ズミが咲き出したぞ!

国道から1キロも歩けば、純白のドレスをまとった花嫁みたいに、楚々として美しいズミと出会えることから、これを楽しみに毎年6月に訪れるファンもいるくらい、奥日光の6月の風物詩とも言える光景が広がります。
湿原で有名な戦場ヶ原の乾燥化の代名詞となっているズミは、しかし美しい花の代名詞でもあります。
1センチほどの小さな花をたくさん付けた枝は、遠くから眺めると木全体が真っ白な綿帽子のように見え、ひときわ目立ちます。
あんなに木肌の汚い木がどうして、これほどきれいな花を付けるのだろう、と私などは考えるのですが、天は二物を与えずの言葉もあるとおり、これが自然界の法則と思えば納得がいきます。
真っ赤な蕾は咲く手前で淡いピンクの色に変わり、咲くと真っ白になる不思議な花で、蕾だけ眺めていてもきれいで飽きることがありません。
これから10日前後は訪れる人の目を楽しませてくれることでしょう。

ズミのつぼみ
赤からピンクに変わり、間もなく咲こうとしているズミ。

ズミの花
これから10日前後はこんなきれいな花が楽しめる。

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