エブリイ車中泊・北陸4泊5日の旅、3日目(震度6に見舞われた見附島へ)。

始めに
エブリイ車中泊仕様車で行く北陸の旅、第4弾は先日、構築したサブバッテリシステムが信頼にたるものかどうかの検証を目的としている。

昨年9月に3泊4日、11月は4泊5日、5月は5泊6日の車中泊しながらの旅だったが、旅先は北陸4県(福井・富山・石川・新潟)のうち、3回とも福井県を除外したものだった。
福井県はさすがに遠い。
それが唯一、除外した理由だが、福井県を省いた北陸の旅はあり得ないというのが管理人の持論であり、物足りなさ感は否めなかった。

いつか必ず、エブリイによる北陸4県をまたぐ旅を実現させよう、そんな思いが日に日に高まり、今回に至った。


2022年6月21日(火) 曇り
震度6弱の大地震に見舞われた珠洲市見附島へ

■赤神~總持寺~窓岩~垂水の滝~■千枚田~■すずなり~■狼煙~見附島(泊)
■は立ち寄った道の駅

輪島市の道の駅「赤神」で朝を迎え、昨日とまったく同じ朝食を食べて今日1番目の目的地、輪島市門前町の總持寺(そうじじ)へ向かうことにした。
生憎、薄曇りで海は鮮明ではなかった。


5月にこの道を走ったとき、「總持寺」の大きな道標があったのが気になって時間に余裕のある今日、訪れることにした。
管理人に宗教心はまったくなく、せいぜい困ったときの神頼みレベルだが、歴史ある建造物を見るのは好きである。
總持寺の創建は今から700年前らしいので気持ちがそそられる。


總持寺入口。
正式には曹洞宗・大本山總持寺祖院というそうだ。
この門をくぐると受付があるので拝観料5百円を納めて中へ進む。


おぉ、凄いな!
これが山門とはな。


伝燈院
明治の大火によって多くの建物が消失した中で残った数少ない建物だそうだ。


鐘鼓楼と僧堂
入口でもらったパンフレットには各建物の由来が丁寧に書かれているが意味を理解することなく、建物の旧さに感心しながら見終えた。


總持寺から先は山道を走ることになった。
男滝と女滝という2本の流れが並行していて水遊びができるという「男女滝=なめたき」という看板が目についた。


暑いので水遊びでもしようかと思って沢に降りる道を探したところ、そこは草でふさがれていた。
案内板には車のまま下へ降りられる道も描かれていたがそこも草で覆われていてUターンにも苦労するほどだった。
せっかくの観光資源なので放置しておくのはもったいないとは思うものの、多くの人が訪れるような場所ではなく、整備費用を考えれば仕方がないのであろう。


再び海沿いを走る道に出たので車を停めて息抜きをする。
天気は回復して青空が広がってきた。


道の駅「輪島」手前で見た道標に従って、灯台があるという鴨ヶ浦へ行ってみることにした。
灯台は特に目を見張るものではなかったが、灯台から見下ろす岩礁の海は美しかった。
あの岩礁の上は歩けるようになっているらしい。


岩礁に造られた海水プール。
水泳技術向上を目的としたものらしいが、今でも使われているのかどうかはわからない。


輪島港にも行ってみた。
これが日常の光景であれば見飽きてしまうだろうが旅先で見るのは新鮮味があっていいものだ。


海に沿った国道を走って道の駅「白米の千枚田」に到着。
ここは先月も立ち寄った場所だ。
先月と大きく違うのは観光客が少ないことだった。
おそらく19日と20日に発生した地震の影響であろう。


千枚田はその名の通り、大小合わせて稲田が千枚あることから名が付いている。
海に向かって迫り出した急斜面を段々状に開拓して稲田にしたもので、狭い国土を利用した日本人の知恵というべきか。
先月立ち寄ったとき、稲田は乾燥していたが田植えが終わって今は稲の緑が目を惹く。
遊歩道があって稲田の間を歩けるようになっている。
一般車は入れない場所に数台の車が駐まっているがなにかが行われているのだろうか。


駐車場に車を停めて降りると稲田の中に人がいる。
近くに行って話を聞くと雑草を取り除いているとのことだった。


千枚(実際に千枚あるのかわからないが)の稲田にはそれぞれオーナー(スポンサー)がついていて、管理を地元に委託しているようだ。
もちろん有料で委託しているのだろうが、そうして日本の原風景が守られている。
オーナーの中にはあれっと思う著名人や芸能人もいた。


海と田んぼの取り合わせという、海なし県に住む管理人には新鮮な光景をたっぷり楽しんで先へ進んだ。
お次は「窓岩」。
大きな岩の真ん中に空いた穴を窓に見立てて名が付いている。
波による浸食によって岩に穴が空いたそうだが、一体どんな波が来れば穴が空くのだろう?
すぐ近くを国道が走っているし住宅があるので数十年や数百年前のことではない。
昔は想像もできないほど深く険しい海だったのだろう。


山の斜面から海に直接流れ落ちる珍しい滝、「垂水の滝」。
滝の真下まで行くことができる(飛沫がかかるが)。
今日は駐車場から遠く眺めるにとどめた。


5月の車中泊地、道の駅のろし。
前回はここを起点にして禄剛崎灯台から眺める夕陽と朝陽を堪能し、翌日は海岸に沿って整備された(とは名ばかりだったが)遊歩道往復16キロのトレッキングを楽しんだ。
今日は到着が早かったので土産物を買って次の目的地へ向かった。
できるだけ多くの地で車中泊を経験したいと考えている。
ちなみにこの辺が19日と20日の地震で能登最大の震度に見舞われた場所。
店の人にその時の状況を聞けば良かったなと思ったのは、走り去ってかなり時間が経過してからだった。


能登半島突端の珠洲岬付近。
風が強くなり海が荒れてきた。


5月の北陸旅行でも立ち寄った銭湯(@460)。
地元の人だけが利用するらしく浴室にシャンプーやボデーソープはなく、戸惑ったが、経営者の厚意で一式貸してくれた。
その反省から今回は持参したものの、車から下りる際に持っていくのをすっかり忘れて前回と同じ結果を踏んでしまった(きっと暑さのせいだ・笑)。



2005年に廃線になった能登線珠洲駅の跡地を利用した道の駅「すずなり」。
珠洲市中心部にあって利用者が多いが車中泊をするには人目が気になるため前回も今回もパスした。


19日に震度6弱、翌20日は震度5強の地震に見舞われた珠洲市。
テレビのニュースにもあったが珠洲市の観光スポット見附島(この画像)は岩の一部が崩れて海に落ちた。
島に続く石積みの歩道が途切れたところに崩れた岩が堆積しているのが目視でもわかる(薄茶色の岩肌に比べてやや濃目の茶色)

ここへ来るまでの間、幸いなことに山の崩落などはなくまた、家屋の倒壊も見られなかった(ただし、あくまでも表面上のこと)。
2011年の東北大震災のとき、我が日光も震度6弱を記録したので震度5や6がどれほど大きな揺れなのか管理人は体験として記憶している。珠洲市が最大震度の他、能登半島全域で強い揺れとなったらしいが住民はきっと大きな恐怖に見舞われたであろうと想像する。


今日は見附島が望める市営の駐車場を借りて車中泊することにした。
広い砂浜とキャンプ場、きれいなトイレ、近隣住民の人々が散歩を終えて帰った後の広々とした駐車場。
公共の場での管理人の車中泊スタイルは車外にテーブルやイスを出さない、もちろん車外で調理はしない、ゴミを出さない、歯磨きはコップ1杯の水で済ませるというものだ。
車1台で2台分のスペースを、車2台で3台分のスペースを占有し、ゴミを置き去りにして帰る車中泊者がいて評判を落としているようだが、彼らとは一線を画した車中泊としたい。



本日の走行150KM
・總持寺を見学64分 @500
・千枚田を散策33分
・■狼煙で「いしり」を3本購入 ¥1780
・「海の見える銭湯」で入浴 ¥460
・珠洲市の食料品店で買い物 ¥987
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合計 ¥3727

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