾力(あるいは変形)によってぴったり収まり外れなくなるわけだ(反対に外すのにちょっと苦労するが)。
その「窓枠目一杯の大きさ」にカットするために「窓枠に食い込ませるようにしてマジックインクをなぞっていく」のがポイントとなる。
窓枠よりも小さくカットしてしまうと簡単に外れてしまう。作り直しはしたくないよね。

それからリヤガラスの目隠しだが、リヤガラスは他の窓に比べてその倍はあるほどの大きさだ。
型取りも大変ならプラダンの切り抜きも大変だし、それを保管スペースを確保するのも大変である。
そこで管理人は左右2分割にした。
リヤガラスを半分だけ型取り、プラダンをカットし、それと同じ大きさのものをもう1枚作る。
そうすれば窓枠に填め込むのも楽だし(外すのも)保管もスペースを取らない。


荷室の窓、5箇所にプラダンを填め込んだところ。
フロントからの外光以外、ほとんど入ってこない。
フロントと荷室はこの後、遮光カーテンを取り付けたが、それによって真っ暗になった。
ところで貨物車の場合、荷室いっぱいに荷物を積んでもいいことになっているがその場合、運転席から見る後方の視界が遮られるだろう。
道交法ではそれが許されているのだと思うが、同じようにこうして荷室の窓すべてを目隠しして視界が遮られたまま走行する場合、法的に問題ないのだろうか?
もちろん、管理人は駐車場に着いて車中泊するときだけ目隠しするわけだが、どうなんだろうね?