「細切れ、遊び心で踏査 日光修験・三峰五禅頂の道」

2015年、新年あけましておめでとうございます。

毎年なにも考えることもなく新年を迎えてしまう管理人としては珍しく、誓いを立てた(^^;)。

これ↓が誓い
今年はこの本を読みそして、実践しよう(少しだけ)。
室町時代に全盛期を迎えたとされる日光修験の道を、著者の池田正夫氏が6年の歳月(平成11年62歳から、平成17年68歳まで)をかけて丹念に歩いてまとめたのがこの本。
タイトルにつられてずいぶん前に入手したものの、頁を開くとすぐに眠くなってしまうため「つん読」状態であったのを久しぶりに開いてみると、これまでなんの気なしに登っていた日光の山々に日光修験の跡がたくさん残されているそうで、ありゃ~それならもっと早く読んでおくべきだったなぁ、と今さらながら思うこの頃。

管理人がこれまで登った山の中では外山、鳴虫山、男体山、女峰山、太郎山、大真名子山、小真名子山、まだまだ出てくるのでこのへんでやめておきますが、とにかく身近にある山の多くがかつて日光修験で使われていたことがこの本によってよくわかります。
それに登山の本としてもおもしろいしピークを目指さなくても十分、楽しめることを教えてくれます。

そこで考えたのは数少ない資料を手がかりに全踏破を果たした池田氏に倣うなどとてもおこがましいので、全踏査ではなく年に数カ所だけ、修験ではなく遊び心で、であればこの本の数頁くらいは管理人でも可能かも知れないということ。

そうだ、今年のテーマは「細切れ、遊び心で踏査 日光修験・三峰五禅頂の道」、でゆこう!!
買うのに勇気を必要とするほど高価な本なので読んだらそれで終わりではなく、活用しなくてはね。

※三峰五禅頂・・・さんぶごぜんじょう
冬の冬峰、春の華供峰、夏の夏峰、秋の五禅頂のことで峰を「ぶ」と読むのだそうです。厳しい修行だった様子が本から伝わってきます。