古賀志山を4時間さまよって滝岩を発見したが管理人には怖くて手も足も出なかった。

2015年11月12日(木) 天候:曇り、気温:13度
赤川ダム駐車場~北コース水場手前で中尾根へ~岩を仰ぎ見ながら滝岩探し~諦めてP496へ~軍艦岩手前442M地点を南へ120m下る~滝岩発見~北コース~赤川ダム駐車場

昨日に続いて滝岩を探し歩くことにした。
昨日は管理人がこれまで歩いたことがないルートを歩きながらそれらしい岩つまり、落差7・8メートルで2つの岩が直角に合わさっていてその合わせ目にロープがかかっている、そんな実に具体性のない目標物探しだったことから結局、見つからず、目的を達することなく終わってしまったので今日もこれまで歩いたことがないルートをあてどなく歩くことにした。
我ながらじつに熱心というか、もし相手が人であればストーカー行為で訴えられてしまうのではないかと思うがこれも、日光の山では味わうことができない面白い魅力があるこの山を知り尽くしたい、その一存でのおこないなのである(^^)

その熱心さというか執念深さというか、が実を結んで今日、帰路に選んだルートで滝岩を発見できたのである。
それは往きに選んだルートからわずか30メートルしか離れていない場所の、しかも7月に一度、歩いた岩の裏側にあった。
正確には7月10日、盗人山への最短ルートを探して設定したルート上に落差2メートルほどの予期せぬ岩と出くわし、それを乗り切ったことがあるのだが、その岩の裏側がネットで見た滝岩であった。
目の前のロープがかかっている岩を登ろうとしているというのに、その裏側に隠れてほぼ垂直、落差5メートルもの岩があるとはいったい、誰が想像するというのか。

話は変わるが彷徨い歩き疲れて中尾根のピーク496で休んでいたところ、あとからやってきた男性と出会った。古賀志山まで車で15分で来れるところに住んでいるという、地元の人だ。滝岩へも行ったことがあるというのでその場所をお尋ねしたが管理人にはよくわからなかった。
日光の山のように山頂まで道が1本しかなければ、ここから10分歩いたところに道標があって、そこからさらに5分歩けば南側に男体山が見える場所に出る。その先のガレ場を歩いて樹林帯を抜けて30分で山頂、といった説明ができるのだが古賀志山で特定の場所を説明するのに、日光のように理路整然とはいかない。
なにしろ道が入り組んでいるし岩など無数にある。岩の特徴を説明するのにその姿形を言葉で言い表すのは無理だ。
したがって相手の話を聞きながらこれまでの経験から記憶を呼び戻し、その場所を想像するしかない。が、このときの話から滝岩の場所を想像することはできなかった。それだけ探し当てにくい場所にあるということであろう。
男性とはここで30分ほど立ち話。いろいろと貴重な話をうかがった。
以上、余談。


DSCF5150秋も深まり赤川ダム周辺の木々は色が濃くなってきた。
以前、宇都宮のOさんからいただいた写真を見ると正面に見える円錐形の木は朱色に染まるらしい。
帰りにあの木の正体を確かめてみよう。

 

DSCF5156ダムの東側に沿って今日のスタート地点となる北コースへと向かうが、あまりの美しさに足が止まる。

DSCF51669月の豪雨で橋が流されるわ斜面が崩れて大量の土砂が流れ込むわで北コースは現在、通行止めとなっている、、、が、地元の人は次から次へと北コースへ向かっていく。

DSCF5169コースが水路と化し地形が変わってしまったものの歩けないわけではない。

DSCF5174北コースと別れガレ場の斜面を地図の岩記号へ向かって登っていく。

DSCF5177大きな岩と出合った。感じとしてそれらしいのだが、そうではないのかもわからない。この岩の基部に沿って歩いてみよう。
省略するが結局、滝岩は見つからずここから3時間もさすらい、ぐるっと一周して同じ場所に戻ってきた。
岩の上部に30センチはあろうかというスズメバチの巣がある。そうか、空を飛ぶことができたら目標物はすぐ見つかるのになぁ、と羨む。

DSCF5185古賀志山を歩いていて良く出くわす現象として、尾根を歩いているうちにいきなり崖になることがある。落差が10メートル未満だと地図には岩記号として表示されないからわからない。
一周歩いて戻ったとき、南に張り出した尾根が見つかったので前例を思い出して進んでいったところ、写真のような崖になった。
ロープが張ってあるということはルートとして使われているらしい。ロープがあるところまで降りてみることにした。それにしてもこの光景はどこかで見た覚えがある。

DSCF5184お~、これだっ! 滝岩に間違いない。
この落差といい直角に向かい合った二つの岩といい、紛れもなく滝岩だ。やっと探し当てたぞ!
上から覗き込むと吸い込まれそうなほど見事に垂直に落ち込んでいる。
ロープは下がっているものの足の置き場が見あたらない。はて、この岩は上り専用で、下るべき性格のものでは ないのではないか、そんな形容がオーバーではないくらい足の置き場がない。とはいえ、ここまで来て元の道まで引き返すには時間がかかる。
どう、ためしに下ってみたら、、、と耳元で囁く声がする。きっと空耳であろう。大丈夫だよ、これまでの経験で、、、今度はもっとハッキリ聞こえる。その声に引き込まれるようにして、両手は勝手にロープを握り足は踏み出していた。

管理人、直角になった岩の空間を降りるというのはこれまで経験していない。両足を大きく開いて別々の岩で支えるという大股開きの姿勢で降り始めたものの、短足の上に股関節が硬いときているからこの姿勢はものすごく苦痛だ。それに左の岩には突起がほとんどないため足の置き場がない。ロープを握る2本の手と右足 だけで体を支えている格好だ。垂直なだけに重力がものすごい。
半ばくらいまで降りたところであぁ、もうだめ、腕が耐えきれない! 悲鳴が出た。こうなったら降りるよりも登ってしまう方がよさそうだ。
ロープの支点まで上り返して事なきを得たがこのとき思ったのは、あと10センチいや5センチでもいい、足が長かったらということであった。なんとも緊張感のない管理人なのであるw

DSCF5187幸い、別ルートで岩の基部に降りられるようになっていることがわかった。
岩を回り込んで降りてみるとまず、3メートルくらいのロープが下がっている岩の下に出た。
そうだ、これに間違いない。7月10日に乗り越えた岩だ。苦労して登ったのでよく覚えている。
ということはこの岩と滝岩は隣り合わせなのかぁ。登るのに必死で気がつかなかった。

DSCF5193滝岩はすぐ右隣にあった。
下から見上げると落差およそ5メートル。上から見たのではわからないがかろうじて足を乗せることができるくらいの突起がある。
あの突起に右足を、あそこの突起には左足を、とイメージを描きながら登ってみたが、下りほどではないが厳しいことに変わりはない。中間地点まで登って今日のところはお終いにした。
次の機会までに写真をじっくり見て攻略方法を検討しよう。
これまでロープや鎖が設置されている岩は大小20くらい、その存在を確認したはずだが、滝岩は最大級かつ最高の難易度をもつ岩であろう。

アケボノスギ/メタセコイヤ赤川ダムまで戻って往きに眺めた紅葉するという大きな木を確かめたところ、アケボノスギ(メタセコイヤ)であることがわかった。もちろん、あとから調べてだが。
ダムの堰堤の正面に見えたのが3本並んだこのアケボノスギで高さは10メートルくらいありそうだ。

DSCF5213スギ科の植物だが紅葉して落葉するそうだ。

DSCF5204それにしても大きい。まさに巨木。

DSCF5216イロハモミジ。
葉の分裂が少ないのと鋸歯が粗いのが特徴。

DSCF5224これはなんなのでしょうね。
カエデには違いないけれどあまりにも大きすぎて肉眼では葉の特徴が確かめられない。

かくして滝岩探しのさすらいの旅が終わった。今日も危険な挑戦をしたが何ごともなく無事に帰れたことに感謝。
でもこんなことを繰り返しているうちに、いつかは必ず大ケガするぞ、と自分を戒めることも忘れなかった。

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