細尾峠~薬師岳~地蔵岳~夕日岳は快適な縦走路であった。

2014年10月29日(水) 快晴
細尾峠~薬師岳(1420M)~地蔵岳(1483M)~夕日岳(1526M)~細尾峠

長年の常連客であるWさんから細尾峠を起点に薬師岳~地蔵岳~夕日岳縦走のお誘いをいただいた。
日光は2千メートル級のいい山がたくさんあるのでこれまで低山はツツジが見られる鳴虫山(1103M/標高差520M)など、なんらかの魅力的な特徴をもった山しか行くことがなかった。

しかし、今年は脚力が衰えて2千メートル級に登るのは困難なため、5月以後はリハビリとして霧降高原を中心に脚力の衰えている私でも可能な山を集中的に登るようにしている。
中でも霧降高原の丸山(1689M/同354M)は冬から通い始めて11回も行った私のお気に入りで、他にも山頂まで1時間もあれば十分な外山(880M/同220M)にも通い始めるなど、もはや手当たり次第といった感じで登っている。

さて、Wさんが誘ってくれた縦走路は奥日光の茶ノ木平から鹿沼市の古峰神社へと続く修験者の道で古来、よく使われていたらしい。
ケガから復帰した私にはアップダウンも激しくないし距離は往復で約10キロと、まさに私のためを思ってWさんが誘ってくれたのだと思いたい。
紅葉の盛りには遅かったがその分、落葉した木々の間から多くの山が覗き見え楽しめた。


9:06
起点は細尾峠が一般的。日足トンネルができてからほとんど使われなくなった九十九折ばかりで直線路のない旧道の峠で、バス便はないからマイカーが頼りとなる。写真は細尾側から足尾側を撮ったもので右へ行くと茶ノ木平。写っている人物がWさん。
日光駅方面から行く場合は細尾大橋を渡って分岐を右へ行くが、バイパスの日足トンネルを抜けて左折した方が短時間で到着する。
細尾峠


9:31
薬師岳への途中で振り返ると木々の間から男体山が見えるが葉が茂っている間はこの展望は無理そう。
薬師岳


9:58
薬師岳山頂に到着。細尾峠からの距離は1.1キロと短いが標高差は220メートルあるので急登を余儀なくされた。
薬師岳


山頂からは男体山を始めとする日光連山が一望できる。
薬師岳


ここから丸山、大木戸山、三の宿山を経由して和の代に降りる縦走路も見える。
薬師岳


10:13
ここが修験道であることを思わせるような祠が。
薬師岳


10:38
温度計は持参しなかったがそれなりに冷え込んだと見える。
霜柱


10:43
地蔵岳への快適な縦走路。先を行くのはWさん、とにかく足が速い。
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10:55
振り返ったらなんと白根山が。私の経験では中禅寺湖まで行かないと白根山にはご対面できなかったのでこれには驚きであった。
白根山


11:19
地蔵岳と夕日岳の分岐となる三ッ目。夕日岳は後にして地蔵岳に向かう。
IMG_6651


11:35
15分で地蔵岳に到着した。冬枯れで葉が落ちているので眺めはいいが緑の季節はどうだろう?
地蔵岳


地蔵岳のすぐ先にある祠。この先にも道が続いているが古峰神社へと向かっている。
ほこら


12:13
同じ道を戻って三ッ目を折れて夕日岳に到着。山頂を示すプラ板の標識は破損していて見る影もない。私は標識の類は好きでないしまして、こんなに景色がいい場所にプラ板というのはなんの風情もない。
夕日岳


ここからの眺めは薬師岳よりもさらに良く、感動すら覚える。
昼飯の場所をここに決め、おにぎりとあんパンをほおばる。
夕日岳からの眺め


帰りもこのような快適な縦走路が続く。
日光市街は紅葉見物の車で渋滞しているはずなので、渋滞を避けるためにも市街地を遅い時間に通過すべく、細尾峠には15時着を目標とした。
夕日岳


13:59
ここが問題の巻き道である。
地理院の地形図には細尾峠から薬師岳に登らずにそのまま地蔵岳に進めるような巻き道となっているのだが、夕日岳の戻りにその巻き道を歩いたところ地形図上の距離は300メートルにもかかわらずやけに長い。おまけに急な沢をトラバースさえする。
家に戻ってGPSで軌跡を見ると地形図上の巻き道から大きく外れたところを歩いたのがわかった。推測だが細尾峠~古峰神社を歩く人はほとんど例外なく巻き道を通らず、薬師岳を経由する。人が歩かないため、そのうちに巻き道が笹藪化して判別できなくなり、地形図を見なければ本来のルートは薬師岳を経由するものと思うようになる。
地形図に忠実に巻き道を歩く人もいて笹藪を適当に歩いてできた道が写真の道である、と私は理解しているがホントのところ、どうなんでしょうね?
巻き道


GPSのログをカシミール3Dに取り込み地形図上に表示したもの。
往路は細尾峠から薬師岳を経由して南下したが復路は地形図にある巻き道を通って細尾峠に向かったつもりなのだが。
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一番の危険箇所
細尾峠から薬師岳に向かって300メートル進んだところに今にも倒れそうな大きな木があり先に進むにはその下を屈んでくぐり抜けなければならないが、路幅ときたら50センチあるかないかと細くまた、沢へ向かって傾斜している。下は深い沢となっているし回り道はないので細心の注意を払って歩く必要がある(写真は薬師岳側からみたもの)。
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雑感
すぐ近くでこんなに快適な縦走を体験できるなど考えもしなかっただけに今回の山行はWさんに感謝しなくてはならない。
また、もはや私を凌ぐほど健脚になったWさんにとって亀足の如くノロノロ歩く私など足手まといであったろうと想像する。申し訳ないと思うとともに、私を連れ出してくれたのは本当にありがたいことと感謝している。
リハビリ特訓中の身なので来年はもう少し早く歩けると思います。またお声がけください。

データ
距 離:10.1キロ(GPSデータ)
標高差:329メートル(出発点と最高高度間)
ペース:景色を眺めながらのんびり亀歩き
09:06 細尾峠
09:58 薬師岳
11:19 三ッ目
11:35 地蔵岳
12:13 夕日岳(昼食)
14:50 細尾峠

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