エブリイ車中泊仕様改造日誌(北陸4泊5日の旅-3)


2021年11月29日(月) 走行距離:219KM
道の駅「氷見」~赤崎海岸~恋路海岸~見附島~道の駅「能登島」

北陸車中泊の旅は3日目の朝を迎えた。
いよいよ能登半島入りの日である。
能登半島は管理人が20代前半にバイク、次に軽自動車で旅行した思いでの地で、景色の美しさと素朴さに惹かれて30代前半までなんども足を運んだことがある。
今年9月、エブリイによる車中泊旅行で、実に40年ぶりに訪れたわけだが、美しさと素朴さは損なわれず昔のままの姿がそこにあった。

今回は9月に続いて今年二度目となるわけだが、前回は立ち寄ることの出来なかった場所を見ておきたいと思ったのと、いずれ半島を一周するにあたって所要時間を見積もっておきたかったのである。

富山湾の朝日と立ち上る湯気

車内は冷え込んだものの寝床は暖かく、寒さを感じることなく寝ることができた。
朝食を終えて公園になっている岸壁周辺を散歩してみた。
これまで見てきた海沿いの道の駅と同じく、ここも裏手が広大な公園になっている。
霜が降りた芝生は空気を含んで柔らかく、近所の人であろうか散歩を楽しんでいた。


氷見から能登半島を北へ向かうには能越自動車道(以後、能越道)という自動車専用道路(国道470号線)を利用するのが便利である。
無料である上、制限速度が70キロになっているので一般の高速道路並である。
しかし、9月のときも今回も部分的には利用したが、片側一車線の自動車専用道路はとても怖い。常に後続車に煽られているような感じがして、こちらもついスピードを上げてしまう。
ほぼ箱形の我がエブリイは車高が高くその上、屋根にルーフボックスを載せているから風に弱く、スピードを上げるに連れて車体が右に左にと振れてくる。

そのため見る目的の場所がない限り、旧来の国道を制限速度+10キロ未満で走るようにしている。
ここは能越道と接して走る国道160号線の富山湾がそろそろ終わる辺り。
能越道からでは見ることのできない、能登の能登らしい景色が楽しめる。


道の駅「いおり」。
ほんの数メートル先が海という、恵まれた立地にある。


道の駅「いおり」の売店。
これまで見てきた道の駅に比べて実に小ぶり。
管理人はこれまで多くの道の駅に立ち寄ってきたが、「道の駅として造った施設」もあれば「既存の駐車場やドライブインなどを道の駅にした」という2種類の道の駅がある。
いずれにしても国交省の基準に合致した施設が道の駅として認められる(はず)。
ここ「いおり」はおそらく後者であろう。
ちなみに管理人が初めて「道の駅」と出合ったのは30年前にキャンピングカーで北海道を廻っているときだったと記憶している。
ただの駐車場、という印象が強かった。


道の駅「能登食祭市場」。
ここも前の画像で説明した後者の道の駅で、七尾湾に面し、七尾駅から近い。
着いたのが8時20分なので道の駅ガイドブックに書かれている8時半オープンにちょうどいい時間だった。
しかし、入口の案内を見るとオープンは9時となっていた。
40分も待つのは厳しい。
公園を散策しただけで立ち去った。


道の駅「あなみず」
鉄道の駅(のと鉄道七尾線「穴水駅」)が併設された珍しい道の駅である。
駅舎はこの左にある。
管理人、道の駅に立ち寄るとそこは車中泊に適した立地にあるのかどうかをまず考える。
ここでいえば鉄道の駅ということもあって、駐車場を囲むようにして建物があり、衆人環視の下で車中泊しなければならないような気がした。


穴水駅構内
七尾駅との間、33.1kmを結んでいる。
のと鉄道七尾線は数奇な運命を経て現在に至っていることがウィキペディア(Wikipedia)で理解できる。


道の駅「のと里山空港」。
羽田への発着があるらしい。
おそらくこの建物が道の駅になっているのだろうが、空港であれば夜間の出入りは出来ないはずで、そうなるとトイレの利用に困る。
そう思って敷地内を車で走ると公園の一角にトイレの建物が見つかった。
とはいえ、全体があまりにも広大かつ茫洋としていてここを車中泊の宿泊地にするには心細いと感じた。
この位置から飛行機の一部が見えたので発着場はこの建物の向こう側にあるのだろう。ただし、時間の都合で見学には至らなかった。


道の駅「桜峠」。
山の中にある道の駅なので周りに特に見るべきものがなく、トイレを借りてすぐに立ち去った。


能登半島は全体的に交通量が少なく、スピードを出すのが苦手な管理人にはとても走りやすい。


能登半島の突端、禄剛崎(ろっこうざき)の手前20キロの赤崎海岸に着いた。
9月に来た場所である。
9月の旅ではここで折りかえして帰路に着いたが今回はもう少し先に進み、見附島まで行く予定だ。


岩礁の海を眺めながら堤防に沿って歩いていると、目を見張る光景と出合った。
立山連峰が一望できるのだ。
9月を含めてこれまで数回、ここを訪れているが、この海の向こうに立山連峰が見えるなどまったく想像もしていなかっただけに大きな発見をした気分になった。


能登の人気スポット、恋路海岸に着いた。
管理人の他に人はいなかった。


う~ん、そうかぁ、なるほど!
泣ける話ではないか。


今回の車中泊の旅の最終目的地、見附島までやってきた。
弘法大師が発見したとされ、高さは28メートルもあるそうだ。
その形から軍艦島とも言われている。
ここからも立山連峰がよく見える。


見附島を後にして今日の宿泊地である能登島へ向かった。
能登島に渡るにはふたつの方法があるが、能登半島を南へ下る場合は穴水町まで戻って国道249号線を南下して能登島の北にかかるツインブリッジを渡る。
ここから見えるのがそのツインブリッジ。
実は見附島から穴水町まで戻るのに海岸線を走るつもりだったがカーナビに従うままに走ったところ、往路と同じ「のと里山空港」脇を通過するという失敗を犯した。
カーナビ、管理人はスマホにYahoo!カーナビとGoogleマップを入れているが、出発地と目的地の間に経由地点を指定しないともっとも短時間で到達できる道を選んでしまうのだ。もっと精通しなくてはいけない。


この橋を渡ると能登島。


道の駅「のとじま」。
9月に来たときは日没後に着いたため入口はすでに閉じられていたがまだ16時前。
売店を覗いたところ地酒があったのでワンカップを2本とつまみを買い、車中泊に備えた。
なお、駐車場はこことは別の場所にもあり、トイレもあるから車中泊に不自由はしない。


今日のブログではタイトルにある「車内の暖房」についてふれていないが、暖房はこれまでと同じようにイワタニのガスストーブ「風暖」を使い、就寝時には封筒型の寝袋とそのなかに毛布を入れているだけで、それ以外なにもしていない。
車中泊仕様に改造した我がエブリイの防寒性能は4泊5日の旅で発揮されると思いきや、予想外に温暖な日が続き、上に書いた方法だけで3日目の夜を迎えようとしている。

とはいうものの、深夜にトイレに目覚め(なにしろ年寄りなもので)て車外に出たときはそれなりに寒さを感じる。
防寒対策を一切施さない車であれば車外と車内との温度差はほとんどなく、車内は凍え死ぬほどの寒さとなるが、上に書いたふたつの方法のうち就寝の際は「風暖」はオフにするから、実際には寝袋が命綱となっている。
が、ここでもう少し深掘りすると、実は他に3つの防寒対策がしてある。
具体的には、
 1.地面からの冷気の侵入防止
 2.荷室の窓からの冷気の侵入防止
 3.運転席の窓からの冷気の侵入防止
すなわち、居住スペースである荷室への冷気の侵入を防ぐ対策を施しているために寒さを感じることなく快適な睡眠が得られているのではないかと思っている。

さらに具体的な方法はブログにまとめてあるので興味のある読者においては上記1~3にリンクを貼っておくのでお読みください。
特に「1」はコンパネ+クッションフロア+養生マットという三重の対策をしたので完璧と言えましょう。
「2」はYouTubeを参考にプラダンを利用した遮蔽板が抜群の断熱効果を生み、「3」は家庭用の厚手の遮光カーテンが断熱を果たしている。

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